金策冒険家エイジの億万長者への路  RSSを登録する

「億万長者への路」となっていることから億万長者になるための情報が記されているかのように思われるかもしれませんが、そうではありません。その時々で感じたこと、学んだこと、考えたことなどを綴り、金策冒険家エイジの「今」を発信しています。忘れた頃に届きます。

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2005/12/29

魂の適職とは?【金策冒険家エイジの億万長者への路】vol.161

[2005/12/29]
金策冒険家エイジの億万長者への路 vol.161     2,270部発行(-28)
──────────────────── http://tinyurl.com/dtqf ──

【目次】

 ◆ [本日のメインコンテンツ]
   ・IQテストで知る「脳の適職」と「魂の適職」
   ・国語力があるとされる人間はどんな人間か?
   ・本を出版する前の自分と出版してからの自分
   ・映画『ザスーラ』の不評にもの申す!


 ◆ [レーシック関連情報]
   ・コンタクトレンズの定期検査が全額自己負担に!


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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■ IQテストで知る「脳の適職」と「魂の適職」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  (^_^σ:例によって長いので、おもしろそうなところだけ
      拾い読みしてください♪



▼常に考え続けてきたこと▼

 アフィリエイトカンファレンスが終わったかと思ったら、電脳卸
 の天下一武道会授賞式、レーシック無料説明会と立て続けに出席。
 その間、スメルキラージロポップが売れたり、Yahoo! JAPAN文学
 賞に落選したり、映画ザスーラを観たりして、それらをブログに
 アップしていたらあっという間に年の瀬になっていた。

            くわしくはこちら
                ▼
                ▼
                ▼
         【金策冒険家エイジ 2005年12月の日常】
           ⇒< http://kinsaku.jugem.cc/?month=200512 >



 こうした日常を送りつつもこの1カ月、私はこんなことを考えて
 きた。
 いや、常に考え続けていたに違いない。
 それがいろんな出来事に触発される形で意識上にあふれ出てくる
 機会が多かった。
 今年最後のメルマガ発行となる今日、その一部を書き留めておき
 たい。



▼私の脳は左左▼

 「テスト・ザ・ネイション」というテレビ番組を観た。
 出題される問題を制限時間内に解いていき、答え合わせをする。
 その得点によって自分のIQおよび適職、脳のタイプまでわかると
 いう。


 【2005年度版 テスト・ザ・ネイション】
           ⇒< http://www.tv-asahi.co.jp/iq/ >


 診断の結果、私の脳タイプは【左・左型】だった。
 左脳で入力し左脳で出力する。

 向いてる職業は以下の通り。


……………………………………………………………………………………………
  【左・左型】のあなたは

  ものごとを分析的に理解し(左脳で入力)
  論理的に表現するタイプ(左脳で出力)
  ※物事を筋道立てて考える能力に長けています。
   また冷静で客観的な判断力があり、言動も理路整然としてい
   ます。

  さらに『B:景色(物)』と答えたあなたは物志向タイプ。
  数字や記録、データなどと長時間向き合うことができ、人に左
  右されることなく、ある結果や目標に向かって集中的に行動す
  ることを得意とします。

  従って、あなたに向いている職業は…

  外科医、歯科医、官僚、
  公認会計士、気象予報士、
  公務員、土木・製造業、
  事務職

 規則を尊重するのはヒト派と同様ですが、方式や方程式にこだわ
 るタイプです。
 いわばデータで勝負するタイプ。
 多くが資格を必要とする職業です。

……………………………………………………………………………………………


 自分が、「ものごとを直感的に理解し(右脳で入力)、感覚的に
 表現するタイプ(右脳で出力)」でなかったことに驚きはなかっ
 たが、入力か出力、どちらか一方は右脳優性だろうと思っていた。
 まさか入力も出力も左脳優性だとは思っていなかった。

 私をよく知る複数の知人の意見を聞くと、その結果には納得がい
 くという。
 私が思う「私」と、人が思う「私」は違う、ということらしい。
 それはともかく、衝撃だったのは私の適職だ。



▼脳の適職と魂の適職▼


   外科医、歯科医、官僚、公認会計士、
    気象予報士、公務員、土木・製造業、事務職


 そのどれもが私の適職ではない。
 むしろ、不得意な仕事、関心のない分野ばかり。
 もし私がこれらの職業に就いていたたら、間違いなく不幸になっ
 ていただろう。
 たとえ自分でも驚くような力を発揮したとしても。
 年収1,000万円を超えたとしても、である。


 私にはそれがわかる。
 私の人生における最高の幸せは、それらの仕事からはもたらされ
 ないことがハッキリとわかっている。

 この診断結果が正しいならば、私は「データで勝負するタイプ」
 で、「資格を必要とする職業」が向いていることになる。
 だが、私はそのような人間ではない。
「カン(とひらめき)で勝負するタイプ」で、「資格を必要としな
 い職業」が向いている。


 私には、あるテストで基準を上回ったら社会的評価や地位が得ら
 れる、という仕組みそのものが馴染まない。

 だから私はいつも「資格」という制度の埒外(らちがい)にいる。
 そこに入り込むことはないし、関心を持つこともない。
「資格商法(悪徳商法の1つ)」に引っかかることもない。
 要するに「資格」によって認められる、ということに価値を見出
 していないのだ。


▼「凡人」と「超人」は紙一重▼

 もし私が「資格」によって認められる、ということに喜びを感じ
 る人間であれば、私は適職とされる職業に就くことによってその
 適性を有利に働かせ、人よりも早く出世したかもしれない。
 若くして成功した人というのは、脳の適職と魂の適職が合致して
 いたからなのでは?
 ふと思った。

 もちろんそれだけが原因ではないことは承知している。
 ただ私のように脳の適職と魂の適職が合致していない人たちは、
 合致している人に比べてゴールまでの距離も遠いし、スピードも
 遅い。
 成功する(精神的にも経済的にも豊かになる)には、時間も労力
 もかかってしまう。

 ふと思った。
 一般に「凡人」とされている人というのは、たんに脳の適職と魂
 の適職のボタンを掛け違えているだけで、一度それを掛け直して
 やれば、数年で「超人」になれるのでは?
 もちろんそれが簡単にできれば、皆とっくにやっているだろう。


▼金持ちになることが即人生の勝者とならない理由▼

 脳の適職に就くことで金持ちになることはできるかもしれない。
 だが、魂の適職に就かなければ、仕事を通じて「人生の幸福」を
 感じることはない。
 それでは人生の勝者にはなれないのだ。
 墓場に持っていくことができるのは「お金」ではない。
 何をしてきたか、何を為そうとしてきたのかという「個の歴史」
 だけだ。

 念のために説明する。
 ここで言う「人生の幸福」とは、自分が生まれてきたことの意味
 やこの世で果たすべき役割と直結した幸福のことだ。
 たんに「うまいものを食べた」とか「有名人のサインをもらった」
 とかのときに感じる幸福のことではない。


 私はこの適職がわかるというIQテストを受けて、ある違和を感じ
 ることができた。
 それを言葉で表すとこうなる。

 適職とされる職業に就いたからといって、それで幸せになれると
 は限らない。
 むしろほとんどの場合、さんざん遠回りをさせられた挙げ句、そ
 れは自分の適職(やるべきこと)ではなかったという結論にたど
 り着く。


 私はこのテレビ番組を観た人の何人かが、このテストの診断結果
 を真に受けて、就職や転職、あるいは資格取得のための退職や休
 職に動き出すのではないかと思った。
 そんな人に伝えておきたい。


 ・脳の適職と魂の適職は違う。
 ・脳は道具であり、魂はその主だ。
 ・本当の適職(魂の適職)は自分が何者であるのかを知らなけれ
  ば決してわからない。


 ギリシャのアポロン神殿の柱には、すべての人間にとっての義務
 が刻まれている。

                ▼
                ▼
                ▼

             「汝自身を知れ」



 自分が何者であるのか知った後は、その人物に、「人生の勝者」
 となるための行動をとらせるのみ。

                         おしまい



 ┌─────────────────────────────────
 │
 │     エイジには夢がある。
 │      その夢を叶えるには、
 │       膨大な時間と、金と、労力を必要とする。
 │        だからエイジは自由を手にしなくてはならない。
 │
 │  自由─────────
 │
 │      それは、
 │       自らの人生を、
 │        自らの使命のために、
 │         100%、捧げることのできる状態をいう。
 │
 └─────────────────────────────────



┌──────────────────────────────────
│■ 国語力があるとされる人間はどんな人間か?
└──────────────────────────────────

 ここに4冊の本がある。
 どの本から読む?


【1】『ヤフー!・グーグルSEO対策テクニック』
   最近出たSEO本。273ページとボリュームもあり、基本をおさ
   らいするには最適か。
  「最新版Yahoo!検索に完全対応! Gooogle対策も完全網羅!」
   とのこと。

【2】『ガラクタ捨てれば未来がひらける』
   カレン・キングストンさんのベストセラー『ガラクタ捨てれ
   ば自分が見える』の続編。⇒< http://tinyurl.com/7ij5 >

【3】『病気にならない生き方』
   おそらく、今年ベスト1の健康本。ひとまずマーガリンは今
   すぐ捨てよう! その理由⇒< http://tinyurl.com/82ad2 >

【4】『大学受験のための小説講義』
   3年前(2002/10)に出た本。
   入試国語の隠されたルールを暴く!



 12月6日、楽天ブックスで上記4冊を購入した。
 どれも必要だと思ったから購入したわけで、当然全部読むつもり
 だが、どれから読み始めるかは決めていなかった。

 後日本が届いた。
 最初に手にとったのは『大学受験のための小説講義』だった。



▼金、運、健康、魂▼

 収入をアップさせたいならば、『ヤフー!・グーグルSEO対策テク
 ニック』を最初に読むべきである。
 運営サイトの収益率をアップさせるにはまずアクセス数。
 検索エンジン(ヤフー!・グーグル)に最適化させたページを量
 産することによって、来訪者は増加し、利益もそれに比例すると
 思われる。

 要するにお金なら『ヤフー!・グーグルSEO対策テクニック』だ。

 同じく、運なら『ガラクタ捨てれば未来がひらける』。
 健康なら『病気にならない生き方』。

 だが、私がいちばん読みたかったのは、『大学受験のための小説
 講義』だった。
 もちろん大学受験するつもりはさらさらない。

 ではなぜ4冊中いちばん実利の薄い本から読んだのか?
 その本が私の「魂の適職」に直結しているからだ。



▼それが正解だから正解▼

『大学受験のための小説講義』にはセンター入試や国公立大学二次
 試験で出題された小説の設問とその回答解説、著者の意見などが
 書かれている。

 ほぼ10年ぶりに本気で国語の問題を解く。
 結果は正解したり正解しなかったりだ。
 間違ったところの回答や解説を読む。
 が、納得のいかない部分が多々ある。。(^_^;σ←文学部出身


 最終的に、それが受験小説における正解であり、また正解の導き
 方である、という力業で説き伏せるしかない。
 言い換えるとこうなる。


「出題者がこれを正解と定めたので、それが正解である」



▼与えられた正解の裏に潜むイデオロギー▼

 こうしたことを生徒に植え付けていくことで、どのような大人に
 成長していくのか?

 「(自分でどう思おうが)世の中はそういうものなのだ」という
 理屈で、それを受け入れてしまうような大人になる。

 たとえそれが受け入れがたいことであったとしても。


 そして「(自分でどう思おうが)」の部分はどんどん萎えていき、
 人からの支配を受けやすい(支配者階層にとって扱いやすい)
 考えることを放棄したとも言える人間へと成り下がっていく。
 それは事実上の○○だ。

 ※問1 ○○に適切な熟語を入れよ。



▼なぜ正解は1つなのか▼

 私が塾講師として国語を教えていたときも、ときどき解説に困る
 設問に遭遇することがあった。
 そういうとき、「もう時間がないから答えだけ言うぞ」といって
 答え合わせをしてきた。
 もしくは事前にそういう設問がないことを確認しておいて、そう
 いう(自分が「塾講師」としての地位を保全できる)安全な問題
 しか生徒にやらせなかった。

 そもそも多用な「読み」を許容するはずの小説において、正解を
 1つ(場合によっては2つ)にしか設定できないというルールに、
 無理がある。
 それは誰しもが感じていることであろうが、当時の私も、その違
 和をうやむやにしてきた。
 生徒には「そういうものなのだ」という大人の理屈で国語を教え
 てきたのだ。

 だが、こうして10年ぶりに国語の問題を解き、その解説を聞いて
 みると、やはり納得のいかないものは納得がいかない。



▼読解力とは何か▼

『大学受験のための小説講義』に、読解力についての記述がある。

 読解力とは「教師の気に入ったことを答えることが出来る能力」、
 出題者が正解と設定した答えを解答できる能力であって、「普遍
 的な『読解力』など存在しない」。


 私はその部分に、赤線を引いた。
 なぜここが重要か?

 日本では、出題者(という形をとった支配者層)にとって望まし
 い答えを選び出せる人間(それを「エリート」などと呼ぶ場合が
 ある)こそが進学でき、昇進でき、その他様々な恩恵にあずかれ
 るような社会構造が形成されているからだ。



▼ソフトなイデオロギー装置としての国語▼

 私はセンター入試で出題された小説の問題を真剣に解いた。
 かなり間違えた。
 これはどういうことか?


 答え:読解力がない。


 ということには必ずしもならない。
 受験国語という形で行われてきたモラル統制からは逸脱している、
 が正解のようだ。

 別のいい方をすれば、受験国語における小説の設問は、学力が問
 われているというよりもむしろ、モラル(学校や日本社会が刷り
 込ませたいと思っている道徳)が問われている、と言える。

 私を含む多くの日本人は、「国語力がある/ない」という物言い
 に長年だまされてきたのだ。


▼「優秀」とは何か?▼

 すべてを暴こう。
 受験にしても、資格にしても、(合格という形で)選抜されると
 いうことは、「優れている」、「能力がある」ということを必ず
 しも意味しない。

 実際はこういうことだ。

   × 選抜される = 優れている、能力がある
   ○ 選抜される = 選抜する側にとって都合がいい
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



▼あの日、私は辞表を出した▼

 私が多くの日本人が歩むであろう「典型的な日本人的人生」から
 ドロップアウトした理由、もしくはそうした路線を踏襲すること
 への違和は、こんなところにも現れている。
 やはり、私には塾(学校)の国語教師にはなれない。
 またそうなるべきではないことを再確認した。

 10年前の行動は正しかったのだ。



▼『大学受験のための小説講義』の内容▼

  毎年、数十万人もが受験する「大学入試センター試験」の国語
  には、小説問題が必ず出題される。
  しかし、これらの問題には高校の授業では教えてくれないルー
  ルが隠されていて、選択肢もそのルールをふまえた五つの法則
  によって作られているから、それを知らなければ太刀打ちでき
  ないのだ。
  また、国公立大学の二次試験にも小説問題が出題されるが、こ
  れもそのルールを前提とした独特の読解法が求められている。
  本書では、最近の受験小説の中から代表的な問題を選び、入試
  国語の隠されたルールを暴きながら、独自の読解法をあなただ
  けに伝授する。
  もう一度、小説の醍醐味を味わいたいと思っている社会人にも
  必読の一冊。   【詳細】⇒< http://tinyurl.com/9yxg9 >



 とあるが、「受験国語における『小説』で高得点を取れる人間は
 どのような人間なのか」、「広くは受験制度そのもの(狭くは受
 験国語における『小説』)によって日本(政府、社会)はどのよ
 うな日本人を量産したいのか」がわかる本と言った方がしっくり
 くる。

                         おしまい



[参考]
 『大学受験のための小説講義』⇒< http://tinyurl.com/9yxg9 >



┌──────────────────────────────────
│■ 本を出版する前の自分と出版してからの自分
└──────────────────────────────────

▼本を書くなら……?▼

 ニュースサイトを見ていて、あるミニバナーに目が止まった。
 A社という出版社の広告で「本を書くならA社に相談!」という
 フレーズが表示される。

 本を出したいと思っている人ならその名前を聞いたことがあるに
 違いない。
 逆に、たとえ本好きでもそんな出版社の名前は聞いたことがない、
 という人もいると思う。

 A社は、本を書きたい人のために本を作っている出版社で、基本
 的に書きたい人がお金を払う。
 著者は原稿を書くだけ、出版社側からは印税や原稿料をもらうと
 いういわゆる「普通の出版社」における契約ではない。

 私もかつて、どうしても本を出したいと思っていた人間で、A社
 に原稿を審査してもらったことがある。
 見積もりの結果、「とても優秀な原稿なので」、「特別に」、
 「1,000部200万円で出版」と言われた。

 「大して優秀でもない原稿」で、「通常価格」が適用されたら、
 「1,000部300万円」くらいかかるのだろうか?


 2004年6月、私は自分の本を「普通の出版社」から出させてもらっ
 た。
 この本⇒< http://seikou.info/bouken/ >

 今現在、かつてほどの出版願望はない。
 だからそのバナーを見た瞬間、こんなことが胸をよぎった。



      ┌──────────────┐
      | 本を書くならA社に相談! |
      └──────────────┘

             ▼
             ▼
             ▼

              英語みたいだな。(^_^σぼそっ



▼自費出版(協力出版)の世界▼

 出版願望の強い人の中には自分の本を出版するために「1,000部
 200万円」とか、あるいはそれ以上の金額を積んで出版する。
 中には、そのために借金する人もいるだろう。
 年金や貯金を切り崩す人もいるに違いない。

 月並みな表現をするなら、出版のために命を削る。

 もちろん苦心惨憺して出版した本が売れるとは限らない。
 仮に全部売り切ったとしても、それでチャラ。
 利益はない。
 残るは「出版した」という徒労感の伴う自己満足のみ。
 そういう世界なのだ、自費出版(協力出版)とは。



▼英語教(狂?)の世界▼

 英語の世界もそれと似たり寄ったりで、英語力をつけたい、いや
 つけなくてはならないという切迫した願望を抱いている人の中に
 は、英会話スクール、英語教材に何十万、何百万と「自己投資」
 する人もいる。

 念のために付けくわえるが、自分の願望のために大金を投じたり、
 命を削ったりすることが無意味だとか、無駄だとか、好ましくな
 いことだなどと言うつもりはまったくない。

 ただ私はそのバナーを見た瞬間、かつての自分を、あたかも己の
 英語力(という名の何か)のために大金を投じようとしている他
 人のように見た。

 ということなのだと思う。

                         おしまい



 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
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┌──────────────────────────────────
│■ 映画『ザスーラ』の不評にもの申す!
└──────────────────────────────────

▼映画『ザスーラ』が不評▼

 今、『ザスーラ』という映画が全国公開されている。
 【オフィシャルサイト】⇒< http://www.sonypictures.jp/movies/zathura/ >

 とてもいい映画だったので、感想をブログにアップした。
 【ザスーラの感想】⇒< http://tinyurl.com/88zq7 >

 その後、web上で公開されている『ザスーラ』の感想をいくつか
 拾い読んでみた。
 おおむね「不評」である。


「ジュマンジの方がドキドキハラハラした」
「ジュマンジの二番煎じだ」
「前半がかったるい」


 不評の意見をとりまとめると、だいたいこの3つに集約される。
 私が見に行ったとき、観客の入りが少なかった理由もこのへんに
 あるのだろう。

 それらを読んで、『ザスーラ』のよさがゼンゼンわかってない人
 たちが、こんなにもいるのだ、と思った。
 世間的には私のような『ザスーラ』を楽しめた人間は少数派で、
 多くは『ザスーラ』を観て「おもしろくない」と感じる感性の持
 ち主である、ということである。

 それは、もはや「小説」を「つまらない」ものとしか受けとれな
 くなってしまった、あるいは、ある種の「物語」しか「おもしろ
 い」と感じられなくなってしまった人たちが相当数いるというこ
 とを容易に想像させる。
 世間は、「小説」よりも「物語」を求めている、ということなの
 だろう。


               ▼
               ▼
               ▼

           <ネタバレ注意!>
 ※以下、『ザスーラ』のストーリーの一部を書いてあります。




▼「小説」と「物語」▼

 ここで「小説」と「物語」について説明する。
 私がここで用いているカッコ付きの「小説」と「物語」は、私が
 今読んでいる本『大学受験のための小説講義』において説明され
 ている小説と物語のことを指す。⇒< http://tinyurl.com/9yxg9 >


 「小説」=「速度」に抗う、<なぜか?>という問いを満足させ
      るために書かれたもの

 「物語」=「速度」に身を任せる、<それからどうした?>とい
      う問いを満足させるために書かれたもの



 先を急ぐ「物語」と寄り道を楽しむ「小説」。

「物語」しか受け付けない人は、<それからどうした?>、<それ
 からどうなった?>ばかりが気になって仕方がない。
 最終的に満たしたいのは<そうしてこうなった>という話の結末。
 そこへたどり着くまでの過程は速ければ速いほどいい。

 逆にその過程の進行が遅れれば遅れるほど「まどろっこしい」と
 感じ、それは次第に「不快」となり、結果その作品への評価は
 「つまらない」となる。
 要するに「結果」にしか関心がない。
 スポーツニュースの試合結果だけを見て、その試合がわかったよ
 うな気になってしまう人たちと同類なのだ。


「小説」を楽しめる人は違う。
 たとえそこがストーリーの進行上「まどろっこしい」と思えるほ
 どの速度であっても、そこにもう一つの満足<なぜか?>という
 問いを発生させる。
「小説」を楽しめる人は知っているのだ。
 そこには長い時間描かなければならない理由があることを。
 あるいは、そのような理由があるものとして、その理由を問いか
 けながら、そのシーンを見る。

「前半がかったるい」と言ってうんざりしている人は、そこに理由
 があるなどとは思いも寄らないだろう。



▼『ザスーラ』のストーリー▼

 『ザスーラ』のストーリーを一文で書くとこうなる。


  仲違いしていた兄弟が禁断のゲーム「ザスーラ」を始めてしまっ
  たがために、様々な困難やアクシデントに遭遇する過程で、互
  いに対する親愛と兄弟の絆を深めていく物語。


 前半に反目し合う兄と弟が描かれる。
 ほどなく家庭に問題のある子どもたちであることがわかる。
 両親は離婚。
 父と母がいっしょに子どもたちの前に現れることはない。
 今日はパパの日、明日はママの日、という具合だ。

 子どもたちはパパに遊んでもらいたくて仕方がない。
 しかし締切のある重要な仕事のため、いつまでも子どもたちの相
 手をしているわけにはいかない。
 それでも遊んでもらいたい(「遊び」を通して父親から愛された
 い)子どもたちにほとほと手を焼き、つい声を荒げてしまう。

 そして、「子どもでも『大人』になるときは必要だ」、「今がその
 ときだ」という大人の論理で強引に説き伏せる。
 わずか6歳と10歳の息子に。

 パパを独り占めできなくなり、時間をもてあます兄と弟。
 弟がテレビゲームをやっていると、兄が突然ゲームをリセットし、
 テレビをつける。
 かつて自分が好んで見ていたテレビアニメを放映していたが、弟
 が見たがっている素振りを見せるやチャンネルを変えて野球中継
 にする。

 弟からの遊びの誘いをことごとく拒絶する兄。
 相手にしてくれない兄にボールを投げる弟。
 そのボールが兄の顔に直撃する。
 血相を変えて弟を追いかけ回す兄。
 身の危険を察知し全力で逃げる弟。
 家中で追い掛けっことかくれんぼが始まる。
 仕事どころではないパパ。。(^_^;σ

 執拗に、くり返し描かれる兄弟の反目。
 その原因は明確に描かれはしないものの、両親の離婚と現在の生
 活環境にあるであろうことに考えがおよぶと、性格の悪いイタズ
 ラ好きの兄弟にはどうしても見えない。
 好きで反目し合っているわけではないのだ。

「ザスーラ」というゲームにたどり着き、二人でプレイするまで。
 いや、ゲームが始まってからも、兄弟の不仲は描かれつづける。
 その不仲は物語中盤でピークに達する。
 激情に駆られた兄の引いたカードは金色に輝いていた。
 どんな願いも叶えるという流れ星のカード。
 窓外から巨大な輝く星がゆっくりと近付いてくるのが見える。
 兄はその星に向かって願いを唱えた。


「弟なんか、この世からいなくなってしまえ!」


 前半から中盤にかけて執拗に描かれつづけてきた兄弟の反目は、
 観客にそう思わせるためだった。
 その直後、宇宙飛行士の秘められた、悔いても悔やみきれない
 過去が明らかになる。

 クライマックス。
 あのシーンで、誰もがこう願ったに違いない。


「                   」


 願いは叶えられる。
 現れた人物は、15年前の姿をした、、、。



▼監督の仕掛けた罠▼

「小説」を楽しめる人は、ここで<なぜか?>という問いの答えも
 得られる。
 なぜ、監督は物語の速度をゆるめ、執拗に、兄弟の反目を描いた
 のか?

 それは、観客をクライマックスへと導くためではない。
 観客を感動へと導くためだ。

 クライマックスで最大級の感動を演出するには、あれだけのシー
 ンが必要だったのだ。

 前半、なかなか物語が進展してゆかないことへの苛立ちは、監督
 によって仕組まれていた罠だった。
 そこに何かしら意味を感じとり、<なぜ?>という問いを発動さ
 せることができたならば、自身のこころに芽生えた苛立ちの芽を
 素早くつみ取って、そこからじっくり腰を据えて映画を鑑賞した
 はずである。

 その人にとって、「たわいない兄弟喧嘩」ように見えるシーンの
 数々は、「物語」上の進行を妨げている無用なシーンなどではな
 く、「小説」上の謎としてしっかりこころをとらえている。
 そのようにして映画を味わった人に、この映画最大の果実、クラ
 イマックスでの感動が訪れる。
 そして、監督の仕掛けた罠にニヤリとするのだ。

 すばらしい映画とはそこまで計算されて作られている。

 だが、わからない人は一言、「かったるい」でおしまい。
 わからないから、感動もできない。
 映画を見終わった後口をついて出るのは、こうした言葉だ。


「ジュマンジの方がドキドキハラハラした」
「ジュマンジの二番煎じだ」
「前半がかったるい」


悪態をつかないと収まりがつかないのだろう。



▼まだ観てない方へ▼

 もしこの記事を読んで『ザスーラ』が観たくなったら、できるだ
 け速く見に行った方がいいです。
 映画館の巨大なスクリーンで、宇宙にポツンと浮かぶ家のシーン
 が観られるチャンスはあまり長くなさそうです。
 世間は、わかりやすい「物語」の方を喜び、遊び心のある「小説」
 を毛嫌いするようですから。

                         おしまい



 [参考]
  【ザスーラの原作】⇒< http://tinyurl.com/cakvq >


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 (^_^σ:久々に自分の本を読み返してみました。
     出版から2年半以上経過していると思っていたのですが、
     まだ1年半しか経ってないんですね。
     去年、念願かなって出版したのでした。

     2年前の今ごろ、原稿執筆の真っ最中でした。
     だから2年以上経過している感覚があったのでしょう。

     読んでいると、
     あの頃の自分とは別人になった自分に気付きます。
     今日、メルマガで書いたようなことを、将来自分が書くこと
     になるなどとは、当時予想もしてませんでした。


【未読の方へ】

     今ならマーケットプレイスでタダみたいな値段で売ってます。
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      『インターネット 金策冒険家エイジの小さな旅』
                ⇒< http://seikou.info/bouken/ >

     ※今でも笑わせる自信、あります! (^_^σ/


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