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ブラジル・南米の政治経済ニュース。(アナ・ログ翻訳事務所提供)

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2008/10/02

Brazil Today

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BRAZIL TODAY                                             2008/10/6(379号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース              (毎週配信。購読無料)
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為替(レアル/円)、10月2日現在 R$1=\55.07
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■伯国中銀、132億レアルを市場に投入(9月25日)

米国の金融危機対策後を受けて、ブラジル中銀は、民間市中銀行よりの強制積
立金納入を遅延させ、132億レアルを捻出、これを市場に投ずることにより、
中規模の23銀行は一息付くことができた。ブラジルの金融制度には強制積立金
という制度があり、この目的は、これらによって銀行経営の行き詰まり担保力
不足を補うと同時に、資金吸収を通じて市中の資金量を調整する。この2作用
を通じて、市中の流動性を管理しており、今回の処置に基いて、中銀は約30億
レアルの貸付資金を拡大することができる。

すなわち、銀行への預金流入は一部が支払準備に充当され、他の部分が貸付に
向けられるが、当座預金の場合には、強制積立金に45%の積立が強制され、こ
れ以外に支払準備として8%が必要であり、貸付に利用できる資金は47%。定
期預金の場合には強制積立金15%、また、定期の一種、通帳利用のカデルネッ
タ預金では強制積立金は20%であるが、これに8%から10%程度の支払準備金
が必要、これらを考慮すれば、貸付に充当できる資金は、当座預金の場合は
47%、定期預金の場合は77%、カデルネッタ預金では70%程度の資金しか、銀
行側では貸付其の他の収益を生む資金として利用できない。

現在のブラジルにおいて市場金融に利用できる資金は1.086兆レアル、年間国
民所得の約37%の資金。06年1月には6,090億レアル、国民所得の28%であっ
たのが、07年1月には7,380億レアル、08年1月には9450億レアル、7月には
1.086兆レアルにて国民所得の37%に成長した。ただし、本年1月に次ぎの3
点の改正が行われた点を考慮する必要がある。改正点の第一は、強制積立金か
ら逃れるために、銀行の中には、資金を貸し付けずにその資金で財を購入し、
リースで貸すならば、積立金が不要となる操作をする者もあると予想されるの
で、このような操作を防ぐために厳重な措置を準備しているという。
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■世界の外資投資は10%の減少(9月25日)

通貨基金FMIによれば、今回の為替危機問題で世界経済の蒙った損害は1.3兆
ドルと見積られ、これは大略して昨年度のブラジル経済規模に匹敵する。なお、
現在の世界における外資直接投資はアメリカが一番で2,330億ドル、これに接
近してイギリスが2,240億ドル、第三位はフランスの1,580億ドル、以下はカ
ナダ1,090億ドル、オランダ990億ドル。5位以下の国は中国835億ドル、香
港599億ドル、スペイン530億ドル、ロシア525億ドル、ドイツ510億ドルの
順、ブラジルは14番目の346億ドルであった。
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■伯国失業率、98年以来の最低14.0%(9月25日)

労組間社会経済調査統計DIEESEによればサンパウロ首都権の失業率は現在
14.0%にて、03年には20.0%の高率であったのが、04年18.3%、05年17.1%、
06年16.0%、07年15.0%、08年には14.0%にまで低下し、失業者数は147.6万
人に達した。平均給料はR$1,193にて、7月よりも0.5%の低下、しかし、昨
年のR$1,169よりは2.1%上昇している。
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■エクアドル、オデブレヒトの工事不払と脅す(9月25日)

土木のオデブレヒトは南米のアルゼンチン、ボリビア、ペルー、ベネズエラば
かりでなく、北米のアメリカ、メキシコ、欧州のポルトガル、アフリカのアン
ゴラ、中東のサウジアラビアと世界各地で工事を請け負っている。処が、エク
アドルは国内で施行中の5件、総額2.43億ドルの工事に対して「支払致しませ
ん」と一方的に不払い宣言を通告して来た。ルーラ大統領の話では「これは大
統領選挙目当ての運動であろう」と述べるが、如何であろうか。なお、工事を
実行中の仕事は以下の通り。

1>サンフランシスコ河水力発電、230メガワット、07年に完成予定、総工費
3.38億ドル。2>トアチ・ピタトン水力発電228メガワット、総工費3.66億ド
ル。3>テナ国際空港、アマゾン上流、滑走路2.5キロ、2010年完成予定、
5,800万ドル、4>ババ地方の灌漑工事、07年に開始、09年に完成予定、総工
費1.95億ドル、5>カリザル/チョネのダム工事、貯水池3.5万立方米にて
1.3万ヘクタールに灌漑、09年完成予定、工事費見積り1.02億ドル。
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■共和党、大統領の意図に反し政策を差止め(9月26日)

アメリカの現政権、Wブッシュ米国大統領は国会に状況解決策を提案した。解
決策は総計7,000億ドル、その中で2,500億ドルは国庫によって緊急に使用さ
れるもの、3,500億ドルは国会において反対されなかった場合に30日後に使用
される基金、残る1,000億ドルは大統領の必要との要請があれば金融機関が使
用できる金額である。この基金を保証するのはこの緊急案が成功すれば恩恵を
蒙ると推測される業界から受取ると思われる政府収入であり、業界はこの受取
り予想の収入を担保として証券を発行する。

また、JPモーガン・チェス財団は既に3月にベアー・スタンズ社を購入したが、
連邦準備理事会FRBの要請により、米国における最大の銀行破産のワシントン
相互を購入すると決定した。これらの決定によって、市場派息を吸い返し、ダ
ウジョーンズは1.82%、サンパウロ株式市場BOVESPAは3.98%に上昇をみるこ
とが可能となった。
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■伯国政府収入、加速停止の兆候(9月26日)

ブラジル政府の収入は5月504億レアル、6月557億レアル、7月620億レア
ルと好調な伸びを示して来たが、8月は539億レアルと減少した。8月までの
税金および社会福祉の累積収入を示せば、所得税1293億レアル(17.7%増)、
CSLLが355億レアル(28.6%増)、COFINS799億レアル、工業税IPIが257億レ
アル(17.7%増)、輸入税105億レアル(26.4%増)、金融税IOFが134億レ
アル、其の他354億レアル、社会福祉関係費徴収1,138億レアルにて合計
4,435億レアルとなる。しかし、問題はアメリカを発信地とする景気減退によ
って徴税が減退する傾向が現われている点であり、これがブラジルへ如何に作
用するかである。
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■応用経済研究所、09年には景気低下と予想(9月26日)

世界経済、特に金融経済の進展に疑問があり、ブラジルへの投資活動が一時停
止される気配が発生して来た。これは応用経済研究所IPEAの意見である。これ
らによれば、本年度の景気は5.2%の成長と見積もっていたが、今回の世界景
気の動向を観察すれば、世界経済の動向は極めて悲観的であり、第2四半期
0.5%、第3四半期も0.5%と低成長が続き、第4四半期になり、漸く国民所
得は0.51%の上昇を見ることが出来ると改正せざるを得なくなったという。
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■聖市市長選挙、カサビ氏がマルタ女史と決戦か(9月27日)

聖市市長選挙に対するIBOPE社の予想はマルタ・スプリシー女史(PT)が35%、
第二位にはジルベルト・カサビ氏(DEM)が25%、第三位がジェラルド・アル
クミン氏(PSDB)は20%であり、このままであれば、マルタ女史とカサビ氏の
決戦投票となる可能性が強い。

リオにおいてはエヅアルド・パエス氏(PMDB)が29%、マルセロ・クリベラ氏
(PRB)が24%と接戦している。これに対し、ベロオリゾンテではマルシオ・
ラッセルダ氏(45%)、レオナルド・キントン(PMDB)20%。南部のポルト・
アレグレではフォガッサ氏(PMDB)が35%にて、マリア・ロサリオ女史
(PT)19%、マヌエラ嬢(PCDOB)18%を大きく離している。

また、レシフェではジョアン・ダ・コスタ氏(PT)47%、メンドンサ・フィー
リョ氏(DEM)22%と予想票数に可成りの開きがある。サルバドルではACMネ
ット氏(DEM)が父の影響もあって25%と優勢であるが、これに接してカルネ
イロ氏(PMDB)ガ23%、ピネイロ氏(PT)が21%と接近している。
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■中銀、転がしに96億レアルが必要(9月27日)

国庫の遣り繰りも困難なことが多く、この週に必要な資金は5億ドルである。
9月中に債務を一旦返却し、再度借り受けなければならない金額207億ドルの
中で111億ドルは都合出来たが、残る96億ドルについては、一度返却し、再度
借り受けねばならず、中銀は資金繰りに懸命の模様であり、現在の経済情勢の
下においては、暫らく様子を見るために余裕金も必要とされ、金利の上昇する
のも止むを得ないと思われる。

銀行金利は昨年末には平均年利33.8%まで低下したが、1月には平均37.3%に
上昇、現在では平均40.1%、最高48.8%、最低24.7%、平均40.1%まで上昇し
ている。なお、JPモーガンチェス銀行は株を売却して、247億普通株を株当り
US$40.5、合計100億ドルにて売却して現金を作り、その代金を用いてワシン
トン相互の購入資金に充当した。
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■伯国に不足する技師、学卒の僅か5.6%(9月27日)

ブラジルでは大学卒の大部分が法学部、あるいは、経営学部、経理関係出身者
という分野によって占められている傾向が強く、技術関係出身者の割合が低い
ように思われる。国際的に年間大学卒業者の年間卒業数および全体に占めるパ
ーセントを比較すれば、アメリカが13.8万人(6.2%)、日本13万人
(19.7%)、ドイツ3.9万人(12.6%)、韓国7.9万人(26%)に対し、メキ
シコは5.6万人(14.3%)に対し、ブラジルは4.1万人(5.6%)に過ぎない。
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■パラグアイ国境の麻薬密輸(9月27日)

南マットグロッソからパラナ州の西端、隣国パラグアイの国境は首都第一隊
PCCおよび赤軍司令CVと証する麻薬業者の活動の地であり、運び入れるのは、
南マットグロッソ州からパラナ州のポンタ・ポラン、グアイーラ、フォス・
デ・イグアスーの3ヶ所であり、パラナ河を夜間密かに横切って、あるいは、
自家用機にてブラジルに送り入れる。昨年に押収したのはコカイン192キロ、
マコーニャ189キロ、クラック26キロといわれる。道路を使用して運ばれる麻
薬の90%は警察が発見していると思われるが、その約10%は農場主の家屋ある
いは倉庫に隠され、発見が困難となるとの捜査官達は語る。
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■景気減退、政府側は5.2%成長が夢(9月28日)

「本年度に経済成長は如何になるか」とは、現在の政治に直接関係している方
達は余り口にしたくない質問であろう。だが、これが最も世界中の人達の関心
の的である。何しろ、本年度の経済の見通しは芳しくなく、マンテガ蔵相は未
だ4.5%の成長を唱えているが、政府内の意見でも4%あるいはそれ以下の成
長に留まる予想が強く、ルーラ大統領の近辺の意見でも「大統領の考えに反す
るが、上手に経済政策を実行しても、来年度の成長は4%、普通に行けば、本
年度5.17%、来年度は3.6%の成長止まり」との見方が強いと述べる。なお、
サンパウロ株式相場IBOVESPAの推移は9月12日52,392が17日には45,908まで下
がったが、その後は9月19日に53,055まで上昇、しかし、23日には49,593に下
がり、26日には50,783となった。

なお、マンテガ蔵相の国民所得の成長予想は未だ本年度5.17%、来年4.5%と
強気であるが、政府メンバーの中には「4%の成長は無理」との声も現われる
ようになった。
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■市長選、州都と大都市にて労働党リード(9月28日)

現在のブラジルにおける26州都および選挙人口20万人以上の合計118都市の選
挙結果を予想すれば、有力与党のPTが33都市、PMDBが22都市。準与党のPSBが
6都市、PDTが9都市、PPが7都市、PPSが2都市、PCDOBが5都市、PRが2
都市の小計86都市、これに対して野党側はPSDBが20都市とDEMが12都市の32都
市になる予想である。
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■ペトロブラス職員2万人が海上勤務(9月28日)

ブラジルの海岸線は8,500キロ、その大陸棚は8,500平方キロ、凡そ450平方
キロの面積がある。この大陸棚に眠る地下資源は石油であり、ペトロブラスの
海上109プラットフォームに働く人員は約2.25万人。これだけの人達がアマパ
の沖から南リオグランデの沖までの海上で働いている。

北からいえば、セアラ沖のポチグアルに始まり、リオ・ド・ペイシェ海盆を経
て、最も大西洋へ突出したセルジッペ・アラゴアス海盆となる。これから西南
にコンクラボ海盆、カアッムアルマダ海盆などを得て、バイア州に入り、カマ
ム・アルマダ海盆、ジャキチニョラ海盆となる。陸地はエスピリット・サント
州となり、この付近から、ペトロブラスの試掘場が始まる。

ブラジルの石油開発試掘の開始されるのは、北からエスピリット・サント海盆、
カンポス海盆、サントス海盆が続き、サンタカタリーナからリオグランデ沖に
到る4,500平方の海面、石油層として対象に上がっているのは北部のセアラ州
沖からサントス沖に到る区間の海岸線。ここにあるプラットフォームは109基、
働いている職員2.3万人。この領海の防衛に当たる海軍と空軍は29海防艦、1
潜水艦、攻撃機P-3ORION、攻撃機リンクスを配置している。ただし、ブラジル
は主義として核兵器を開発せず、通常兵器を有するのみである。
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■南米のインヂオ問題、休止状態に入る(9月28日)

南米は元々インジオの土地にヨーロッパからの人種が入った土地、各地に土地
問題が発生するのは当然の話だが、月日を得て種々の土地問題も徐々に解決さ
れ、現在に到る主な土地問題も4ヶ所に留まるようになった。その一つはチリ
南部、サンチアゴから南に100キロほど南下したところ、水力発電所と飛行場
建設に反対し、地方政府が自治を要求した。ボリビアでは県の自治権に関して
政府と県との争い、すなわち、エボ大統領とサンタクルスなど東部4県の争い。
エクアドルでは鉱山と水力発電を巡り複数国家問題が争われており、ブラジル
ではリオブランコ州の土地帰属問題がある。
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■マルタ女史とカサビ氏の聖市市長選挙(9月29日)

サンパウロ市長選挙において予想以上にマルタ候補が優勢、アルクミン氏が弱
体であったのに対し、PSDBは第二次投票では自党のアルクミン氏ではなく、
DEMのカサビ候補を支持しても差し支えない。PSDBとDEMの票を集めれば、マ
ルタ女史に対して勝利を得ることが可能となる。

サンパウロ市中は市長候補のPTのマルタ・スプリシー女史、PSDBのジェラル
ド・アルクミン氏、DEMのギルベルト・カサビ氏が対立候補の選挙法違反を廻
って提訴の応酬を開始した。アルクミン候補の指摘した違反はマルタ女史には
なく、カサビ候補に対しては8件の合計8件のみ、また、マルタ女史の指摘は
アルクミン氏へ3件であったが、カサビ氏に対しては48件。氏の指摘はアルク
ミン氏へ22件、マルタ女史に対しては41件と、特にマルタ女史とカサビ氏の間
が険悪なのが明白に現われている。
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■ウベランヂア、恐竜模型設置は立ち消え(9月29日)

ミナス州の西部、三角ミナスのウベラーバ市、古代生物研究センターにおいて
610万レアルを投じて、長首恐竜の実物大模型を据え付ける話が出ていたが、
「このようなものに貴重な予算を使用するのは無駄使い」と古生物研究所から
反対意見があり、センターの方では模型作成を諦めることにした。
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■香港のノーブレ・グループ、ブラジルに関心を寄せる(9月29日)

香港に本社を有するノーブレ・グループは世界でも有数の実物取引の会社、ブ
ラジルでは港湾、アルコール、鉱業仁投資したいと考慮中。今回、目を付けて
いるのは農産物の取引であり、年間に110億ドル程度を実行したいと計画して
いるという。
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■アメリカ国会は再建案を拒否し相場急落(9月30日)

9月29日、アメリカ国会においてWブッシュ米国政権の提案した7,000億ドル
の市場対策案が投票に付されたが、拒絶され、相場は大荒れとなった。サンパ
ウロ株式相場は10時に50,742にて開始され、11時には47,901、14時には47,433
となり、14時30分、アメリカ国会で再建案の投票開始までは小康が続いた。だ
が、この時点で遂に大暴落し、15時には45,622と半時間足らず、以後は16時32
分に43,766を記録したが、その後は回復し17時11分には46,028となり、結局、
この日の相場は9.29%の下げにて一日を終わった。ニューヨーク株式相場ダウ
ジョーンズは開始時11,139、最終価格10,365にて、この日の下げは9.29%、金
額にして1.2兆ドルの損害と見積もられ、欧州連合にとって1970年以来の最悪
の日は、このようにして終了した。

今までに落ち込んだアメリカの金融機関は、既に本欄にて報告したように、1)
ベア・スタンズがJPモーガンに買収され、2)ファンニーマエとフレヂーマッ
クの2大抵当銀行が9月始めに政府の手で救済された。3)レーマン・ブラザ
ーズが和議申請したが、連邦政府の援助無しでは立ち行かず、その資産の一部
をバークレイに売却した。4)メリル・リンチは500億ドルにてアメリカ銀行
へ売却された。5)ゴールドマン・サックスおよびモーガン・スタンレイは投
資部門を別にして、普通の商業銀行となることで存続を認められた。6)ワシ
ントン相互はアメリカにおける史上最大の銀行破産に陥り、銀行勘定保障機関
FDICの元に管理されることになった。ただし、大部分の資産はJPモルガンに売
却されている。

だが、これで終わりではなく、続いて、問題となっている金融機関は次ぎの通
り。1)フォルチス銀行、これはオランダ、ベルギー、ルクセンブルグの政府
は株式の49%に相当する164億ドルを注入した。2)ワチョビア銀行はアメリ
カ第六位の銀行、昨日、シティと合併話が決定、22億ドルという。3)サンタ
ンデル銀行の貸付中、イギリスの不動産貸付会社のブラッドフォードとビング
レイを国産化する。4)ドイツで不動産金融が問題化、政府は不動産貸付の銀
行集団に対し510億ドルの貸付を手当てした。5)アイスランドにおいて、政
府は現地第三銀行の75%を9億ドルにて購入した。

いうまでもなく、この変動は株式市場に響き、アメリカではナスダック
-9.14%、S&P-8.81%、ダウジョーンズが-6.98%。東洋では東京の日経が
-1.26%、香港-4.29%。ヨーロッパではドイツDAX-4.23%、フランスCAC40
が-5.04%、ロンドンFTSE100が-5.30%。中南米ではメキシコ-5.50%、ブ
エノスアイレス-8.68%、ブラジルではサンパウロ株式相場IBOVESPA-9.36%と
強烈な下げであった。
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■欧州連合、少なくとも4社を救済する(9月30日)

イギリス、ドイツ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、デンマークの6カ
国よりなる連合体は協力して奮闘し、ヨーロッパ中銀が1,200億ユーロを投入
して市場崩壊を防ぎ、持ち堪えた。圏内の6カ国も何らかの形で影響を受け、
この5日間に4銀行の破綻を受けそうになる等の影響を受けながらも持ち堪え
た。本日はベルギー、オランダ、ルクセンブルグン政府はフォルチス銀行を安
定させるために、ヨーロッパ中銀は1,200億ユーロの流動性を供給し。112億
ユーロにて、ブラッドフォルド&ビングレイ銀行の515億ユーロの株式の国内
化を行なう予定という。

なお、ヨーロッパでは、現在陥ったような事態が将来も発生しないように今後
の危機対策に関して、フランス、ドイツ、イタリア、イギリスの金融担当者が
パリに集合して対策を立てる方法を研究すると述べた。
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■日本と韓国、自動車・二輪車業界に更に進出(9月30日)

アジアの自動車オートバイ業界は更にブラジルに進出する予定。世界で最大の
自動車生産を誇るトヨタはサンパウロ州のソロカバに第二工場を設置する。生
産開始は2011年、7.5億ドルを投資、年間に15万台を生産する予定である。

川崎は既に世界100カ国に進出しているが、ブラジルには未だ進出しておらず、
今回はマナウスに進出、最初は輸入を取り扱うことから開始する予定。スズキ
は以前にブラジルに輸出していたこのもあったが、この5年間は休止状態とな
っていた。しかし、再び、輸入を開始、また、工場をゴヤスに建設する予定中
といわれる。

韓国のヒュンダイ自動車は聖州のピラシカーバに工場を建設、2011年より年間
10万台を生産するが、最大予定は年間30万台と予想、また、ヒュンダイ重工業
も2012年に輸入および生産面に進出を予定してという。
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■ルーラ大統領、人気が急上昇、80%に達す(9月30日)

9月19日から22日に工業連盟CNI/IBOPEにより行われた調査によれば、ルー
ラ政府に対する評価は優良が69%、普通23%、劣悪が8%、前回6月の良い
58%、普通29%、悪い8%に比して著しく向上した。また。大統領個人に対し
ても、良しが73%、普通23%、悪い4%と非常に良い成績を示した。
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■第一次公共収支、国民所得の5.78%に達す(10月1日)

国際金融市場は嵐が吹き荒れているが、国内市場は平穏な状態が続いており、
第一次収支は1,084億レアル、国民所得の5.78%の黒字。政府の負債は国民所
得の40.5%、昨年末に42.7%に達していたのよりも、貨幣価値の変化によって、
若干の低下を示して8月2,790億レアル強となった。
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■開発銀行、更にペトロブラスに融資増大(10月1日)

国家通貨審議会CMNは「開発銀行がペトロブラスへ貸し付けるのであれば、
120億レアルまで大丈夫」と保障しており、この線に沿って、ペトロブラスは
『塩前石油』の開発を進めており、開発銀行の順資産478億レアルの内25%と
いう限界までは借り入れ、開発を進めることが可能となる。なお、通貨委員会
はこの地区の石油採掘に対する融資額を拡大する予定。

また、サントス沖のカンポス石油地帯において、アメリカの石油会社アナダル
コ社が石油を発見した。この地区でペトロブラス以外が発見したのは今回は始
めて。鉱区はジュバルテにて、井戸の名称は1-ESS-103AS。
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■フリボイ、為替騒動にて利益7億レアル(10月1日)

精肉製品のJBSフリボイ社はサジアあるいはアラクルス社と異なり、先日から
の為替騒動によって7億ドル程度の利益を得たと推定される。これは海外にて
実行した投資に基づくもの。
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■カサビ候補、アルクミン氏との差8%(10月1日)

サンパウロ州統領選挙において、PSDBのカサビ候補は29%を確保、これに対し
PTのマルタ候補は38%とその差は9%に縮小した。前々回10月17日には15%の
差が今度は8%に縮小しており、調子が付けば逆転する可能性もあり、カサビ
陣営は大いに頑張っている。
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