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2009/06/05

ふらっとプレスNo.399【特集:児童虐待防止法改正から1年】

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┃             ふらっとプレス 2009/06/05発行 No.0399
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http://www.jinken.ne.jp

人権をもっとやさしく、もっと身近に……。
ニューメディア人権機構がほぼ週に一回、
人権に関する情報をお届けするメールマガジンです。

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┃   特集     ┃
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>>■■ 改正児童虐待防止法の施行から1年 ■■<<
>>■■ 子育ての悩みを打ち明けられる環境づくりも求められている ■■<<
★家庭への強制立ち入り調査など児童相談所の権限を強化した改正児童虐待防
止法が施行されて1年たちました。しかし、依然として通報や介入の遅れで幼
い命が失われる事件が後を絶たず、早期発見・介入の取り組み強化が求められ
ています。

★虐待の恐れのある家庭に児童相談所が解錠して立ち入ることを可能にした
「強制立ち入り調査」(臨検)の実施が、施行後1年で2件にとどまっている
という記事を中心に、児童虐待に関する最近の動きをまとめてみました。

★臨検に踏み切った児童相談所は「弁護士に何度も相談して進めた」というこ
とです。裁判所の許可状を得るには課題も多く、強制立ち入り調査執行までの
ハードルが高いのが現状です。

★このように、早期発見・介入を一層の強化を求める声がある一方、本質的に
は親子を支援する組織である児童相談所が強権を持ち、相反する役割を同時に
負うという難しい問題があるという意見もあります。

●児童虐待:臨検2件どまり、出頭要求は24件…法改正1年
(毎日新聞 2009/05/31)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090531k0000m040109000c.html

●後絶たぬ児童虐待死 早期発見・介入 一層の強化を
(中国新聞 2009/05/31)
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/child/news/090531.html

★法務省は、親から虐待を受けた子どもを児童福祉施設などが保護した際、親
が親権を主張し、子どもと接触しようとしてトラブルになるケースがあること
から、親権を「一時停止」する新たな制度を設けるかどうかもふくめ、民法改
正も視野に入れ、専門家らによる研究会で検討することになりました。

★現行民法は親権の「喪失」手続きのみを定めるため、親子関係を壊すなど重
大な影響を与える懸念から適用には慎重にならざるを得ないため、親の立ち直
りを視野に入れた措置の導入を議論する見通しです。

●児童虐待:親権の一時停止を検討、虐待から保護 法務省が研究会
(毎日新聞 2009/06/03)
http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20090603ddq041040007000c.html

●児童虐待を防げ 法務省が「親権制限」研究会
(産経新聞 2009/05/26)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090526/trl0905262248033-n1.htm

★以上のように、児童虐待の発生予防から早期発見・早期対応、さらには虐待
を受けた子どもの保護・自立支援などを充実していくとともに、虐待をした親
自身への支援や再発防止と家族再統合にむけた働きかけも求められています。

★地域から孤立し、社会からも取り残されたように感じ、誰にも相談できず、
育児への不安やストレスを一人で抱え込んでしまえば、自分も虐待をしてしま
うかもしれないと思うことも、つい叩いてしまうこともあるかもしれません。

★そのようなサインを発信している親に、子育ての悩みを打ち明けられる場や
支援機関があることを知らせて孤立させないことや、虐待する親を理解し回復
を支援する環境づくりも急がれます。

★児童虐待は個人や家庭の特別な問題ではなく、社会構造の影響を大きくうけ
る可能性のある社会問題と認識し、地域で子育て支援に取り組むグループの活
動を参考にしながら、私たちにもできることを考えてみませんか。

●「育児にいらいら」7割が経験(山梨日日新聞 2009/06/03)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/06/03/18.html

●孤立を防いで虐待なくそう(朝日新聞 2009/05/26)
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000905260004

●子育て中のママも アシスト(朝日新聞 2009/05/25)
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000000905250003

●児童虐待ゼロへ(2)子育ての孤独 「仲間」と共有
(読売新聞 2007/11/07)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/orange/fe_or_07110701.htm

>>【関連記事】<<
●大阪府人権協会:虐待は「エンパワメント」から始まる
エンパワメント・センター主宰 森田ゆりさん
http://www.jinken-osaka.jp/essay/vol14.html

●企画・連載:傷ついた いのち(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/feature/hokkaido1238464314730_02/index.htm

●特集:児童の虐待防止(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/orange/

●虐待 不確かでも通報を(読売新聞 2009/05/27)
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090527ok01.htm

●インタビュー:この人・かたらんね:佐藤克之さん(毎日新聞 2009/05/18)
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000130905180001

●児童虐待 診察でどう察知 医師の専門知識 カギ(読売新聞 2009/05/12)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/security/20090512-OYT8T00848.htm

●コラム:発信箱:届かない叫び(毎日新聞 2009/05/06)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090506ddm008070127000c.html

●児童虐待 先生向けマニュアル…文科省作成(読売新聞 2009/02/20)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20090220-OYT8T00341.htm

●改正児童虐待防止法が成立…「もう死なせない」(読売新聞 2007/05/26)
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20070526ok02.htm

●ニュースな言葉:児童虐待防止法(毎日新聞 2007/04/11)
http://mainichi.jp/word/archive/news/2007/04/20070411ddm003010119000c.html

>>【参考ページ】<<
●MY TREE ペアレンツ・プログラム
http://www.geocities.jp/mytree1206/index.html

●子どもの虐待防止センター
http://www.ccap.or.jp/

●児童虐待防止協会
http://www.apca.jp/index.html

●児童虐待防止全国ネットワーク
http://www.geocities.jp/zenkokunet1/

●子ども虐待防止 オレンジリボン運動
http://www.orangeribbon.jp/index.php

●厚生労働省:児童虐待防止対策・DV防止対策
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv.html

●厚生労働省:児童虐待の現状とこれに対する取組
http://www.mhlw.go.jp/seisaku/20.html

●厚生労働省:全国児童相談所一覧
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv30/index.html

>>【ふらっと 関連記事】<<
●特集:子ども虐待 子どもの権利、子どもの人権
子どもの権利における世界共通の行動基準「子どもの権利条約」を糸口に、虐待
という、子どもの生命そのものを脅かす人権問題を、数回にわたってさまざまな
視点から考えたいと思います。
http://www.jinken.ne.jp/special/ca_index.html

●「こんなに話を聴いてくれる大人に出会ったのは初めてだよ」
カリヨン子どもセンター理事長・弁護士 坪井節子さん
http://www.jinken.ne.jp/child/tuboi/index.html


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┃ ふらっと相談室  ┃
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■■事例で納得Q&A■■
http://www.jinken.ne.jp/soudan/index.html

ふらっと相談室Q&A:障害者問題(2009/05/20更新)
・精神病院を退院し、自宅療養中。自分と同じ経験をもつ人と話をしたい
・頭を負傷してから物忘れが激しくなったりする。これも後遺症?
・子どもが統合失調症と診断された。治療法や治療期間は?
・躁うつ病と診断された。どんな病気?
・PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは?
・神経症ではないかと言われたが、どんな病気なのかよくわからない
・同僚がパニック障害と診断された。どんな病気?
・障害をもつ人との接し方
・ダウン症の子どもをもつ家族への対応
・車いすの利用者。本籍地の提示を断ると入居契約を拒否された
・ボランティアをしたい。紹介してくれる機関と心構えを教えて

■今週のQ&A■
<< 精神病院を退院し、自宅療養中。自分と同じ経験をもつ人と話をしたい >>

【Q】精神病院を退院して今は自宅にいます。ただ、家族以外に人と話す機会
がなく、毎日が退屈で仕方ありません。かといっていきなり、まったく知らな
い他人と話す勇気もありません。そこで自分と同じ体験をした人と話をしてみ
たいのですが、どこで知り合えるのでしょうか。

【A】病院によっては、患者が集まる場を提供するデイケア、ナイトケアを開
設しています。あなたが今も治療を受けているのなら、病院に確認してみてく
ださい。また、保健所(保健センター)でもこうしたデイケアをやっている場
合があります。さらに、専門家がまったくかかわらない当事者の活動のなかに
はセルフヘルプグループと呼ばれるものがあります。

セルフヘルプグループとは、何らかの障害のために生きづらさ
を感じている本人が自主的に集まってできたグループです。ミーティングを開
いて自らの体験を話し合ったり、情報交換を行なう等の活動をしています。グ
ループの規模は、全国単位の組織から数人で集まる小さなものまでさまざまで
す。種類も、精神薩害のほか神経症や対人恐怖症、アルコール依存症など多様
です。

こうしたセルフヘルプグループについては、保健所(保健センター)が地域の
グループ情報をもっていることがあります。また、セルフヘルプグループの情
報を収集している民間組織もあります。まずは情報を収集し、あなたに合うグ
ループを探してみてください。


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┃  トピックス   ┃
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・再審無罪の免田さん、年金受給資格の回復申し立て
・全国初の「地域支援員」スタート 大津のNPO 成年後見活動を補助
・菅家受刑者釈放へ 足利事件で高検 DNA『無罪に該当』
・ICカード『携帯ノー』 入管法改正案 国会前外国人ら座り込み
・無届けで出会い系サイト、全国初の逮捕 警視庁 ほか
http://www.jinken.ne.jp/topics/topic_allview.php

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┃  イベント    ┃
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・ 【大阪】講演「宇宙船地球号の乗組員として〜CSRと人権〜」
・ 【東京】写真展:リサイクル&リユースで国際協力
・ 【大阪】EDU★COLLE 〜多様な教育の博覧会〜
・ 【東京】国際シンポジウム「新時代の難民保護と市民社会」
・ 【大阪】シンポジウム「働く意味・仕事の未来」 ほか
http://www.jinken.ne.jp/event/event_allview.php

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●編集後記●
中庭の紫陽花も少し色づいてきましたし、このまま梅雨に突入してしまうので
は?と思うほど、今週は雨が降ったりやんだりでした。梅雨時は靴が汚れるて
困るんですけれども、言っててもしょうがないので、今年は長靴買いました。

さて、前にもお知らせしましたが、来週の月曜日、6月8日、NPO法人「宇
宙船地球号」事務局長・山本敏晴さんの講演を開催します。一般公開ですので、
興味のある方は当日会場にお越しくださいませ。

白状しますが、私は山本さんのブログを愛読しており、たまに泣かされていま
す。(S)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65013225.html

●記念講演「宇宙船地球号の乗組員として〜CSRと人権〜」の詳細
http://www.jinken.ne.jp/event/20090605151225.html

●ふらっと「未来に続く、ほんとうに意味のある国際協力を求めて」
http://www.jinken.ne.jp/kyousei/yamamoto/index.html

●NPO法人「宇宙船地球号」
http://www.ets-org.jp/index.html

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