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2009/03/12

フィリピン生活情報

     ***************フィリピン生活情報(276)***************

                オーバーステイ

  今日は、「オーバーステイ」と題して、お送り致します。

  昨今、日本のニュースにおいて、埼玉県のフィリピン人家族の事が話題
になっております。私が良く理解出来ません事は、何故、あの家族3人だけ
が日本に残れるように・・・と言う話になっているのか?と言う事です。
あの少女は、確かに、気の毒では有りますが、そのような例は、過去にも
たくさん有りますし、実際、私も、テレビのドキュメンタリーなどで、彼女
と同じような境遇の子が母親と一緒にフィリピンに強制送還になった例を、
いくつか観ました。法治国家の日本において、法の下に平等と言う事を考え
た場合、やはり、あの家族は、3人揃って、フィリピンへ帰るのが一番良い
のでは無いでしょうか。

  これは、あくまでも、私の想像ですが、あれだけの期間オーバーステイ
していた訳ですから、もう既に、田舎には、結構そこそこの家は建っている
と思います。ただ、問題は、いくつか有りまして、一番大きな問題は、あの
子が、こちらへ来て普通の学校へ通って、やっていけるのか?と言う事です。
あの子は、もちろん、タガログ語は分からないと思いますので、おそらく、
小学校低学年のクラスに編入するものと思われますが、その後、順調にス
テップアップしていけば良いのですが、何かと問題を多く抱えているので、
不登校とかにならなければ良いなと思います。

  ただ、あの子は、まだ13歳と言う事を考えますと、かなり順応性が
有ると思いますので、それだけでもプラスに考えた方が良いかもしれません。

  もう一つの問題としましては、今まで、あの両親が働いて送っていた
仕送りが途絶えてしまいますので、それに、ぶら下がっていた親族が今まで
の生活レベルを維持できないと言う事は有るかもしれません。しかしながら、
フィリピン人の場合、餓死するなどと言う事は、有り得ませんので、例え、
仕送りが途絶えたとしても、何らかの方法で食べて行けますので、それほど
心配する必要は無いと思います。

  pここで、少々話は反れますが、先日の法相の発言には、ちょっと考え
させられました。それは、あの子だけ日本に残ると言う事を仮定した場合、
「もし、ご両親がフィリピンに戻った後、子供に会いたいと言う事であれば、
一年以内でも再入国許可を与えます」と言う事でした。これは、単純に考え
ても、両親二人の往復の飛行機代や宿泊費は、必ず、必要な訳です。もし、
そのような財政面を全面的にサポートしてくれるNPOなどが存在するのであれ
ば、また、話は別ですが、もし不可能な場合、それは、あの子とは当分会え
ないと言いますか、まさに5年再入国禁止のペナルティーと同様の期間位、
入国出来ない事を意味します。法相が、そこまで全て理解して、あのように
発言されたとしたら、「なるほど」と思いますが、そうで無いとしたら、
それは、かなり酷な話であると思います。

  いずれにしましても、あの子の年齢が13歳と言う事を考えますと、
両親と同居すると言う事は、絶対条件であると思いますので、そうしますと、
やはり、3人でフィリピンへ帰ると言う選択肢しか残されていないような気
は致します。事実、伯父さんや叔母さんが近くにいるそうですが、あのくら
いの多感な時期の子は、例え、フィリピンに戻ったとしても、それでも、
やはり両親と家族3人一緒に生活するのが一番良いと思います。これは、
あくまでも一般的な考えであると思いますが、もし、あの子が一人日本に
残った場合、今後、伯父さんか叔母さんが面倒を見るとして、中長期的に
考えますと、あの子の両親は、その伯父さん叔母さんになってしまうような
気がしますし、フィリピンに戻った両親は、毎年のように会いに来れば話は
別ですが、もし、何年も会えないと言う事になりますと、彼女の中で段々
存在が薄れていってしまうような気がします。

  それともう一つは、家族3人でフィリピンへ戻った場合、様々な困難が
待ち受けていると思いますが、皆で、その困難を乗り切ってこそ、また一段
と家族の絆が強くなると思いますので、困難から逃げるのでは無く、立ち向
かって欲しいと思います。少々厳しい言い方をさせて頂きますと、あの両親
が逃げの人生を送ってきた結果、今、自分達の娘が窮地に立たされている訳
ですから、そろそろ目を覚まして欲しいものです。もうすぐ、入国管理局か
らの最後の判断が示されると思いますが、どのような判断になろうと、あの
子には頑張って頂きたいと思います。

  また、次回お会いしましょう。

  体験滞在やゴルフなどで、是非、お泊りにいらっしゃって下さい。
その時に、いろいろ、お話し合い出来れば幸いです。

  二上裕之(ふたかみ)
  HP: http://mm.visia.jp/hiro/
  お問い合わせ: https://mm.visia.jp/hiro/m2form.php


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