2003/07/17
職人の遺してくれるもの消えていくもの
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「職人の遺してくれるもの消えていくもの」
2003.7.15【第25誌】
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■話の目録
│
├─● 最新情報┬隅田川花火大会【墨田区文化観光協会】
│ ├徳川将軍家展【江戸東京博物館】
│ ├幕臣たちの幕末【すみだ郷土資料館】
│ └錦糸町河内音頭第盆踊り大会2003【錦糸町駅前】
│
├─● 祭事情報┬うえの夏まつり【不忍の池】
│ ├神楽坂まつり【神楽坂一帯】
│ ├深川八幡まつり【富岡八幡宮】
│ └亀戸天神祭り【亀戸天神社】
│
├─● 職人長屋┬幻灯洋洋【ひとりごと】
│ └烏鷺の戦いをずしりと受け止める碁盤【碁盤職人】
│
├─● 食の職人─食の老舗をご紹介【今月の逸品 佃煮 鮒五本店】
│
└─● 昭和30年代ある日の下町情景【夏休み 映画上映会】
◇最新情報
●隅田川花火大会
例年恒例となりました隅田川花火大会、打ち上げ総数20,000発で今年は江戸の
花火を再現した物も打ち上げの予定となっております。
開催:平成15年7月26日(土) 午後7時10分〜8時30分
当日荒天の場合、翌27日に順延となります。
打上げ場所:第1会場【桜橋下流〜言問橋上流】
第2会場【駒形橋下流〜厩橋上流
墨田区文化観光協会 http://kanko-sumida.com
●徳川将軍家展
徳川将軍家展・・・・・7月19日〜8月31日まで
◎夏休み・ふれあい体験教室
1【お箏を弾こう】
20日13時30分 締切4日 抽選で15名 小5〜中3 500円
2【子ども古文書教室】
24日13時30分 締切10日 抽選で20名 小5〜中3 500円
3【親子で聞こう戦争体験】
25日13時30分 締切11日 抽選で15名 小5〜中3 500円
4【親子工作教室パタパタ(変わり屏風)を作ろう】
26日10時 締切11日 抽選で15名 小5〜中3 500円
5【子ども浮世絵教室】
26日13時30分 締切11日 抽選で20名 小5〜中3 500円
6【子ども茶席】27日13時30分 先着40名 幼児〜高校生 500円
7【江戸の時の暦・カレンダーを作ろう】
31日13時30分 8月1日10時(2回連続)締切17日 抽選で15名
小5〜中3 1000円
◇申込み:往復はがき(1枚1講座、2人まで)に講座名、住所・氏名・
年齢・電話を書き同博物館(〒130-0015 墨田区横網1-4-1)へ
◎常設展示室ミュージアムトーク
「モノづくり江戸東京ー赤木コレクションの世界」・・7月18日・25日
◇常設展示について、学芸員が専門に基づいて解説します。いずれ
も16:00から。当日来館。集合場所は5階常設展示室日本橋下
◎常設展示特集展示
「モノづくり江戸東京ー赤木コレクションの世界」6月24日〜8月10日
※問合せ 03-3626-9974
江戸東京博物館 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/index.htm
●幕臣たちの幕末・明治〜勝海舟とその時代〜展
・7月5日〜8月3日 月と第4火は休館 ◆100円
※すみだ郷土資料館 03-5619-7034
●錦糸町河内音頭第盆踊り大会2003
恒例の錦糸町名物“河内音頭”今年は7月開催で規模も大きくなります。夏休
みは河内音頭から始まります。
日時:7月19日.・20日. 18:00〜21:30
会場:錦糸町商店街中心部一帯、ダービー通り、牡丹通りのT字形(錦糸町丸
井の裏あたりです。)
入場料:無料/模擬店多数/自由な服装でご参加ください。
主催:錦糸町商店街振興組合
※問合せ:03-3631-2882
◇祭事情報
●うえの夏まつり【不忍の池】
期間⇒7月17日(木)〜8月10日(日)
場所⇒台東区上野公園
交通⇒JR線・地下鉄銀座線・日比谷線・京成本線・上野駅 徒歩5分
問合せ⇒上野観光連盟 TEL 03-3832-0084
●神楽坂まつり【神楽坂一帯】
期間⇒7月22日(火)〜26日(土)
場所⇒神楽坂一帯
交通⇒JR線・地下鉄有楽町線・南北線・都営大江戸線・飯田橋駅 徒歩1分
問合せ⇒河合氏宅 TEL 03-3260-4983
●深川八幡まつり【富岡八幡宮】
期間⇒8月15日(金)〜17日(日)
場所⇒江東区富岡1-20-3
交通⇒
問合せ⇒
●亀戸天神祭り【亀戸天神社】
期間⇒8月24日(日)〜25日(月)
場所⇒江東区亀戸3-6-1
交通⇒JR総武線・亀戸駅 徒歩7分
問合せ⇒亀戸天神社 TEL 03-3681-0010
◇職人長屋
●幻灯洋洋【ひとり言】
「世の中何かが狂っている」などの言葉を使い大上段に構えても似合わないが
陰湿な事件が多すぎる。前回、マナーの悪さを書いたが今は「殺」の文字が目に
付く、中学生が幼児を殺した。殺した犯人が法律に沿った形で擁護される。
専門家ではないから法律の適用や真意、人権など良くわからないが、某お偉い
さんが「・・・引き回し・・・」などと言葉に出した気持ちよくわかる。
これを取り上げ野次馬になる気なども無い。
だが、許し難い事実。批評家になってしまうが「事が起きてから」あーだのこ
うだの言うより、事の起きない状況を創ることではないのだろうか?
説諭も出来ない愛の鞭をふるうこともでなきい環境、自分がすべて正しいと思
いこむ世情、ガキ大将のいない子供社会。
けんかにもルールがあつた。痛い度合いを知っているからそれ以上のことは攻
めない。敗者にも居場所を与える勝者の思いやりもあった。いいこと、悪いこと、
悪いことをすればどのようになるか見えない「抑止力」も働いていた。
寸止めの力加減は無く。今は「切れる」と言う言葉に変わっている。昔の学校
の教師の教え「悪いことをすれば殴られる」今の時代、こんな事したら裁判所が
いっぱいになってしまうのだろうか?
●繰り広げられる烏鷺の戦いをずしりと受け止める碁盤【碁盤職人】
「烏鷺」(うろと言います)などと通ぶった言葉を使いましたが囲碁の名称で
もあります。黒と白の石を交互に盤面の交点へ思いを込めて打ち進めて行くゲ
ーム、昨年はテレビで「光るの碁」なるアニメで一時、囲碁のブームが起きた
ようです。
今回は、碁の話ではなく碁に使用する道具の「碁盤」を作る職人さんの話です。
私も一時、西へ東へと天狗になり碁を打ちに出かけた時期がありました。
そのうち道具に興味を持ち専門店へ顔を出すようになり碁盤の奥の深さを知る
ことになったのです。
碁に興味がないと話が判らない事の無いように進めていきたいと思います。盤
面の材質は「木」です。木と言っても種類も沢山ありますし、碁盤に向く物、
不向きな物とありますが中でも最良な木が「榧」(かや)と言われる木です。
樹齢500〜600年榧の原木(貴重な資源で日本ではかなり少ない)、目通り(目
の高さで)直径1.2mから1.5m位の物を必要とします。十分に乾燥をした物を作
成する盤面の厚みに応じて木取りを行います。木ですから、年輪があります。
この年輪の入っている箇所により名称と当然価格も違ってきます。
無駄なく木の断面の木目を生かすのが職人の持ってる長年の経験と勘が作る物
の価値を決めてしまいます。ミスは許されません。
国産の榧材の碁盤「6寸柾天地柾」で1面400万円はすると思います。
木取りで「天地柾」「天柾」「四方柾」「追柾」とあります。
詳細の説明は省きますが、このように丸い素材の中で切り出したときの断面が
木肌の美しさに応じた名称と価値を見いだしています。材料を大事にすること、
使う者への職人の心意気が長い年月と共に作りだした切り出しの技術です。
切り出された盤材は何年かの歳月を掛けて乾燥を行います。そして、いよいよ
削りだしを行い、磨きをかけてから碁盤の心とも言うべき目盛り(線引き)と
星打ちを行い。完成品となるのです。
碁盤の職人としていますが、将棋盤も同じ方法で職人さんにより作られていま
す。名盤と言われる物は先に書いたごとく高価な物となっているのと、需要も
限られ安価な輸入物が入ってきているため職人さんの人数は減るばかりとなっ
ているのが現状です。
※何故、榧がいいかと言われる理由は木の香りが安らぎを与えてくれるのと木
自信が堅すぎず、柔らかすぎないために長時間打っていても疲れない等の利用
によるためです。現在は、輸入ものの安価な新榧なる物から色々な物が出回っ
ています。
※目盛り(線引き)には何種類の方法があり、有名なところでは刀盛りと言わ
れる日本刀の小刀の様な刀に漆を付けて一気に漆を乗せてしまう方法と定規の
様なもを当てておいてヘラでなぞっていく方法などがあります。
◇食の職人
●食の老舗をご紹介【今月の逸品 佃煮 鮒五本店】
創業明治27年、戦後、浅草寺御用達になり毎月2回、参拝者の朝がゆに使われ
る細切昆布と呼ばれ、ご愛顧頂いています。すべての商品は「小釜での手作り
でしか出せない味」が当店の売りです。
浅草寺から直接頂いた貴重な漆塗りの看板が店内に飾ってあります。商品によ
ってはすぐに売りきれとなる物もあります。
佃煮 鮒五本店 http://e-mono-jp.net/funago
◇昭和30年代ある日の下町情景
●スクリーンは校舎に白布、座席は運動場にゴザ【夏休み 野外映画上映会】
さあ、もうすぐ夏休み、と言っても時代は昭和30年代のある年の夏。夏休みの
宿題など気にせず、ただひたすら夏休みをどう遊ぶかの計画に没頭していると
処に町会からこんな回覧板が回ってくる。当然、すべての漢字にルビが入って
いる。
第一日暮里小学校 七月二十八日午後七時より映画上映会があります。
一話 「七変化狸御殿」
出演:宮城千賀子、美空ひばり、高田浩吉、淡路恵子、有島一郎
二話 「ビルマの竪琴」
出演:三國連太郎、安井昌二、北林谷栄、伊藤雄之助、三橋達也
確か、昭和33年頃から始まったように思うのですが?もう子供だけではなく大
人もこの日は早くから夕ご飯をすませて出かける準備をしていました。
客席は校庭すべてですからどこでも座れるし、スクリーンは校舎そのものに白
布を貼り付けた即席スクリーンでサイズも大きいから障害物が無い限りどこか
らでも見ることが出来た。
映像は当然、白黒。でも、十分満足できたしストーリーに引き込まれた。今じ
ゃ考えられないおおらかな時代、ボリュームもかなり高く上げていたように思
いますが、隣接の家などから苦情などは無かったようです。下町特有なのかも
しれませんが「おたがいさま」「みんなで楽しむ」これです。
ここで、今までこの話をしても私とほとんど同年代の方が何それ?と言われま
した。が、あえてこの話題を書いています。本当に私の地区固有の物なのでし
ょうか?もし、ご存知のかたがいらっしゃいましたらご一報頂けると個人的な
問題ですが安心できます。
話は戻り、映画ですから人も大勢集まる。そこに屋台も出るでちょっとしたお
祭り気分で楽しめたのでした。テレビも少しずつですが家に入り始めた頃でし
たがやはり大きなスクリーンそれも野外で見る開放感、行儀が悪いが寝ても見
られた。
入場料など無く、誰でも2本共無料で見ることが出来た娯楽。
記憶では昭和42年頃までは行われていて翌年からは終演となったように思い
ます。
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