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路上生活者(ホームレス)支援のNPO団体等が企画するイベント情報、ボランティア募集情報、路上生活の防止、路上生活になった時の行政施策の活用法、行政施策最新情報などを掲載。

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2008/07/28

HOMELESS NEWS NO77

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  TOKYO      東京路上生活情報メールマガジン
  Homelesss    tokyo homeless NEWS(HOMELESS NEWS)
       ∈≡≡≡≡≡≡≡∋
 N E W S        2008.7.28         第77号
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● 目次 ●――――――――――――――――――――――――――――――

 1)第15回新宿夏まつりが開催されます
 2)都の路上生活者対策の現状は?
 3)都議会自民党ホームレス対策会議が開かれる
 4)新宿区の結核検診会が実施される
 5)かさいの雑感(その6)
 6)ボランティア募集日程表


1)第15回新宿夏まつりが開催されます―――――――――――――――――

 冒頭、お知らせでございます。
 早いもので15回目となる新宿夏まつりが8月16日(土)、17日(日)と、新宿中
央公園「水の広場」で実施されます。
 今年はかなりの猛暑が予想され、栄養も睡眠も十分に採れず既に多くの仲間が夏
バテ気味。そんな夏場の仲間を励まそう、そして路上で無念にも亡くなった仲間を
お盆の時期、せめて仲間の力で弔おうと企画され、毎年この時期に実施されている
のが新宿の夏まつりです。
 長い事こんな事をやっていると、恒例行事になり、ついつい原点と云うものを主
体の側が忘れてしまうのですが、私たちと同様、長いこと路上にいる仲間にとって、
毎年やって来る「楽しい一時」として、とてつもない大きな期待を持っているよう
です。それもその筈、都会には金をかけない「娯楽」が少なく、また同じ立場の者
同士が語り合える場所も少ない。そんな仲間の期待に応え、路上にとって「ハレ」
の空間を仲間と一緒に作り、演出するのも、支援者冥利に尽きると云えるでしょう。
 その「意味」を理解した人々が毎年この時期になると自然に集まり、大きなイベ
ントができ上がります。時間がありましたら、何気なしに顔をのぞかせ、いつもと
は違う路上のおっちゃん、おばちゃんの笑顔を見に来て下さい。マスメディアが流
す固定したイメージとは違うホームレス観が感じられること、間違いありません。

<第15回新宿夏まつり>

●2008年8月16日(土)前夜祭
	午後5時より午後9時まで
	新宿区立中央公園「水の広場」
		追悼会
		カラオケ大会
		映画会
		そうめんサービス等
●2008年8月17日(日)
	正午より午後9時まで
	新宿区立中央公園「水の広場」
		昼食サービス
		散髪サービス
	午後2時より	
		あんま、針灸サービス
		医療相談サービス
		かき氷サービス
		ゲーム大会
		すいか割り大会
	午後6時より
	  納涼演芸&コンサート
		 平野さん親子のコマ芸
		 玉木バンド
		 越路姉妹
		 五十嵐正史&ソウルブラザーズ
		お弁当、ビールサービス
		盆踊り等

                主催・第15回新宿夏まつり実行委員会
                 東京都新宿区高田馬場2-6-10関ビル106号
                  電話 090-3818-3450 fax 03-5273-6895

*夏まつりでは、ゲーム等の景品で、石鹸、タオル、衣類(Tシャツ類)をお渡
ししています。これら物資の余っている方がおりましたら、当日持ち込み、事前
送付でも構いませんのでご協力お願い致します。


2)都の路上生活者対策の現状は?―――――――――――――――――――

 ホームレス自立支援法の「新基本方針」が未だ確定していない状況(近々発表
となるだろうが)の中、路上生活者対策への注目は残念ながらあまりないのが現
状である。日々路上の人々に接している立場からすると、一つひとつの施策の動
向はとてつもなく大きな出来事で、常に細かな点まで含めて注目をしているので
あるが、他方、施策主体である東京都などは大枠でしか発表しないものだから、
施策上、何が問題で、何を解決していかなければならないのかの議論が未だにほ
とんどと云っていい程進んでいない。法制制定後、細かな施策をかなりあちこち
に網羅してしまったが故に、都庁の担当者ですら全体を把握していないのではな
いかと勘ぐってしまいたくなる程である。
 路上生活者がこれだけ減りましたよとする概数の推移表のみが表に出されると、
あたかもこれが東京都は立派な施策をしていると、世間一般は勘違いをしてしま
うのであるが、よくよく見れば23区内の「昼間」の「概数」でしかなく、統計を
あまり出したくない国管轄河川敷などは逆にこの数年増加傾向であったりと、結
構まやかしみたいなものが見え隠れしているのであるが。
 連絡会の炊出しの実数の推移のちょっとした分析を以前にやったが、その後、
6月〜7月期の平均を出してみると、毎年この時期に減り始める数が、今年はとん
と減っていない事が明らかになった。数としては2006年平均を越し、その前年の
水準にまで近づきつつあり、(6月〜7月平均2005年399名、2006年310名、200
7年292名、2008年354名)端境期で一時的に増え始め、6月〜7月期で減少傾向と
なるこれまでの路上生活者数の推移とは明らかに違う事が分かる。極地的に増え
ているのかどうかは不明であるが、新規参入者の顔が依然目立っているので、都
内各地とも同傾向であろうと考えられる。となると、8月の概数調査が注目され
るが、もし、増えた場合は、路上生活者対策の施策上の問題として都庁は捉える
のであろうか?(恐らく否であろう)
 これと同時に、緊急一時保護センターの入所率が4月以降、急激に上がり、今
やどの施設も定員一杯状態で、路上での待機組が滞留しており、必要な時に必要
な人々に提供できるサービスにはなっていない事がより明確になって来ている。
これなどリピーター条件の緩和策が大きな要因になっているのであるが、それを
したら、こうなるとは、担当者が思わなかった事自体が何とも、路上の人々から
遠く離れた感性である。
 「路上生活は否だ」「何とか仕事をしてこの現実から脱却したい」と願ってい
る一人の仲間がいたとしよう(事実大勢いるのであるが)、その人の願いは、シ
ステム上であれば叶えられる事になっているが、現実はこのようにどこも受け入
れ先がなければ、「待機」を命じられる。「1週間待て」は、一般の人であれば
通用するであろうが、路上では、それが「一ヶ月、半年」くらいの時間感覚なの
である。この感覚を理解して始めて路上生活者対策を真剣に実施できると思うの
であるが、残念ながら都庁が実施する対策には、そのような「思いやり」などは
カケラもない。となれば、行政不信を引出し、炊出し巡礼とアルミ缶の回収を初
め出し、さまざまな苦労を強いられたあげく、政治の道具にされたり、襲撃を受
けたりと、路上歴は長くなり、その仲間の困難及び危険は日々大きくなり、そし
て、機会さえあればテントや仮小屋の暮らしが待ち受けている。かなり前にどこ
かで書いたが、テント生活とは、普通の暮らしをしたい当事者の「居住への希求」
の表現である以上、今の現状に手をこまねいていれば、元の状態に戻るのはこれ
また仕方がない。それを社会が許すのか許さないのか?今はその瀬戸際と云えよ
う。

3)都議会自民党ホームレス対策会議が開かれる―――――――――――――

 そんな中、東京の「3000人が限度なのでしょうか?」と都の施策に疑問を呈し、
これまでの政策の点検と「2016年までホームレスを限りなくゼロにする」ため、
新たな施策を模索しようと7月9日都議会自民党会議室で「ホームレス対策会議」
が開催された。東京で熱心にホームレス問題の解決のため、様々な働きかけをし
てくれているのが、実は都連会長代行の保坂三蔵元参議院議員である事は、残念
な事にあまり知られていないし、正当に評価されていないようである。古くは自
立支援センター台東寮設置に際し地元の反対意見を粘り強く説得し、また自立支
援法制定時は、自民党内の意見をまとめ、超党派での立法に尽力を頂いた功労者
の一人でもある。
 そんな保坂先生を中心に、ホームレス問題に関心の高い多くの都議、区議の方
々が集まり、NPO団体、そして東京都、特別区の政策担当者が同席し、現状の対
策にあぐらをかかずにもっと施策を進めようと明確にした事の意味は大きい。い
みじくも、保坂先生は会議の中で「オリンピックが決まって、その前にあわてて
追い立てなんかしても対立しか生み出さない。今からホームレスの自立のために
やれる事はいくらでもある」との趣旨を発言されていたが、単なる「オリンピッ
ク対策」としてではなく、長期的な観点で「健康にして、安全安心の東京」をい
かにして作り出せるのかと云う、極めて健全な発想である。
 こう云う健全さが、今の行政担当者には欠けているのであろう。その場凌ぎの
施策をやったかと思えば、何の総括もなくやめてしまい、後は世間の動向を見な
がら適当やっていれば事足りるとする発想こそが、この東京を日々駄目にしてい
るのである。
 会議のまとめの段階で、来年度の予算の関係もあるので、東京都の施策担当者
と現場に責任を持っているNPOが路上生活者対策に関するしっかりとした会議を
早急に持つべき、そのためのお膳立てをしていこうと云う話になり、こちらとし
ても大歓迎。その日を楽しみにしている所である。

4)   新宿区の結核検診会が実施される――――――――――――――――――

 新宿福祉事務所と新宿保健所による路上生活者のための結核検診会が、7月8日
と28日に実施された。
 これは、毎年、街頭相談形式で中央公園で一回、新宿福祉事務所の前(かつて
は戸山公園内)で一回実施されているのであるが、昨年は予想外にあまり人が来
なく、どうなることやと思っていた所、8日が82名、28日が78名と、予想以上の
多くの仲間が受診をしてくれた。
 路上にいると、ヤケのヤンパチ、健康管理など知ったことかと無理をする仲間
が多い(と、言うかそう云う環境なのである)のであるが、医療班の面々が毎月
実施してくれている、血圧測定や健康相談、シャワーサービスなど地道な活動が、
健康や衛生の意識を少しは前向きにさせているようで、安心した所である。ここ
ら辺の観点は、結構大事な所で、重篤になってから救急車などで運ばれ、手遅れ
になるケースが多くなればなる程、本人にとっても宜しくないし、また生活保護
の医療費が増え続けると云う点からも宜しくない。それをどうやって減らし、一
人ひとりが健康に対する自覚を持ち、可能な限り早期に一般社会に戻る事を願っ
ているのであるが、それがなかなか侭ならぬもどかしさもある。対処療法的なも
のから、予防医療的な観点へと、どう転換していけるのか?結核の問題以外にも
広げ幅を作り出していくことが問われているのであろう。


5)かさいの雑感(その6)―――――――――――――――――――――――

 役所の悪口を云うのが私の仕事ではない。相も変わらず連絡会のボランティア
をしながら4月からNPOの無料職業紹介所の仕事を仰せつかっている。その関係
で業者の方々と会う機会も多くなり、雇う側(もちろん、先方は中小零細の企業
であるが)の苦労話もよく聞かされ、失業問題の解決と一言で言うが、そのマッ
チングの難しさを実感している毎日である。雇う側がもちろん冷血漢ではなく、
話せば分かる事業主は大勢いる。とりわけ苦労を重ねた方々が中小企業には多い
だけに、明日は我が身と考え、何かと世話をしたいと名乗り出す方も少なからず
いる。そんな熱血漢の事業主の所に、今風のドライな若者など紹介でもしたらせ
っかくの好意は台無しになってしまうのであるが、悲しいかな紹介所が立つ法規
は「あれば紹介する」であり、そんな紹介者の思いなど届かずに、やはり「やっ
ちまった」なんて云うケースもあった。ホームレスを抱えていて人を確保するの
が簡単だろうと思っている雇い主さんも中にはいる。「明日中に数人どうにかな
らんか?」なんて無茶な電話もたまにある。たいがいな場合は、切羽詰まってい
るから相手は必死でもある。時間の猶予さえあればどうにかなるものも、こうい
う場合はどうにもならない。
 雇いたい人は都会では大勢いる。また、雇われたい人もこれまた大勢いる。雇
いたい人の条件と、雇われたい人との条件が合わなければこの「お見合い」は失
敗する。ハローワークもそうであるが、紹介とは、その「きっかけ」を作るだけ
での仲人である。仲人だから、化粧を目一杯させる。先方にも良い点だけを伝え
る。その結果、一緒に暮らしたが、早々に離婚なんて事も良くある。まあ、何か
と胃が痛くなる仕事である。
 東京には「ホームレス就業支援協議会」(都が作った機関)が運営する無料職
業紹介所が東西二ヶ所あるが、ホームレスとは名ばかりで、路上生活をしている
人の求職を何故か受け付けてはいない。看板倒れとはこの事で、扱っているのは、
地域生活移行支援事業でアパートに入ている者と、「ネットカフェ難民」と呼ば
れている住居喪失不安定就労者だけである。だったら誤解されるような名称を変
えてしまえば良いのであるが…。この機関に路上の仲間も受け付けろと要求して
おり、それがなかなか実現されそうもないので、民間先行でやっちまえと、NPO
の無料職業紹介所では路上の仲間も積極的に求職登録させている。先日も、とあ
る一日だけの屋外掃除に数十名を紹介したが、一日仕事でも結構皆真面目で欠員
はなし、この猛暑の中、黙々と働いていた。このような軽易な仕事が多くあれば、
就労習慣を取り戻すために利用し、長期契約の仕事にもつながるのであるが、ま
だまだ民間の試みは小さなもので、「きっかけ」は少なく、本当の「結婚」にま
で行き着くケースも少ない。
 路上の仲間に働く「きっかけ」すら作らず放っておいたら、アルミ缶集め等の
都市雑業に辿り着くか、他方で就労意欲の減退に行き着くと云う事が証明(先の
全国実態調査)されているのであるが、とにかく「施設に入ってから」でしかな
く、本当は、そこのところの柔軟性を考えて行かねばならないのであるが。

 「偽装でも良いから、結婚してぇなあ」なんて、冗談なのか本音なのか、そん
な事を言う仲間もいたが。


6)ボランティア募集日程表 ――――――――――――――――――――――

「ボランティアをしたい…」「でも、どんな風に始めればいいの?」「何か出
来ることないかな…」路上支援はいつでも、誰でも始められます。一度どんな
ものかを見学でも構いませんので見に来て下さい。

毎週月曜日     8:30〜 夕方  /新宿区役所福祉申請行動
毎週水曜日      18:00〜19:30/高田馬場地区夜回り
毎月第2第4土曜日  15:00〜18:00/池袋炊き出し
毎月第2日曜日   10:00〜12:00/戸山公園医療相談会
毎月第2日曜日            19:00〜20:00/中央公園医療相談会
毎週日曜日               18:00〜19:30/新宿炊出し
毎週日曜日      19:30〜21:30/新宿駅周辺夜回り

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mail:shinjuku@tokyohomeless.com
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■発行■東京路上生活情報メールマガジン発行委員会
   NPO新宿ホームレス支援機構
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   ろじゅく編集室

■編集責任者■ 笠井和明
TEL:090-3818-3450
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e-mail:rojuku@d9.dion.ne.jp

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