2003/05/17
職人の遺してくれるもの消えていくもの
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「職人の遺してくれるもの消えていくもの」
2003.5.15【第23誌】
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■話の目録
│
├─● 最新情報┬まぐまぐ文庫販売開始【まぐまぐ】
│ ├祝3周年 下町人情電子商店街【e-すみだ2000】
│ ├メールマガジン発刊【お好み焼き こむぎ】
│ ├消し札 運竹から新製品【アバウト】
│ └隅田川花火大会【墨田区文化観光協会】
│
├─● 祭事情報┬三社まつり【浅草寺】
│ ├お富士さんの植木市【浅草】
│ └鳥越神社大祭【鳥越神社】
│
├─● 職人長屋┬幻灯洋洋【ひとりごと】
│ └身近な生活用具から芸術品まで【指物職人】
│
├─● 食の職人─食の老舗をご紹介【今月の逸品 下町のパン屋 富夢富夢】
│
└─● 忙中閑あり─大道の職人【竿竹売り】
◇最新情報
●まぐまぐ文庫販売開始【まぐまぐ】
新しい形の本の販売形式「リアルタイムパブリッシング」「あたたかい、でき
たての本」と銘打って「まぐまぐ」よりA5 版「まぐまぐ文庫」が販売されまし
た。
販売店舗では無在庫販売形式で選択購読紙を印刷から綴じまでを1分で行い、温
もりのある本をお渡しする今までに無い方法で販売を行っております。
また、インターネットでの販売も行っており購入もできます。現在、9誌が先行
販売され当メルマガもその中の一誌「おーぃ だれかいるかぃ」として参加さ
せて頂いております。
まぐまぐ文庫 http://www.mag2.com/bunko/
esbooks http://search.esbooks.co.jp/esb/campaign/fair_mag2.html
ebook-print http://www.ebook-print.com/
●祝3周年 下町人情電子商店街【e-すみだ2000】
墨田区内の商店、会社、飲食店、地域活動団体がインターネットに電子商店街
を開設し3周年を迎え4年目に入りました。紆余曲折、試行錯誤の繰り返しで
今また新たな体制を築きつつチャレンジ精神で挑んでおります。
売れる商品の開発、代金決済処理、配送料金の低減、課題は色々ありますが一
つ一つをハードルを越え運営をしています。
e-すみだ2000電子商店街 http://e-sumida.gr.jp
●メールマガジン発刊【お好み焼き こむぎ】
お好み焼き屋さんからメールマガジンが発行されました。毎月25日発行のメル
マガ、お好み焼きの焼き方からマル秘のレシピ、原材料を科学するお好み焼き
研究所まで内容充実、看板娘(^^)/ 美穂ちゃんからのメッセージもあります。
次号予告「キャベツの話?」なんだろなー!?
※購読無料 メルマガ申し込みは下記ホームページからできます。
お好み焼き こむぎ http://e-sumida.gr.jp/komugi
●消し札 運竹から新製品【アバウト】
おかげさまでご好評いただいている “運竹”の新バージョン発売。携帯電話の
ストラップに、財布、バッグ等の名札に又、ペンダント代わりにと。ペアで持
つおめでたい運竹です。結婚祝のプレゼントにはもちろん、5年、10年、2
5年〜の結婚記念日にも喜ばれること間違いなしです。
江戸小物消し札「運竹」は材料からすべて手作りで一字一字心を込めて書き上
げています。材質は竹、文字は漆(カシュウ漆)です。
江戸小物消し札「運竹」 http://e-sumida.gr.jp/about
●隅田川花火大会【墨田区文化観光協会】
江戸より続く「隅田川花火大会」の開催日程が発表されました。
隅田川花火大会7月26日(土)開催決定 (打ち上げ総数20,000発)
今年は江戸開府400年を記念し江戸の花火を再現した400発があがる予定です。
墨田区文化観光協会 http://kanko-sumida.com
◇祭事情報
●三社まつり【浅草寺】
期間⇒5月16日(金)〜18日(日)
場所⇒東京都台東区浅草2-3-1
交通⇒東武伊勢崎線 地下鉄・浅草駅
問合せ⇒浅草寺 TEL 03-3844-1575
●お富士さんの植木市【浅草】
期間⇒5月31日(土)〜6月1日(日)
場所⇒東京都台東区浅草2-3-1
交通⇒東武伊勢崎線 地下鉄・浅草駅
問合せ⇒浅草寺 TEL 03-3844-1575
●鳥越神社大祭【鳥越神社】
期間⇒6月7日(土)〜8日(日)
場所⇒東京都台東区鳥越2
交通⇒都営浅草線:蔵前駅
問合せ⇒鳥越神社 TEL 03-3851-5033
◇職人長屋
●幻灯洋洋【ひとり言】
人生色々・・・唄の文句ではないが、振り返ると何か色々やってきたなと思う
こと多々あり。ましてや自分の「本」が出たことは記録的驚き。思うが侭書い
た事が本として残る。自分自身、職人の意識だけは持ち続け、こう呼ぶのも何
だがこれしか言葉がないので御店(おたなと言わせて頂く)のご縁でお付き合
いさせて頂いている多くの人たちにより支えられて生きていることを実感する。
若い頃、ネット関係?の仕事と言っても専用線と言われていた時代でテレック
ス(印刷電信通信機と言っていた)ファックス(印刷電送機)と漢字で書いた
時代。
もって生まれた職人精神が全面に出てしまう性格から、技術職ながらよく仕事
のことでトラブルを起こす。
障害復旧が最優先なのに人間関係でトラブルを発生させてしまう。若かった事
もあり3年でサラリーマンに終止符を打った。あれから30年タイムカードに縛ら
れない職人業を営んでいる。途中、寄り道も多いが、すべて今ある自分の勉強
科目だったと思っている。
いつも真剣勝負これしかない。お返しできることは「何かお役に立てること」。
「損と得とあらば損の道を行くこと」が少しわかり、調子に乗りまた別の何か
を書こうと企んでいる 愚輩5?歳
●身近な生活用具から芸術品まで【指物職人】
指物(さしもの)職人、身近な生活に関わる道具をつくる職業でもある。たと
えば長火鉢、これは今、装飾品になっているが昔は普通の道具で引き出しが付
いていていつも火が入りやかんが乗せられお湯が沸いていた。
箱状に作られたものだが、すごいのは釘を使用しないですべて木組みで接合し
てあり主要なところの接着には膠(にかわ)で接着してある。火が入って熱も
加わるが木の部分が狂うことなどが無いのが職人のなせる技。
材料に使用する木材は年々も寝かせて乾燥させたものしか使用しないし、木を
何より大切にする。刻んだ木っ端も捨てずにとっておく、削りかす以外は小さ
くなっても大事な材料なのです。
飾らず、渋く、木目が見えるあっさりとした仕上げだがどことなく重厚な面持
ちがある不思議な存在感、級友の家が指物を職業としていたので遊びに行くと
家中が木の香りで包まれていたのを思い出す。
灯籠の形をした虫かごが特徴的に頭の中に残っている。夏に鈴虫を入れ軒先に
するしておくために作ったのだと言っていたが、子供らで虫取りに行くとき友
人はそれをぶら下げてきた。乱暴に扱うからどこか壊れる。だが、時間が経っ
てから見ると必ず修理されていた。
小物はたばこ盆から大物は正式名称は判らないのですが飾り棚の付いた箪笥の
様なものまであります。今は、アンティック調度品として安価な輸入品が通販
などで購入できますが、職人の作成したものなら?万円から?十万円はします。
指物の職人さんも年々少なくなっています。職人学校等で継承育成されている
ようですが、名のある銘品とは別の確実に一級の製品として市場に供給してい
るところが「堀の中の面々」の刑務所作業製品の作品のようです。こちらの話
も、どこかで紹介したいと思います。
「体験談」ではありません。念のため!!
◇食の職人
●食の老舗をご紹介【今月の逸品 下町のパン屋 富夢富夢】
大正ロマンをイメージした店舗、店前の隅田川の壁画は幅9メートル近くある
大きなインパクトのあるお店です。見応えもあるが、商品もまた材料に拘り良
いものを使用し下町価格で販売する。この心は確実にお客様にも伝わり日々製
造が間に合わない商品も多々ある。
下町のパン屋 富夢富夢 http://e-sumida.gr.jp/tomtom
◇忙中閑あり
●大道の職人【竿竹売り】
念のため、ここで紹介する竿竹売りは、昭和30年代を対象としていますので今
の時代あるものと混同しないでください。
「たけやーさおたけー」の声でやってくる。年に数回しか行商にこないが結構
繁盛していた職業人。
竹竿=物干し竿、今はステンレスになっているが昔は一般家庭のほとんどが竹
竿を使用していた。(洗濯屋はロープでした)
昭和30年代は竹竿が全盛でしたから、リヤカーに色々な長さの竹を積んでおじ
さんはやってくる。このおじさんの人気は、人柄もいいのもあるが販売してい
る商品の竹の仕上げが丁寧でサービスもいいので人気があった。
竹なので枝葉の処に節があるが、この節をきれいに削りヤスリを掛けて丁寧な
仕事がしてあるため。衣服が引っかかったり手に傷を付けることもないので安
心して使えるところにもあった。
この時代、まだ庭の様なスペースが各家にまだ残っていましたからそこの処に
柱を2,3メートルの間を開け2本立てて柱の上途中に袖のような竿が乗せられる
板を打ち付けて物干しにしていた。当然上の方に掛けるためには先がYの字の形
をした掛け竿が必要になります。
この竹竿売りのおじさんはこういった処の補修や作成を、竿を買ったくれたお
客さんにサービスで行っていた。素材が竹ですので月日が経つと壊れる。それ
で周期的に回ってくる訳です。買う人も皆心得ていて他の業者が来ても買わな
い。
ある時、今で言う処の実用新案のような代物が出て来た。これもおじさんが売
りに来たのです。当然飛ぶように売れるとはこのこと、それは何か?竹竿にビ
ニールのようなチューブを被せて上からお湯を掛けると竹にピッチリとシール
ドされて汚れもきれいに拭き取れる。今も販売されている名称は判らないので
すがブルーのチューブです。
売れに売れたチューブですが、竿竹売りのおじさんに落語の落ちのような話が
待っていたのです。竿竹の耐久性が増し商品周期が長くなるから、今度は肝心
の竿竹が売れなくなり、長尺ものの竿竹が鉄製パイプに変わり居住環境の変化
と共に消えてしまったいきさつのある職業人でした。
※今は無くなってしまった。店を持たず、大道を商売の舞台としてきた職業人
をテーマに紹介をしてきたのですが覚えているものもこれが限度となりました
ので、次回より「ある日の下町情景」と改題し、新たな職業人の話として書き
連ねて行きたいと思います。
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