プロ編集者による 文章上達<秘伝>スクール  RSSを登録する

中身が濃くて熱い。意外性がある。ヒーリング効果がある。目からウロコがボロボロ落ちる。プロが読んでる。文章を書かない人が面白くて役に立つと驚く。ハマる人はハマる超弩級なQ&A形式の文章メルマガ。話題の単行本第三巻『書く人』も激売れ中! 

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/02/06

秘伝-通算241号 「読みたいもの、書きたいもの、書くに適したもの」

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……・・ ・
  ┃ [プロ編集者による] 文章上達<秘伝>スクール
  ┃ http://www.hiden.jp/
  ┃
  ┃ 通算241号 「読みたいもの、書きたいもの、書くに適したもの」
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……・・ ・

   

  § 
  § [プロ編集者による] 文章上達<秘伝>スクール」
  §  〓書籍版金言集 No.005〓
  § 
  § ☆★☆-------------------------------------------
  § 
  § 
  § 
  §  作品は書き上げるまでは、ゼロです。
  §  書き上げたときに1になります。
  §  無から有が生まれるのです。
  § 
  § 
  §       
  § -------------------------------------------☆★☆
  § 
  § 『書く人 <プロ編集者による>文章上達スクール (3)』
  §  98ページ・【質問】取りかかりが悪い より
  §  書籍紹介⇒http://www.hiden.jp/hidenbook/-1.php
  § 



  ┏━━━━━━━━━┳★
  ┃<文章秘伝>ニュース┃
  ┗━━━━━━━━━┻★

【読めない書道反響】

『読めない書道』好評のようでした。たとえば、次のような反響が来ています。

 *
昨日はご指導いただきありがとうございました。
おかげさまで、楽しく参加させていただきました。

書道というと、昔から大嫌い&苦手で、クラスに一斉に貼り出されるのは
苦痛以外のなにものでもありませんでした。

「お手本通りに書けないことは、悪いことである」

という思いこみのようなものがあったと思います。
でも、昨日書き進めていく中で、

「筆と墨で表現することは、自由で楽しいことなんだ」

と、実感することができました。

微細な心の動きを表現するには、ペンや鉛筆ではなく、
やはり筆なのでしょうね。

うまく書けた、書けなかったというのに関係なく、書くことで自分の無意識の
囚われというか、「心の凝り」というのが見えてくる気がしました。
墨があふれたり、筆先が割れたりすることの全てにイミがあるのだと。

何か、自分で自分をカウンセリングするような感覚にも近いのかもしれません。
書道って奥が深い、と初めてそう思えました。

しかも、習字セットもいらず手軽に取りかかれる!
家でも、ときどきトライしてみます。
 *

「書道というと、昔から大嫌い&苦手で」という人が、「筆と墨で表現するこ
とは、自由で楽しいことなんだ」と実感できた、というのが一つのポイント。


【パンドラの箱を開けろ】

もう一つは、「自分で自分をカウンセリングするような感覚」。
これは意識的な回路ではなく、無意識の領域を働かせて書く、ということをす
るからです。
そうすると、ふだん自分の中で閉じてしまっている回路がわかります。
無意識への回路を開くと、人によっては心の中でパンドラの箱を開けたような
騒ぎになります。

パンドラの箱と言っても、出てくるのは、災厄ではなくて、もっと自由で自然
な自分自身です。いつも閉じこめている自由な精神が飛び出してくるのです。

だから、『読めない書道』は、字をうまくすることよりも、心を自由に動かす
というプロセスに本質があるのです。
字を書くことを通じて、自分の心と対話することができる、という意味で、「
自分で自分をカウンセリングするような感覚」というのは、言い得て妙でしょ
う。


【感性の奴隷化教育】

『読めない書道』の数日後、街を歩いていて、小学校の前を通り、たまたま書
き初めらしきものがたくさん貼ってあるのが窓から見えたのです。
「明るい未来」と、同じ文字が何十枚も並んでいました。
「明るい未来」の隣は「明るい未来」、その隣も「明るい未来」、どこまで行
っても「明るい未来」。
懐かしい光景ではありますが、なんてつまらないことをさせるのだろう、と思
いました。
同じ文字を同じお手本に基づいて書かせる。僕が子どもの頃から同じやり方で
す。
同じ字を同じように書かせる。それでも、少しはクセのある字を書く子どもも
いますが、それは、もちろんマイナス評価で、お手本に似た字を書く子どもが
先生にも友だちにも「うまい」と褒められるのでしょう。
そうやって、個性を削って均質化していきながら、個性を伸ばす、というお題
目は後でとってつけたように言うのが今の教育です。

個性やオリジナリティは後からくっつけてつくようなものではないのです。
一回お手本のような字がうまいと刷り込まれてしまうと、そこから自由になる
のは容易ではありません。抜け出す以前に、書道が嫌いになってしまいます。

『読めない書道』は、そういう既成概念から全く自由な書道です。
書道ではない書道とも言えるかもしれないし、いちばん書道らしい書道とも言
えます。


【少人数が予想される…?】

というわけで、2月15日(日)14時より、第二回の『読めない書道』行います。
もう次の日曜日です。だいぶ告知が遅れてしまったので、参加人数が少ないの
ではないかと心配しています。
どうしようかな〜、とちょっとでも思っている方はぜひ参加してください。
人数少なめで、ゆっくりお話できると思います。

なにしろ僕が開発したものですから、他では体験できません。
何万円もするビジネスセミナーや、気づきのセミナーよりも、ある部分濃いと
思いますよー。

一回目とは全く違うアイデアがたくさんありますので、リピーターの皆様も心
と表現のマッサージにお越しください。
消しゴム判や、落款、スタンプなど朱印で押したいものがあればお持ちくださ
い。

お申し込みは、今すぐ↓

◆送信要領
[メールタイトル] 『読めない書道』申し込み
[本文] お名前・年齢・性別・ひとこと(自己紹介など)
[送信先] entry@hiden.jp
※自動送信にてメールが届きますのでご確認下さい。
届かない場合は、別途info@school.club.ne.jp(案内係)までお問合せ下さい。


『読めない書道』詳細
http://art.hiden.jp/shodo/

『消しゴム判の楽しみ』
http://art.hiden.jp/shodo/stamp.php


*************************************************


〜通算239号
●「子どもが本を読まない」の反響●

プロの児童文学者の方からメールをいただきました。
公的な活動をなさっている方でもあり、宣伝にもなるかもしれないので、実名
で掲載させていただきます。

----------------------------------------------------------------------
村松さま

いつもわくわくしながら読ませていただいています。
(時々、mixiにもおじゃまして読ませていただいています)
子どもの本についてということで、さらに興味深く読ませていただきました。
子どもの本を書く側からも一言感想を・・・と思いまして。

子どもは、本当に本を読まなくなりました。
刺激的な楽しいものがたくさんあるのだから
仕方がないかな・・と思いますが。
それにしても、ちょっと長い文を一目見ただけで
「いやだあ!」と叫ばれるとがっかりします。
それでは、ひたすら楽しいお話を作ればいい・・と言われそうですが、
(実際にそういう本が売れているのですが)
どこまで行ってしまうのだろう・・・と怖くなったりもします。
でも、一昨年、わたしの作品が沢山の子どもたちに読まれる機会を得て、
考えが変わりました。
感想文を書いてくれた子たちの読みの深さに、驚きました。
心配しちゃって、ごめんなさい・・という感じでした。
本を空気のように欲している子は、必ずいるんですね。

ちなみにうちの子は、小さい頃どんなに読み聞かせをしても、
本に見向きもしなかったのですが、大学生になってから突然、本読み魔に
なりました。書いたりもしているらしいです。
「なぜ?」 と尋ねると、「お母さんが、あまりにも楽しそうだから」という
答えでした。
・・・書くときは、結構苦しんでいるつもりなのですが・・・。
子どもが興味を持ったとき、そこに本があればいい、と思います。

とりとめのない感想ですみません。
これからも、楽しみにしています。

児童文学作家  ひろはたえりこ
----------------------------------------------------------------------
●村松コメント●

>でも、一昨年、わたしの作品が沢山の子どもたちに読まれる機会を得て、
考えが変わりました。

お、かなり売れたのですか?
よかったですね。

>感想文を書いてくれた子たちの読みの深さに、驚きました。
心配しちゃって、ごめんなさい・・という感じでした。
本を空気のように欲している子は、必ずいるんですね。

読者は闇の中にいるでしょう?
自分の想像力がその闇の中に、言葉が届くはずの人を手探りする。
きっといるはずだ、と、なるべく遠く、なるべく深くに言葉を投げかけてみる。
いるかいないかではなくて、自分が確実にそこまで自分の意識を届かせられた
かどうか、が問われています。
届けば、必ずそこに人はいるものだと感じています。

出版という「ビジネス」の中ではそういうことが見えにくいものです。
本が売れない、というような状況論とは別のところで、本はいつまでも書くべ
き人によって書かれ、読むべき人によって読まれていくものだと思っています。

お子さんが本が好きで、書くのが好き、というのは楽しみですね。


〜通算240号
●「富と不況の話」の反響●
----------------------------------------------------------------------
富と不況のお話、共感しました。
もやもやと思っていたことを、はっきり言葉にして表していただいた感じで、
拝見していてとてもすがすがしかったです。これぞ、「よく言ってくれた」と
いうか。

わたくし自身は、お話に取りあげられていたIT業界で働いておりまして、
まだぼちぼちやっていけていますが、
将来性などで選んだ結果ここにいるわけではなく、
ゲームが好きでコンピュータが好きでネットワーク社会がおもしろくて、
好き好きだけでここまできたら、たまたま盛っている業界だっただけのことな
のです。
そして、人がどんどんいらなくなるシステムを、毎日作っています。

単純労働から解放されたら、どうするのか、考えていかねばなあとの思いをあ
らためて強く持ちました。
----------------------------------------------------------------------
●村松コメント●

>単純労働から解放されたら、どうするのか

この想像力は大切だと思います。ヒマがあってもパチンコしたり、ごろごろと
テレビを見るだけであれば、味気ない世界だと思うのです。
もっと創造的に遊ばなければね。
そういう面から、これから芸術ではないのかな、と思っているのです。それも、
人がしたのを受け取るのではなく、自分でやる芸術が面白いと思っています。
芸術って、やりようによっては全然お金かからないしね。


●「富と不況の話」の反響 その2●
----------------------------------------------------------------------
東欧在住の**と申します。
「富と不況のお話」、大変共感しました。

今、自己責任論が支持されていますが、
これほど危険な考え方もまたとないように私は思います。

なぜなら、本当の責任の所在をうやむやにし、
全てを「本人の落ち度」としてなすりつけることができるからです。

私が政治家なら、国民が自分たちの貧困を自己責任論で片付けてくれたら、
これほどラクなものはないし、高笑いが止まらないことでしょう。

自己責任論は、一見、立派に聞こえますけど、
その先にあるものは思考停止です。

そして今、多くの人が、もっともらしい自己責任論を唱え、
問題の本質を見ようとしないことに危機感すら覚えます。

村松さんのお話は、非常に納得の行くものであり、
今一度、多くの人に考えて欲しい問題でもあります。

私が言葉に出来なかったモヤモヤを、すかっとまとめて下さって、
本当に嬉しく感じました。

これからも物事の本質を突いたお話、楽しみにしています!
----------------------------------------------------------------------
●村松コメント●

自己責任か、社会の責任か、という二元論になってしまうと、議論は不毛にな
りますよね。その中間で多くのことは起きていると思います。
おっしゃるように、自己責任論は、権力者にとってだけ都合がいいものだと思
うのですが、どうも権力を持っていそうもない人が、自己責任論を声高にいう
ことに快感を覚えているような状況にはちと首をひねります。



*************************************************




「読みたいもの、書きたいもの、書くに適したもの」




●質問●

作家志望の方に意見を求められて、答えに悩んだのでそのまま質問させてもら
います。
「読みたいもの、書きたいもの、書くに適しているもの、は別々か」というこ
とです。

普段好んで読むジャンルの話を書くのが良いのか、書きたいものを書くのが良
いのか、それとも個人個人で書くに適したもの(文体や雰囲気、知識やなにか
で、合ったジャンルや話)を書くのが良いのか……。
わたしは、書きたいと思うもの、誰かに伝えたいと思うこと、を書けば良いの
ではないかと思うのですが。人によって意見が違うようですし、「私はどうい
うジャンルを書いたら良いと思う?」と時折尋ねられるので。そう尋ねられて
みると、自分に合っているジャンルというものがあるのかどうか、確かにわた
し自身も気になります。


●答●

書きたいことでなければ仕方ないし、書けることでなくては仕方ありません。
だから、書けるジャンルは全部書いてみればいいのです。
ただし、書く、という以上、いつも言っているように、「書き上げ」なければ
なりません。

この時点で相当なフィルターがかかると思うのです。いろいろな小説を書きか
けては放り出して、「何のジャンルがいいんだろう?」と考えていることは、
考えているうちに入りません。

自分が書き上げられるもの、という範囲の中で、そんなにたくさんジャンルが
あるのなら、あらゆるジャンルに挑戦してみればいいでしょう。
そんなにたくさんの小説を書けないならば、優先順位をつけなければいけませ
ん。
当たり前のことです。

小説家には、人が通り過ぎてしまうことをうじうじと悩む能力も必要ですが、
決断力も大切です。
作家志望、ということならなおさら、「私は何を書けばいいのでしょう?」と
人に聞いている時点で資質が疑われます。

もし、その人がそれでもいくつかのジャンルの小説を書き上げたら、それを人
に読ませ、その結果、自分の書くべきジャンルを見極めなければなりません。
そして、見込みのないジャンルは捨てる。
これも決断です。

企業活動を見てみれば、企業は自分の得意領域、確実な将来性のある領域に人
と設備投資を集中して、他はリストラします。
その中にはつらい決断もあるでしょう。しかし、そうしなければ、競争の中で
は生き残れない。
楽しみで書くなら、あやふやでもいいですが、プロになりたいなら、厳しいく
らいに見切っていくことが必要です。

一つに全力を傾倒して、本当に実力のある作家になったら、他のジャンルに挑
戦してみてもいいでしょう。
マンガで見ますと、手塚治虫や、石森章太郎、横山光輝といった草創期の人た
ちは、じつにさまざまなジャンルに挑戦して成功しています。
しかし、それはものすごいボリュームの実験や努力や修業時代の厚みに支えら
れていると思います。
まず一つのジャンルにとことんチャレンジすることが大切でしょう。

読みたいものと書きたいものは、一致しているに越したことはありません。
日本料理が好きなのに、イタリアンのコックの修行をしている、というような
ことは変な話です。
しかし、フレンチのシェフがつけ麺やラーメンで成功することもあるし、料理
の技術や知識、センスは、共通性があるし、応用、転用が利きます。
だから、メインのものは、とにかく読み漁る。
その他のジャンルや雑学的な本、誰かが勧めた本もどんどん読む。とにかく読
む質と量を圧倒的に高めていく、ということが大切です。
偏食で小食な人は、作家志望以前の趣味の段階で自分を考えたほうがいいでし
ょう。



       ★━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…☆

    
       『文章王の掌編小説ゼミ』2月度募集
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                時間:2009年2月27日(金) 
                      19時より 2時間程度
                場所:東京都豊島区目白3-2-9-4階
                料金:4,000円(1400字)or 5,000円(2800字)

              ◆課題「 仮 面 」
                課題の内容に沿って、本当のことに
                嘘をまじえて書いてください。
                それが上達効果を生みます。

              ◆申込締め切り 2月20日
              ◆投稿締め切り 2月24日

              ⇒詳細Page http://www.hiden.jp/semi-2008/

  
       ★━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…☆


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……・・ ・

●質問募集●

えー、皆様。村松恒平です。
質問は全てウェルカムです。

些細な質問/巨大な質問/マニアックな質問/初歩的過ぎる質問/鋭い質問/
鈍い質問/くだらない質問/実際的質問/哲学的質問/個人的質問/普遍的質問/
珍しい質問/陳腐な質問/具体的な質問/抽象的な質問/短い質問/長ーい質問

などなど、あらゆる質問をお送り下さい。 oshiete@hiden.jp

冒頭に「●質問●」と書いてください。
質問は無料です。送られてきた質問は、無記名とさせていただきます。
都合により、長さ、表現などをアレンジする場合があります。
また村松の著作などに流用させていただく場合があります。
ご承知おきください。

この企画の成否はひとえに質問にかかっております。
よろしくご支援のほどをお願いいたします。

●感想等は、こちらにお送りください。お待ちしております。 fan@hiden.jp

----------------------------------------------------------------------

●購読と解除●

[プロ編集者による] 文章上達<秘伝>スクール は
下記の配信システムのいずれかによって配信されています。

 まぐまぐ http://www.mag2.com/ [ID:0000068978]
 メルマ  http://www.melma.com/ [ID:m00042072]

購読および解除は、ご利用の配信システムより
各自でお手続きくださいますようお願いいたします。
(※このメールに返信しても配信停止されませんのでご注意ください。)
こちらのページでも購読/解除できます。
http://www.hiden.jp/free/mailmagazine.php

----------------------------------------------------------------------

[プロ編集者による] 
       文章上達<秘伝>スクール 通算241号 2009/2/6 発行
 講師兼編集責任者:村松恒平
 発行:文章学校 http://www.hiden.jp/
 Copyright (c) 2001-2009 村松恒平 All Rights Reserved. 禁複製。
 転載・紹介ご希望の方はメールにてお問い合わせください。
 info@school.club.ne.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……・・ ・
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る