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2008/10/03

フィリピン生活情報

    ***************フィリピン生活情報(267)***************

          フィリピンにおける食の安全は?

  今日は、「フィリピンにおける食の安全は?」と題して、お送り致し
ます。
 
  昨今、中国製のメラミン入り粉ミルクにより、多数の被害者が出てお
ります事は、周知の事実であります。こちらに住んでおりますと、情報源
は、ほとんど、日本のニュースでして、フィリピンのニュースではありま
せん。こちらでは、良くある事ですが、フィリピンにおいて在留邦人が犠
牲になると言う事件も、第一報を知るのは、日本の民放のニュースを観て
いて・・・と言うケースが多いです。

  話は横に反れましたが、例の中国製メラミン入り粉ミルクが発覚した
時も、私は、第一報を日本の民放ニュースで知りました。その数日後、
ニュースでは、「被害が東南アジアに拡大していて、各国は、中国製乳製
品を輸入禁止にしています」と言う事でした。そして、東南アジアの地図
が出て来て、どこの国が、すぐ輸入禁止にしたのか?と言えば、台湾、
マレーシア、シンガポールでした。逆に、そこに入っていなかった国は、
タイ、フィリピン、インドネシアなのです。やはり、これら3ヶ国は、華僑
が経済を動かしているようなものですし、政治への影響力も大変強いので、
「はい、そうですか」と言う具合に、すぐに輸入禁止には踏み切れなかった
ように思います。まあ、最終的には、後述の3ヶ国も輸入禁止にした訳です
が、あまりにも、アクションが遅いと言う事です。

  ここで特筆すべきは、シンガポールでして、この国も華僑と言う点で
は、一見すると、前述の3ヶ国と同じように見えます。しかしながら、シン
ガポールと言う国は、先日、発表されました「汚職の少ない国ランキング」
において、4位に入っているのです。これは、世界中の4位ですから、とてつ
もなく潔癖であると言う事です。更に、食料自給率は、10%以下と言う事で、
90%以上を輸入に頼っているそうですから、いち早く、中国製乳製品を輸入
禁止にしたのも、うなずけます。

  私は、結構、牛乳を良く飲みます。一日1リットルとは言いませんが、
それに近い量は飲んでいると思います。ただ、こちらの牛乳は、日本の
フレッシュミルクとは違い、ロングライフが主流ですから、味は、かなり
落ちます。私は、いつも、モールのスーパーマーケットで、まとめ買いを
します。

  確か、8月頃、いつも行っているスーパーへ行くと、いつも買っている
「ALASKA」と言うブランドのニュージーランド製の牛乳が品切れでした。
いつもですと、まとめて10本位は買うのですが、その日は、無かったので、
仕方無く、「Jolly Cow」と言うブランドの牛乳をまとめて買いました。
そして、その後も、前述の「アラスカ」がある時は、それを買っていたの
ですが、品切れの時は、後述の物を買うと言う感じでした。何故、その
「ジョリーカウ」と言う物を買ったかと言いますと、単純な理由でして、
値段が安かったからです。値段は、「アラスカ」が一本(1リットル)P62
(約\143)で、「ジョリーカウ」が一本(1リットル)P52(約\120)なの
です。

  そして、例の中国製メラミン入り粉ミルクの事件が起きて、テレビで
も、いろいろ騒ぎ出した訳です。そして、私は、「まさか、今飲んでいる
牛乳は大丈夫だろうな」と思い、半分冗談のつもりで、冷蔵庫の「ジョリー
カウ」と言う牛乳のパックを見ましたら、小さい字で、「Product of PRC」
と書いてあるのです。私は、「あれ、おかしいな、フィリピンだったら、
Philippinesと書くのに・・・」と思ったのですが、その直後、「何?PRC
とは中国じゃないか!」と、すぐに気が付きましたが、「時すでに遅し」
でした。ちなみに、「PRC」とは、「Peoples Republic of China」の略で
す。ここで、頭に来るのは、何故、「Product of China」と書かないで、
「Product of PRC」と書いているのか?と言う事です。これは、言うまで
も無く、「China」と書くと売れないからですし、一般庶民は、「PRC」
が中国であるなどとは知りませんので、気にしないで買ってしまうと言う
事です。

  その後、スーパーへ行って、牛乳のコーナーへ直行しましたが、もう
すでに、それらの製品は撤去されていて、一つもありませんでした。
従いまして、私は、おそらくメラミンが入っていたであろう牛乳を10〜20本
位は、飲んでしまった訳です。その後、インターネットで、「ジョリーカウ」
と言う牛乳の販売元の会社を調べましたら、アキノ元大統領の親族が経営する
華僑の会社でして、役員も全て親族で固めておりました。私は、「ああ、
なるほど」と思い、納得しました。

  ここで、私自信の反省点が、二つあります。一つ目は、私の潜入観で、
フィリピンで売っているロングライフの牛乳は、ニュージーランド製か、
オーストラリア製だけであると信じきっていて、パッケージを良く見なかっ
たと言う事です。今となっては言い訳っぽく聞こえますが、パッケージを
見て、もし、中国製と分かれば、絶対に買わなかったです。

  二つ目の反省点は、値段です。これは、フィリピンに長く住んでいても、
なかなか慣れないと言いますか、やはり、フィリピンの場合、安い物は、
粗悪品が多くて、必ず、裏があるのですが、そうかと言って高い物ばかり
買う訳にもいかないので、そこは難しいところです。「安かろう悪かろう」、
「安物買いの銭失い」などと言う言葉がありますが、日本人が、フィリピン
で買い物をしたり、サービスを受ける場合、ほとんどのケースにおいて、
それらの文言が当てはまると思います。


  現在、フィリピンにおいても、病院を初め、様々な所で、メラミン
混入製品が発覚してきているようですから、気を付けたいものです。

  また、次回お会いしましょう。
  体験滞在やゴルフなどで、是非、お泊りにいらっしゃって下さい。
その時に、いろいろ、お話し合い出来れば幸いです。

  二上裕之(ふたかみ)
  E-mail: hiro.int@trust.ocn.ne.jp
  URL: http://www5.ocn.ne.jp/~hiro.int/


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