ふらっとプレス  RSSを登録する

人権をもっとやさしく、もっと身近に! ニューメディア人権機構が、部落問題、雇用・労働、性、多民族共生、ジェンダー、障害者、高齢者、子ども、福祉・医療などの特集記事、人権情報ネットワーク「ふらっと」の更新など、人権に関する情報をお届けします。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/10/30

ふらっとプレスNo.417【特集:飯塚事件再審請求】

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃             ふらっとプレス 2009/10/30発行 No.0417
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

http://www.jinken.ne.jp

人権をもっとやさしく、もっと身近に……。
ニューメディア人権機構がほぼ週に一回、
人権に関する情報をお届けするメールマガジンです。

===================================
┏━━━━━━━━━━┓
┃   特集     ┃
┗━━━━━━━━━━┛
>>■■ 飯塚事件再審請求 ■■<<
>>■■ 取り調べの可視化を積極的に進めていく必要がある ■■<<
★福岡県飯塚市で1992年、小学生の女の子2人が誘拐・殺害された「飯塚
事件」で、2008年10月に刑が執行された元死刑囚の遺族が、無罪を訴え
福岡地裁に再審請求しました。

★先週の「ふらっとプレス」では、「足利事件」の再審が開始したことをお伝
えしましたが、「飯塚事件」と「足利事件」は事件発生時期やDNA鑑定など、
取り調べ方法などで共通する点がいくつもあることがわかっています。

●2009/10/23発行 No.0416【特集:足利事件再審開始】
http://archive.mag2.com/0000066949/20091023200000000.html

★「飯塚事件」の元死刑囚は取り調べ中も一貫して容疑を否認し、公判でも無
罪を主張し続けていました。また、執行されたときは、再審請求の準備が着々
と進んでいたということです。

★死刑確定から執行までは、法律上は6カ月以内と規定されますが、再審請求
などを踏まえ、平均すると7~8年を要しているのが実情です。しかし「飯塚
事件」の場合は、確定からわずか2年という異例の早さでした。

●正義のかたち:重い選択・日米の現場から/4 目撃者一転「証言はウソ」
(毎日新聞 2009/10/15)
http://mainichi.jp/select/world/news/20091015ddm041040072000c.html

★「足利事件」の弁護士は講演で、「飯塚事件」の元死刑囚の執行が「足利事
件」のDNA再鑑定を検察が認めた13日後だった点を指摘し、「飯塚事件で
かりにDNA鑑定をやり直せば、違う結果が出る可能性があったのに、同じ法
務省の中で久間さんに死刑が執行された」と執行時期に疑問を投げ掛けました。

●飯塚事件 死刑執行に疑問 「DNA再鑑定認めた直後」
足利事件の弁護士講演(西日本新聞 2009/10/28)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/130925

★「飯塚事件」の再審請求書によると、当時のDNA鑑定は、現在再審公判中
の「足利事件」とほぼ同時期に実施されたもので、弁護団は「最新の解析方法
によると、確定判決が認めた真犯人のDNAの型と元死刑囚の型は異っており、
無実は明らかだ」と主張しています。

●飯塚事件の元死刑囚遺族が再審請求(西日本新聞 2009/10/28)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/131121

●福岡・飯塚の2女児殺害:元死刑囚の妻、再審請求
「DNA、血液鑑定に誤り」(毎日新聞 2009/10/29)
http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20091029ddp001040004000c.html

★「飯塚事件」の弁護団が提出した新証拠は、結果の「解析」によって全く別
の結論が導かれることを示したものの、真犯人を特定できる当時の試料がない
だけに、再審開始へのハードルは「足利事件」より高いといわれています。

●飯塚事件 再審請求 真犯人の鑑定試料なく 「足利」より高いハードル
(西日本新聞 2009/10/29)
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/6964/

★しかし、弁護団共同代表は会見で、当時の試料が既になくなっていることに
触れ、「鑑定が正しいかどうかを第三者が追試・再試できるようにすべきだ」
と指摘し、「追試できない証拠は裁判で証拠採用してはならないという原則を
確立すべきだと訴えていくことにもなるだろう」と語りました。

●福岡・飯塚の2女児殺害:再審請求 再鑑定試料なし、批判
捜査幹部は「有罪崩れぬ」(毎日新聞 2009/10/29)
http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20091029ddp041040019000c.html

★アメリカでは、近年、DNA鑑定の精度の向上によって、多くの死刑・懲役
囚が実は無実だったことが明らかになりました。そのうち多くの人は、取り調
べの課程で自白をしていたこともわかっています。

●講演「なぜ、無実の人が自白するのか?
-アメリカの虚偽自白125事例が語る真実-」に参加して
(JANJAN 2008/12/18)
http://www.news.janjan.jp/living/0812/0812173677/1.php

●『なぜ無実の人が自白するのか-DNA鑑定は告発する』(Amazon)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4535516642/flat-22/

●クローズアップ現代:無実の“死刑囚”124人の衝撃
~えん罪に揺れるアメリカ~(NHK 2007/08/29)
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2007/0708-5.html#wed

★取り調べ過程の可視化を巡っては、千葉景子法相が就任会見で早期の導入を
明言し、すでに省内の勉強会を立ち上げました。一方、現場の捜査員からは、
録音・録画を伴う可視化による混乱を不安視する声があがっています。

●取り調べ可視化 捜査現場に戸惑い(朝日新聞 2009/10/27)
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000910270001

★全面的な可視化は国際的な流れであるうえに、取り調べを可視化することに
よって、公判で自白の任意性・信用性を争う時間が大幅に減るメリットがあり
ます。そして何よりも、冤罪事件を防ぐことになるでしょう。

★「疑わしきは被告人の利益に」の鉄則を徹底させ、司法に対する国民の信頼
を取り戻すためには、取り調べの可視化を積極的に進めていく必要があるので
はないでしょうか。

>>【関連記事】<<
●社説:状況証拠有罪 裁判員への重い課題(東京新聞 2009/09/08)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2009090802000082.html

●「足利事件」と「飯塚事件」を結ぶ黒い線(JANJAN 2009/10/12)
http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910121516/1.php

●「飯塚事件」をうやむやに終わらせるな(JANJAN 2009/08/05)
http://www.news.janjan.jp/living/0908/0908048222/1.php

●ザ・スクープスペシャル 第28弾
「“第二の足利事件”は国家権力による殺人か!?」(テレビ朝日 2009/08/09)
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/

>>【ふらっとプレス 関連特集バックナンバー】<<
●2009/09/18発行 No.0412【特集:狭山事件3次再審請求】
http://archive.mag2.com/0000066949/20090918190000000.html

※記事を閲覧するには、会員登録が必要なリンク先もあります。また、すべて
の引用記事は、リンク先の保存期間などの理由により、削除されている場合が
ありますのでご了承ください。

>>【参考ページ】<<
●sokの日記:無実の“死刑囚”124人の衝撃
http://sok-sok.seesaa.net/article/61473551.html

●冤罪事件:飯塚事件 国家による殺人か? 第二の足利事件
http://k1fighter2.hp.infoseek.co.jp/Enzai/iizuka/iizuka.htm

●松山大学法学部田村教授のHP:飯塚事件
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/iidukajikenn.htm

●事件史探求:福岡・飯塚女児2人殺害事件
http://gonta13.at.infoseek.co.jp/newpage448.htm


===================================
┏━━━━━━━━━━┓
┃ ふらっと相談室  ┃
┗━━━━━━━━━━┛
■■事例で納得Q&A■■
http://www.jinken.ne.jp/soudan/cgi-ap/category.php

ふらっと相談室Q&A:子どもに関する問題
> 児童虐待
・手のかかる子どもを抱え、毎日がつらい
・離乳食をちゃんと食べない子どもにいらだってしまう
・トイレトレーニングがうまくいかず、言葉も遅いようです
・二人目の出産後、上の子にきつくあたってしまう
・聞き分けのない子どもにきつく当たってしまう
・父から性虐待を受けた記憶がよみがえった
・「しつけ」と称して子どもを殴る夫を止めたい
・つい子どもに手を上げてしまい、落ち込んでいる
・児童虐待の通報をしたが、どんな対応がなされる?
・子育てが不安です。自分も児童虐待してしまいそうです
・保育所で子どものけがに気づいたときは?
・児童福祉施設とはどういうところ?
・虐待を受けた子どもへのケアは?
・児童虐待に気づいたときは?
・近所の子どもが虐待されているようだが
・「子どもの虐待ホットライン」とは?

■今週のQ&A■
<< つい子どもに手を上げてしまい、落ち込んでいる >>

【Q】私の親はとても厳しく、子どものころからたたかれることもたびたびで
した。それがとても嫌だったので、「自分の子にはぜったい手を上げない」と
固く決めていました。ところが先日、言うことをきかない子を思わずたたいて
しまい、ショックで落ち込んでいます。自分が子どものころにたたかれた時の
ことを思い出し、情けない気持ちでいっぱいです。これから子どもにどう接し
ていけばよいのでしょうか。

【A】たたかれたことにつらい思い出があり、「わが子だけはたたくまい」と
がんばってこられたのですね。それなのに、言うことをきいてくれない子に、
「どうして?」と腹が立ったのでしょうか、泣いたりぐずったりする子に責め
られている気がしたのでしょうか、思わず手が出てしまったのですね。今まで
がんばってきたぶん、ショックもひとしおだったことでしょう。自分の子ども
のころと同じ思いをさせたのでは、と情けない気持ちなのですね。

でも大丈夫。「完ぺきなお母さん」なんて、どこにもいません。あなたには、
子どもを「幸せにしたい」という気持ちがちゃんとあります。その気持ちが大
切なのです。きつくしかった後には、少し優しくなれるはず。それで十分です。

「さっきは、怒りすぎてごめんね」と謝ることができれば、なおいいでしょう。
お母さんにも良い時も悪い時もあって当たり前です。子どもが大人になったと
き、きっと「お母さんは、ぼく(私)を一生懸命育ててくれたのだ」と感じて
くれるでしょう。


===================================
┏━━━━━━━━━━┓
┃  トピックス   ┃
┗━━━━━━━━━━┛
・成人年齢:18歳が「適当」 法改正は国会判断で
・臓器優先提供:養子、事実婚認めず 「親族限定」も無効
・苦学生救う 無償の奨学金 『給付型ないのは日本だけ』
・悲しみ抱え でも歩む 桶川事件 きょう10年
・働くナビ:外国人研修制度の問題点は。 ほか
http://www.jinken.ne.jp/topics/topic_allview.php


===================================
┏━━━━━━━━━━┓
┃  イベント    ┃※掲載希望はinfo@jinken.ne.jpまで
┗━━━━━━━━━━┛
・【大阪】「よりそいネットおおさか」研修会
・【東京】DV等女性への暴力防止セミナー
・【大阪】野外講座「なにわ・人権歴史ウォーク」
・【全国】父親の育児休業シンポジウム
・【大阪】「見た目」問題で悩まないためのイベント ほか
http://www.jinken.ne.jp/event/event_allview.php


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●編集後記●
「足利事件」の菅家さんの話を聞く機会がありました。捜査員が自宅に突然来
たときから取り調べの様子など、不条理で信じられないことばかりでした。警
察の「でっちあげ捜査」には、本当に呆れます。

当時の裁判官や検察官などについて、菅家さんの「絶対に許さない」「必ず出
廷して証言してほしい」と声を震わせながら訴えた言葉が印象的で、闘いはま
だ続くということを思い知りました。(S)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆このメールマガジンは、等幅フォントに最適化されています◆
Windowsユーザーの方・・・MSゴシックフォント
Macユーザーの方・・・・・・・Osaka等幅フォント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

発行 ニューメディア人権機構 http://www.jinken.ne.jp/
メールでのお問い合わせ mailto:info@jinken.ne.jp
購読の解除・新規登録 http://www.jinken.ne.jp/about/magmag.html
バックナンバー http://archive.mag2.com/0000066949/index.html
総発行部数1093部(2009/04/20現在)---Since 2001/05/11---
Copyright 2009 New Media Human Rights Organization All Rights Reserved

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る