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職人の技と心意気、科学万能の世界でもまだまだまねの出来ない遺しておきたい技術、そして消えていく技術……

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2003/08/20

職人の遺してくれるもの消えていくもの

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               「職人の遺してくれるもの消えていくもの」

                         2003.8.15【第26誌】

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◆ホームページ連動型メールマガジン

当メルマガをご購読頂いてる読者の皆様、また新たにご購読を頂けることとなり
ました皆々様、発行期日毎月15日の約束日を維持することが出来なくご迷惑をお
掛けしております。

書くことの楽しさと苦しさ、形になることの充実感、責任感、思いを馳せること
もなくあっという間の2年間がすぎてしまい2周年記念特集などと頭の中にはあっ
たのですが現状は発行期日もままならないこの体たらく!!

多くの方々に色々なご縁を頂けること、心よりお礼申し上げます。 感謝

◇お知らせ
メルマガサイト「まぐまぐ」より「まぐまぐ文庫」が出版され、その中の一冊に
私の書いたものが入っていまして、7月末で終了の予定が急遽3ヶ月延長販売とな
りました。

題名は「おーぃ だれかいるかぃ」内容は昭和30年代を中心に下町の長屋を舞
台にした香具師とご隠居の物語風なものや下町の日常などをおりまぜて書き上げ
ましたので改めてご一読頂ければ幸いでございます。

◇発売元:まぐまぐ文庫 http://www.mag2.com/bunko/

◇メルマガ専用ページ http://e-mono-jp.net/mail_magazine

■話の目録
│ 
├─● 最新情報┬江戸東京博物館歌舞伎公演【江戸東京博物館】
│       ├江戸の染物の技展【すみだ郷土資料館】
│       └そばやの二階劇場開演【江戸二八そば 寿々喜屋】
│
├─● 祭事情報┬亀戸天神祭り【亀戸天神社】
│       ├諏訪神社祭礼【諏訪神社】
│       ├東京高円寺阿波踊り【高円寺駅前】
│       └寅さんまつり【柴又帝釈天】
│
├─● 職人長屋┬幻灯洋洋【ひとりごと】
│       └夢ふくらみ、見て食べて楽しませる露店職人【カルメ焼き】
│       
└─● 昭和30年代ある日の下町情景【遊び道具に不自由しない時代】


◇最新情報

●江戸東京博物館歌舞伎公演【江戸東京博物館】

統芸術フェスティバル「江戸東京博物館歌舞伎公演」
 「小芝居再発見!〜根引の門松」
日時:9月5日〜15日(月・祝) 各日昼夜2回公演
料金:前売りS-3500円 A-3000円 チケットぴあにて発売
会場:江戸東京博物館1階ホール
 ・開演時間、休演日等については、お問い合わせ下さい。
出演:中村助五郎、松本幸太郎、中村歌女之丞、中村京妙、澤村國矢
   1,歌舞伎の解説
   2,原作=近松門左衛門 演出=兼元末次「根引の門松」
   3,振付=三世 藤間勘祖「豊後道成寺」

江戸東京博物館 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/index.htm

●江戸の染物の技展【すみだ郷土資料館】

日時:8月9日〜9月15日 月と第4火は休館 ◆100円 
開催:すみだ郷土資料館 03-5619-7034
住所:東京都墨田区2-3-5

すみだ郷土資料館 http://www.city.sumida.tokyo.jp/~kyoudobunka/

●そばやの二階劇場開演【江戸二八そば 寿々喜屋】

夏休み特別企画 芸能万華鏡

日時:8月29日 18:30開演(18:00開場)
会場:江戸二八そば寿々喜屋「そばやの二階劇場」
住所:東京都墨田区石原2-15-1
入場料:2,500円(前売・予約) 2,800円(当日)
     終演後、特製の蕎麦料理付き/お土産抽選会あり
出演:檜山うめ吉「奥の小座敷」 マジックジェミー「奇術」
   落語・鳴物 雷門花助 ゲスト 鈴々舎わか馬
※当日午前中までにお電話にて予約の方は前売り扱いにてお受けいたします。
申込み:寿々喜屋 03-3622-0213

江戸二八そば 寿々喜屋 http://e-sumida.gr.jp/suzukiya/

◇祭事情報

●亀戸天神祭り【亀戸天神社】

期間⇒8月24日(日)〜25日(月)
場所⇒東京都江東区亀戸3-6-1
交通⇒JR総武線・亀戸駅 徒歩7分
問合せ⇒亀戸天神社 TEL 03-3681-0010

●諏訪神社祭礼【諏訪神社】

期間⇒8月23日(土)〜24日(日)
場所⇒東京都荒川区西日暮里3-5 西日暮里駅側面上方
交通⇒JR山手線・西日暮里駅 営団地下鉄千代田線・西日暮里駅
問合せ⇒

●東京高円寺阿波踊り【高円寺駅前】

期間⇒8月26日(火)〜28日(木)
場所⇒東京都杉並区高円寺駅前
交通⇒JR中央線、総武線・高円寺駅 営団地下鉄丸の内線・新高円寺
問合せ⇒東京阿波踊り振興協会 TEL 03-3312-2728

●寅さんまつり【柴又帝釈天】

期間⇒8月28日(木)〜30日(土)
場所⇒東京都葛飾区柴又7-10-3
交通⇒京成金町線・柴又駅 徒歩5分
問合せ⇒事務局 TEL 03-3650-9876

◇職人長屋

●幻灯洋洋【ひとり言】

なんだか判らない不安定な天候、ついこの間やっと夏らしい、と思ったら雨は続
く気温は肌寒いくらい下がる。どうなってしまったのだろう。話は変わるが、東
京都の発案で「大江戸打ち水大作戦」と銘打って打ち水を都内で一斉に実施しよ
うと呼びかけている。

テレビでも呼びかけをしていたが100万人の参加規模に登録は1337件しか無い。
色々と媒体を利用して広報活動を行っているようだが、実際どれだけの人がこの
企画を知っているのだろうか。

このことを書いたのは決して野次馬根性で書いたのではなく、自分自身とてもお
もしろく興味のある企画だと関心をしている。だが、登録件数の少なさと同じよ
うに知っている人も少ないようだ。

実際、当日にはこの数字は当てはまらないとは思うが(そう願いたい)。
※私、登録1337件目。 町内回覧板がなつかしい。

大江戸打ち水大作戦 http://www.uchimizu.jp/

●夢ふくらみ、見て食べて楽しませる露店職人【カルメ焼】

今回は久しぶりに縁日の職人を紹介したいと思います。最近の縁日では香具師と
言われる、何らかの技術を売りにした露店を目にすることがとてもすくなってし
まった。これも時代の流れからのものだから仕方のないことだとは判っているの
だが、そんな中たまに見かけるカルメ焼の露店。

皆さんカルメ焼をご存知だとは思いますが念のため簡単に紹介。砂糖の焼菓子
で焦げ茶色のふっくらした円盤の様な形をしていて口に入れると香ばしさと甘く
表面のカリッとした部分と中のサクッとしていて口の中でスッと溶けてしまう食
感は何ともいえぬ味わいのある菓子です。

何となくカルメ焼の感じは伝わったでしょうか?屋台(露店)の特徴は、近く
に寄ると香ばしく甘いにおいが漂っていますからすぐにそれと判ります。
台の上には練炭の入ったコンロと銅で出来た底の浅い鍋、材料の粗目を煮溶かし
た水飴ような物(ザラメ=砂糖)、重曹を混ぜた卵白の入った器、焼けこげ年季
の入った鍋敷き、焼き上がりを乗せておくホウローの四角いバット(入れ物)、
最後に重要な部分のかき混ぜるための棒、以上が大まかな道具です。

銅鍋に粗目を煮溶かした種をすくい入れコンロにかけぐつぐつと泡立ち、やがて
泡の状態が変化してきます。ここぞと思うところで卵白に混ぜ合わせてある重曹
を割り箸の先に付け、ぐつぐつと泡立っている鍋の中に落とし、すりこ木棒を小
さくしたような棒で素早くかき混ぜながらコンロから鍋敷きの処へ置きます。

ここの見分けが職人の持つ感なのです。すると、あら不思議泡状の状態でどんど
ん大きくなってきます。やがて頂点の部分が割れひびが入りながら固まって行き
ます。ひとしきりの膨張が終わると再度コンロにちょっと乗せて鍋の底だけを暖
め、ぽんとたたくと鍋からはがれた円盤状のカルメ焼のできあがり。

いくつも同じ状態で同じ形に作り上げるには、やはりそれなりの時間が必要とな
るため、私のであったカルメ焼の露店はご年配の方が多かったです。ここにも後
継者不足の問題があり、やがて消えてしまうのだろうなと思います。

※カルメ焼作成経験:自宅で吸い物をすくうお玉(レードル)を鍋がわりにして
作った事がありますが、やはり素人?似たような物?は作ることは出来ますが、
何かがさがさした食感の悪い物しか作れませんでした。味はカルメ焼に近い!!
※重曹は卵白を泡立てた状態(メレンゲ)で混ぜて使用します。
※チャレンジしようとされる方は、くれぐれも火傷をしないよう注意してくださ
い。

◇昭和30年代ある日の下町情景

●道路も遊び場だった【遊び道具に不自由しない時代】

楽しきかな生まれ育った下町の想いで、東京は荒川区日暮里、昭和三十年初頭は
家もほとんどが木造、平屋、先の縁日の話にでた諏訪神社の境内からは浅草の仁
丹塔はもちろん遠方を見渡すと地平線のように見えた。
近隣の道路では明治通り(京成新三河島駅前)や道灌山通り(JR西日暮里駅前)
等の幹線を除き街中の道には自動車など滅多に通らない。
 
だから、道路も子供には遊び場の一つとなっていた。雨が降ったあとも遊び方が
あった、竹を半分に割りスキーと言って割った竹の上に乗っかってロープにつか
まり交代で引っ張る、アスファルトが適度に湿り気を帯びると竹などはとても良
くすべる。 誰が見つけたかは判りませんが、あちらこちらで同じ光景が見られ
た。

晴れれば、石蹴り、道路をキャンバスに見立て蝋石でにわか絵師に、ローラース
ケートも思いっきり出来た。舗装されていない路地などでは、べいゴマ、ビー球、
メンコ、とにかく遊ぶことは尽きることの無いくらいあった。テレビなど持って
いる家はまだ少なく、テレビを持っている家に見させてもらいに行った。これも、
付き合いの一つでした。

筆者宅もテレビが無く、一時期友達の家に夕方見に行きました。親も、そんな子
供の姿を見てかすぐに我が家も見せてあげられる立場になったときは何だかとて
もうれしかった記憶があります。
町内でも屋根にテレビアンテナが立っていることが、その家の状況を表すように
何か見栄みたいなものがあったようです。

まぐまぐ文庫「おーぃ だれかいるかぃ」

下町雑感
  ちゃぶ台が家庭の中心、おすそ分け
  醤油や味噌の貸し借り
  勝手知ったる他人の我が家 より、一部紹介

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