2009/05/22
ふらっとプレスNo.397【更新:人権学習シリーズ Vol.04 ちがいのとびら】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ふらっとプレス 2009/05/22発行 No.0397 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ http://www.jinken.ne.jp 人権をもっとやさしく、もっと身近に……。 ニューメディア人権機構がほぼ週に一回、 人権に関する情報をお届けするメールマガジンです。 =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ 更新 ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ >>■■ 人権学習シリーズ Vol.04 ちがいのとびら−多様性と受容− ■■<< >>■■ “違い”を認めあってともに生きる ■■<< ★人や集団にはさまざまな「ちがい」がありますが、「おなじ」であることを 重視する社会にあっては、それが差別や排除につながります。 ★では、その「ちがい」が尊重され、受け容れられるにはどのようにすればよ いのでしょうか。これを学習するための教材として、ぜひ、地域や職場の研修 や学習会にご活用ください。 ●ふらっと教室 > 本の紹介 > 人権学習シリーズ Vol.04 http://www.jinken.ne.jp/class/book/book_chigai.html ●バックナンバー Vol.01 結婚?幸せ http://www.jinken.ne.jp/class/book/book_kekkon.html Vol.02 働く http://www.jinken.ne.jp/class/book/book_hataraku.html Vol.03 暮らす http://www.jinken.ne.jp/class/book/book_kurasu.html =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ 特集 ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ >>■■ 裁判員制度スタート ■■<< >>■■ 市民が参加して変えていくことが求められている ■■<< ★5月21日、裁判員制度が始まりました。全国の50の地方裁判所と10の 地方裁判所支部で裁判員裁判が実施されます。対象となる事件は、5月21日 以降に起訴された殺人などの一定の重大犯罪です。 ●裁判員裁判の対象事件(西日本新聞 2009/05/15) http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/6533/ ★各裁判所は、対象事件ごとに「裁判員候補者名簿」に登録された人の中から くじで「裁判員候補者」を選び、「裁判員等選任手続期日のお知らせ(呼出状)」 や「質問票」などの書類を、裁判員を選ぶための手続が行われる日の6週間前 までに封書で送ります。なお、これらの書類が発送されるのは6月以降、実際 に裁判が開かれるのは早ければ7月下旬になると見込まれています。 ●トピックス:平成21年5月21日、裁判員制度が始まりました (最高裁判所) http://www.saibanin.courts.go.jp/topics/09_05_21_saibanin_hajimari.html ★裁判員制度スタートでそろって会見した法曹三者のトップは、異口同音に 「司法への国民参加が民主主義の発展につながる」と制度の利点を強調しまし たが、いずれも多くの課題が残されていることを認めました。 ★日弁連会長は「容疑者を守るのに不可欠な取り調べの可視化が実現していな い。守秘義務を長く重く処罰するため、制度検証に課題も残る。市民の負担は 軽くない」と問題点を指摘しました。 ★裁判員制度がスタートした21日、裁判員裁判の対象となる事件で初めての 起訴が4件ありました。最高検によると、千葉地検が殺人未遂罪と強盗傷害罪 の2件で起訴。秋田地検が現住建造物等放火未遂罪で1件、青森地検は強盗傷 害罪の1件です。 ●裁判員制度:初日の起訴は4件(毎日新聞 2009/05/22) http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/news/20090522k0000m040070000c.html ●裁判員裁判の対象、初日は殺人未遂など起訴4件(読売新聞 2009/05/21) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090521-OYT1T00967.htm ●裁判員制度スタート 対象事件、4件起訴(日経新聞 2009/05/21) http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY200905210364.html ●裁判員法廷始動、制度初日の起訴4件 殺人未遂や強盗傷害 (日経新聞 2009/05/22) http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090522AT1G2103021052009.html ★4件については今後、争点や証拠を整理する公判前整理手続きで公判日程が 決められた後、それぞれの地域に住む50〜100人の裁判員候補者に、地裁 から呼出状と質問票が送付されることになります。 ★呼出状で指定された選任手続きの当日、裁判長から裁判員候補者に対して、 あらためて辞退希望の有無、理由、不公平な裁判をするおそれの有無などにつ いて質問がなされます。 ★この質問の中には、事件に関連する不適格事由(裁判員法17条)として 「審理する事件の被告人又は被害者本人、その親族、同居人等」「審理する事 件について、証人又は鑑定人になった人」「審理する事件について、被告人の 代理人、弁護人等、検察官又は司法警察職員として職務を行った人」などがあ げられています。 ●裁判員に選ばれたら(裁判員ネット) http://saibanin.net/lecture/selection.html ★この選任手続きで裁判長が質問する際に、守秘義務のない裁判員候補者に事 件の概要や被害者の名前など個人情報が伝わる可能性があるとして、地方の議 員や女性団体から対策を求める要請書が地裁と最高裁に提出されています。 ●性犯罪被害者名も裁判員候補に開示、情報流出懸念の声 (読売新聞 2009/05/06) http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090506-OYS1T00229.htm ●鹿児島の市民 「性犯罪被害者 保護を」 候補選任時の情報流出懸念 地裁に要請書 「防止措置が不十分」(西日本新聞 2009/05/20) http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/96665 ●「性犯罪被害者に配慮を」市民が地裁に申し入れ…裁判員制度 (読売新聞 2009/05/19) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20090519-OYT8T01174.htm ●裁判員制度:性犯罪被害者の2次被害防止を 女性団体要望 (毎日新聞 2009/05/20) http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090520k0000m040086000c.html ●裁判員制度における被害者のプライバシー確保を求める要請 (アジア女性資料センター) http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=455 ★21日には、刑事司法にかかわる2つの重要な制度も同時にスタートしまし た。一つは、起訴前の容疑者に国費で弁護士をつける「被疑者国選弁護制度」 の大幅な拡大。もう一つは、「検察審査会」の権限の強化です。 ●刑事司法の重要2制度もスタート…裁判員制度と同時に (読売新聞 2009/05/20) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090520-OYT1T00152.htm ●容疑者の「国選」10倍 窃盗・傷害なども対象 (毎日新聞 2009/05/21) http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090521ddm002040136000c.html ●国選弁護の対象拡大、日弁連・法テラス「何とか態勢」 (朝日新聞 2009/05/22) http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY200905210177.html ●検察審査会:権限強化、議決2回で起訴へ 「市民の声反映」に期待 (毎日新聞 2009/05/18) http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090518ddm012040089000c.html ●検察審査会「起訴相当」2回で起訴へ 議決に法的拘束力 (朝日新聞 2009/05/19) http://www.asahi.com/national/update/0519/TKY200905180395.html ★「刑事裁判に一般市民の感覚を」という理念のもとに始まった裁判員制度で すが、その問題点についてはこれまでもさまざまな議論がなされ、「ふらっと プレス」でも何度も取り上げてきましたので、参照してみてください。 ●ふらっとプレス バックナンバー 2009/04/23発行 No.0394【特集:裁判員制度の開始まで1か月】 http://archive.mag2.com/0000066949/20090423202000000.html ★特に重要な問題は、冒頭で紹介した日弁連会長の言葉にもあります「取り調 べの可視化」と「守秘義務」、そして「公判前手続き」の不透明さ、証拠及び 証拠リストの検察側からの開示など、数え上げればきりがありません。 ★すでに問題になっている点についてはもちろん、今後運用していく上で浮か び上がってくるであろう問題点についても、3年後の見直しを視野に入れて、 市民が参加して変えていくことが求められているのではないでしょうか。 >>【関連記事】<< ●社説:裁判員スタート―新しい司法を国民の手で(朝日新聞 2009/05/20) http://www.asahi.com/paper/editorial20090520.html#Edit1 ●社説:裁判員制度 お上意識脱却の機会に(毎日新聞 2009/05/20) http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090520ddm005070177000c.html ●社説:裁判員制度 参加意識が低いまま始動した(読売新聞 2009/05/20) http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090520-OYT1T01057.htm ●社説:国民の権利と感じられる裁判員制度に(日経新聞 2009/05/20) http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090519AS1K1900119052009.html ●主張:「公の精神」取り戻そう 円滑な運用と検証の徹底を (産経新聞 2009/05/20) http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090520/trl0905200320004-n1.htm ●社説:裁判員制度スタート 国民参加に値するものに (北海道新聞 2009/05/20) http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/166212_all.html ●社説:裁判員制開始 『お上任せ』からの脱却(東京新聞 2009/05/21) http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2009052102000087.html ●社説:裁判員制度 司法を開くスタートに(中国新聞 2009/05/21) http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200905210076.html ●社説:裁判員制度 意義を共有するためには(西日本新聞 2009/05/22) http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/97208 ●社説:裁判員制度が始動 まずは弾力的な運用を(秋田魁新報 2009/05/20) http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20090521az ●特集:裁判員制度(朝日新聞) http://www.asahi.com/special/080201/ ●特集:裁判員制度(毎日新聞) http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/ ●特集:あなたも裁判員(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081128-033595/index.htm ●トピックス:事件:裁判員制度(産経新聞) http://sankei.jp.msn.com/topics/affairs/3821/afr3821-t.htm ●トピックス:あなたは人を裁けるか?〜裁判員制度スタート〜 (日経ビジネスオンライン) http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090520/195296/ ●特集:裁判員制度(西日本新聞) http://www.nishinippon.co.jp/nnp/feature/2009/saibanin/ ●冤罪被害者、元被告、遺族…裁判員制度へ思い交錯 (読売新聞 2009/05/20) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090520-OYT1T00559.htm ●裁判員制度を前に ある「教戒師」の四半世紀−−住職・足利孝之さん (毎日新聞 2009/05/20) http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090520dde012040011000c.html ●裁判員制度スタート 「良識」期待と不安(毎日新聞 2009/05/22) http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090522ddm003040069000c.html ●課題山積の船出…ケース・バイ・ケースでの対応を(産経新聞 2009/05/20) http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090520/trl0905202214015-n1.htm ●意義大きいが課題山積 裁判員制度(中国新聞 2009/05/21) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200905210046.html ※すべての引用記事は、リンク先の保存期間などの理由により、削除されてい る場合がありますのでご了承ください。 >>【参考ページ】<< ●あなたが変える裁判員制度 (裁判員ネット=市民の視点から裁判員制度を考えるネットワーク) http://www.saibanin.net/index.html ●はじまります。裁判員制度(日本弁護士連合会) http://www.nichibenren.or.jp/ja/citizen_judge/index.html ●裁判員制度ホームページ(最高裁判所) http://www.saibanin.courts.go.jp/ ●あなたも裁判員!(法務省) http://www.moj.go.jp/SAIBANIN/index.html =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ ふらっと相談室 ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ■■事例で納得Q&A■■ http://www.jinken.ne.jp/soudan/index.html ふらっと相談室Q&A:障害者問題(2009/05/20更新) ・精神病院を退院し、自宅療養中。自分と同じ経験をもつ人と話をしたい ・頭を負傷してから物忘れが激しくなったりする。これも後遺症? ・子どもが統合失調症と診断された。治療法や治療期間は? ・躁うつ病と診断された。どんな病気? ・PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは? ・神経症ではないかと言われたが、どんな病気なのかよくわからない ・同僚がパニック障害と診断された。どんな病気? ・障害をもつ人との接し方 ・ダウン症の子どもをもつ家族への対応 ・車いすの利用者。本籍地の提示を断ると入居契約を拒否された ・ボランティアをしたい。紹介してくれる機関と心構えを教えて ■今週のQ&A■ << 車いすの利用者。本籍地の提示を断ると入居契約を拒否された >> 【Q】私は足に障害があり、車いすを使用しています。民間の賃貸マンション に入居を申し込んだところ、本籍地の提示を求められ、断ると契約を拒否され ました。 【A】入居申込者が障害をもつことを理由に、本籍地の提示を求めたり入居を 断ったりするのは差別行為にあたります。 そもそも入居申込者が障害者であることと本籍とは、何の関係もないはずです。 さらにいえば、本籍も入居には無関係です。 障害をもつ人は、ない人に比べれば確かにハンディキャップがあります。しか しそれは、その人をとりまくさまざまなバリア(たとえば段差や狭い出入り口 など)によるものであり、そのバリアは「障害のない人」中心の社会がつくり 出してきたものです。 この考えに基づいて、近年は施設や住宅などの物理的なバリアはもちろん、障 害をもつ人に対する心のバリアをなくしていこうという「バリアフリー」の取 り組みがさまざまな分野で始められています。 =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ トピックス ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ・中国人労働者:研修生・実習生の労働問題 大阪の弁護士ら、中国紙で救済活動 ・判断能力が不十分な人を守る 成年後見制度 転換期に ・裁判員制度:性犯罪被害者の2次被害防止を 女性団体要望 ・脳死を再び考える あなたはどの案選びますか? ・多様化するうつ(1)診断基準変化 症状で分類 ほか http://www.jinken.ne.jp/topics/topic_allview.php =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ イベント ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ・【大阪】連続講演会「日本国憲法と裁判官」 ・【大阪】男女共同参画施策に関わる職員のための研修プログラム(基礎編) ・【東京】対論集会 スリランカ内戦の行方と日本の役割 ・【東京】シンポジウム「働いて生活できる賃金を!」〜女性と貧困 第2弾 ・【大阪】明日から使える!人権・同和問題担当者の基礎が学べる入門講座 ほか http://www.jinken.ne.jp/event/event_allview.php ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●編集後記● 新型インフルエンザが国内感染の段階に入り、大阪では学校が休校になったり 外出を自粛する人が増えたりで、電車や人通りが心なしか空いているように思 います。マスクを着用している人の割合も高いです。咳をしたら睨まれます。 感染者に関する報道を見ていると、まるで「犯人」か「魔女」を探しているか のようで、とても不愉快になります。「濃厚接触者」という言葉にも違和感を 覚えます。医療用語なのでしょうか。いったい濃厚接触者の定義とは・・・。 だからと言って、これから重症化する人が出てくる可能性もあるので、侮って はいけないと思います。栄養のバラスを考えた食事をとって、睡眠もたっぷり とって、余計なストレスをため込まないように過ごしたいものですね。(S) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆このメールマガジンは、等幅フォントに最適化されています◆ Windowsユーザーの方・・・MSゴシックフォント Macユーザーの方・・・・・・・Osaka等幅フォント ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行 ニューメディア人権機構 http://www.jinken.ne.jp/ メールでのお問い合わせ mailto:info@jinken.ne.jp 購読の解除・新規登録 http://www.jinken.ne.jp/about/magmag.html バックナンバー http://archive.mag2.com/0000066949/index.html 総発行部数1093部(2009/04/20現在)---Since 2001/05/11--- Copyright 2009 New Media Human Rights Organization All 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