2009/03/19
ふらっとプレスNo.389【特集:原爆症2次訴訟】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ふらっとプレス 2009/03/19発行 No.0389 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ http://www.jinken.ne.jp 人権をもっとやさしく、もっと身近に……。 ニューメディア人権機構がほぼ週に一回、 人権に関する情報をお届けするメールマガジンです。 =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ 特集 ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ >>■■ 原爆症2次訴訟 ■■<< >>■■ 認定基準を根本から見直すことが求められている ■■<< ★3月18日、広島で被爆した人たちが原爆症に認定するよう求めた広島の第 2次集団訴訟で、広島地方裁判所は、一連の集団訴訟では初めて国に損害賠償 を命じる判決を言い渡しました。 ★全国17地裁で提訴された原爆症認定訴訟は、今回の判決を含め、原告側の 15連勝となり、被爆者らは「国は早急に審査体制を見直し、全面解決を図る べきだ」と訴えました。 ★裁判長は、国の基準に含まれない病気も原爆症と認めたうえで、「職務上の 注意義務を尽くすことなく漫然と認定申請を却下した」として、原告のうち3 人について国に計99万円の損害賠償を支払うよう命じました。 ●原爆症認定訴訟で初の国家賠償 広島地裁(中国新聞 2009/03/18) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200903180240.html ●原爆症認定「審査不十分」、初の賠償命令…広島地裁 (読売新聞 2009/03/18) http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090318-OYO1T00721.htm ●原爆症認定広島2次訴訟、国に損害賠償命じる判決 (朝日新聞 2009/03/18) http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK200903180043.html ★広島地裁判決は、集団訴訟以前から敗訴を重ねながらも審査基準の見直しに 消極的だった国の姿勢を厳しく糾弾したものだとの指摘もあります。 ●国の消極姿勢、厳しく糾弾 国賠判決(中国新聞 2009/03/18) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200903180231.html ●原爆症認定訴訟判決要旨(中国新聞 2009/03/18) http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2009031801000352_Detail.html ★一方、今回の判決で、原爆症と認定されなかった原告もおり、そのうちの1 人は「同じ被爆者なのに、どこで差別されたのか」と悔しさをにじませ、控訴 する意向を示しました。 ●原爆症認定 「画期的な判決」原告歓喜 未認定の2人 (読売新聞 2009/03/19) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090318-OYT8T01248.htm ●2人棄却 原告複雑(朝日新聞 2009/03/19) http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000903190001 ★肝機能障害を原爆症と認めた12日の東京高裁判決に続き、国に初めて賠償 を命じた18日の広島地裁判決を受け、原告側は「認定基準の見直しと訴訟の 解決へ、3月中の政治決断を求めたい」と国の決断を迫りました。 ●原爆症訴訟の一括解決求める(中国新聞 2009/03/19) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200903190021.html ★広島地裁判決に、長崎訴訟の原告や支援者は一様に「画期的判決」と評価す るとともに、自らの控訴審の審理への追い風を期待する声が上がりました。 ●「画期的な判決だ」 原爆症訴訟で長崎の被爆者 (西日本新聞 2009/03/18) http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/83943 ●本県原告ら「画期的」と影響期待 原爆症広島訴訟判決 (長崎新聞 2009/03/19) http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090319/01.shtml ★「職務上の注意義務を尽くしていない」「認定申請を漫然と却下した」との 厳しい判決に、厚生労働省幹部の1人は「内容をきちんと見ないと分からない が、これまでの(集団訴訟判決の)流れとは違う」と話しました。 ●「これまでの流れと違う」 賠償認定に当惑する厚労省 (中国新聞 2009/03/18) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200903180236.html ★河村建夫官房長官は、記者会見で「厳しい判決が出た。全面解決を望む声が 高まっていることも承知している」と述べた。全面救済に向けて認定基準を見 直すことに前向きな姿勢を示しました。 ●原爆症認定訴訟:第2次広島訴訟 初の賠償命令 地裁「厚労相、漫然と申請却下」(毎日新聞 2009/03/19) http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090319ddm012040007000c.html ★被爆から63年が過ぎ、原爆症認定の集団訴訟は2003年4月以降、全国 17地裁で約300人が提訴しています。国側は15連敗しており、司法の判 断は定まったと言えるでしょう。 ★厚労省は5月に予定されている大阪、東京での高裁判決を待って基準見直し の是非を判断したいとの考えもあるようですが、もはや猶予はありません。被 爆者の高齢化が進み、一刻も早い救済が望まれています。 ★原爆の影響を受けた可能性があれば原爆症と認めていくのが被爆者援護法の 精神ではないでしょうか。認定基準を根本から見直すことと集団訴訟の速やか な解決などが求められています。 >>【関連記事】<< ●社説:「原爆症認定」判決 積極的な救済 国は急げ (中国新聞 2009/03/19) http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200903190103.html ●社説:原爆症認定 司法判断に沿い救済急げ (熊本日日新聞 2009/03/19) http://kumanichi.com/syasetsu/kiji/20090319001.shtml ●社説:原爆症認定 政治判断による一括救済急げ (毎日新聞 2009/03/15) http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090315k0000m070091000c.ht ml ●特集:ヒバクシャ広島/長崎(毎日新聞) http://mainichi.jp/select/wadai/heiwa/hibakusha/archive/ ●原爆・平和特集(中国新聞) http://www.chugoku-np.co.jp/abom/genbaku.html ●ピース・サイト(長崎新聞) http://www.nagasaki-np.co.jp/peace/index.html ●時論公論:原爆症認定 急がれる救済 (NHK解説委員室 2008/06/02日) http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/9261.html ●時論公論:原爆症認定 敗訴続く国側 (NHK解説委員室 2007/03/23日) http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/2350.html >>【ふらっとプレス バックナンバー】<< ●2007/08/02発行 No.0309【特集:原爆症認定訴訟】 http://archive.mag2.com/0000066949/20070802193000000.html ●2007/03/30発行 No.0292【特集:原爆症認定訴訟と薬害肝炎訴訟】 http://archive.mag2.com/0000066949/20070330190000000.html ※すべての引用記事は、リンク先の保存期間などの理由により、削除されてい る場合がありますのでご了承ください。 >>【参考ページ】<< ●原爆症訴訟(法務省) http://www.moj.go.jp/KANBOU/SHOMU/SOSHOJYOHO/soshojyoho3.html ●原子爆弾被爆者対策(厚生労働省) http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/genbaku.html =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ ふらっと相談室 ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ■■事例で納得Q&A■■ http://www.jinken.ne.jp/soudan/index.html ふらっと相談室Q&A:子どもに関する問題 11本(2009/02/13更新) >いじめ・不登校・体罰 ・中1の息子がいじめにあっているようだ ・子どもへのいじめを学校に認識させたい ・わが子へのいじめに、学校も相手の親も対応しない ・娘がいじめられているようだ。親としてどうすれば? ・クラスのボス的存在の子どもを担任も親も放任している ・遅刻や欠席を繰り返す、無気力な子ども ・小6の息子が不登校になり、親としての自信をなくしてしまった ・登校をいやがる子ども。いじめられているようだが ・高校へ行こうとしない息子。このままでは中退になってしまう ・高校入学直後から不登校の娘。退学も考えているが ・両親の離婚後、新しい環境になじめない小3の娘 ■今週のQ&A■ << 小6の息子が不登校になり、親としての自信をなくしてしまった >> 【Q】小学6年生の息子が学校に行かなくなりました。あまり話そうとしない のですが、どうもクラスでいじめられているようです。先生に相談してもなか なかわかってもらえません。 仕事で忙しい夫は「疲れて帰ってきて、暗い顔ばかりされたのではたまらない」 と私に言いますし、子どもには「そんなことくらいで学校に行かないようでは、 これから生きていけない。もっと強くなれ」と説教します。 子どもはつらい様子でほとんど口もきかず、部屋に閉じこもっています。私の 育て方が間違っていたのではないかと、自分自身を責める毎日で、すべてに自 信をなくしてしまいました。どうしたらよいでしょうか。 【A】お子さんが学校に行かなくなったとのこと、ご心配なことと思います。 すべてに自信をなくしてしまわれているようですが、不登校は決して特別な子 どもや特別な家庭に起こることではありません。 教育センターなど、不登校に理解のある相談機関もありますので、まずはそう いったところに相談されたり、「親の会」を探して参加されることをおすすめ します。親までが引きこもってしまわないことが大切です。そこであなたが学 んだり感じたりしたことを家に帰ってから伝えることもできますが、できれば 夫婦いっしょに参加されるのをおすすめします。 あなたのお子さんの場合はいじめもあるようなので、今の状況で登校を無理強 いするのはよい結果をもたらさないと考えられます。「学校へ行きたくない」 というのは、お子さんの危険回避の方法かもしれません。行かなくてもいいと 言って安心させることが必要でしょう。「行けなくなるほどつらい」という子 どもの気持ちによく耳を傾けてあげてください。 学校にはそうした親の考えを伝え、理解を得られるよう丁寧に連絡を取り合っ てください。子どもの気持ちや問題を大切にして、みんなで解決を考え、協力 していこうとする姿勢が子どもの支えになります。また、自分の手に余ること は周囲に助けてもらいながら解決にあたるということが、子どもにとってよい 問題解決モデルにもなるのです。 =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ トピックス ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ・雇用保険法:改正、政府案一部修正で合意 ・父母の国で:中国残留孤児2世はいま ・適切な買い物できない高齢者、「一部介助」と判断 ・「春闘」の影で 〜正規と非正規と ・「育休切り」相談、過去最多に 前年度の1.3倍 ほか http://www.jinken.ne.jp/topics/topic_allview.php =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ イベント ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ・【大阪】反貧困・春の大相談会in大阪 ・【大阪】映画『にくのひと〜牛が肉になる瞬間を知っていますか〜』 ・【東京】映画「未来世紀ニシナリ」 東京地区初公開! ・【東京】報告会「コットンから考える児童労働」 ・【大阪】特別展「満州国」とシベリア抑留 ほか http://www.jinken.ne.jp/event/event_allview.php ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●編集後記● 事務局の窓から見下ろす中庭には、一重と八重の2種類の桜の木があります。 開花の時期がずれるので、春の訪れを長く楽しむことができます。一重のほう は蕾がかなりふくらんできました。来週あたりには開花しそうです。 窓際から中庭を見下ろしていて気がついたんですが、鶯色の小鳥がいつも5羽 くらい遊びに来ています。枝から枝へ、ピョンピョン飛び回って、可愛いしぐ さを見せてくれます。眺めているだけで、とっても癒されます。 その鶯色の小鳥をてっきりウグイスだと思っていたんですが、「ウグイスとい えば梅なのに、桜にウグイス?」と友人に不思議がられて検索してみたら、案 の定、目のまわりが白いのでメジロという小鳥だそうです。 もう少し暖かくなったら、山のほうに遊びに行って、新緑の木漏れ日や小鳥の さえずりや爽やかな風の中で数時間だけ過ごしたいな。帰りは温泉に寄って、 美味しい山菜料理でも食べられたら言うことないんですけどね。(S) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆このメールマガジンは、等幅フォントに最適化されています◆ Windowsユーザーの方・・・MSゴシックフォント Macユーザーの方・・・・・・・Osaka等幅フォント ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行 ニューメディア人権機構 http://www.jinken.ne.jp/ メールでのお問い合わせ mailto:info@jinken.ne.jp 購読の解除・新規登録 http://www.jinken.ne.jp/about/magmag.html バックナンバー http://archive.mag2.com/0000066949/index.html 総発行部数1131部(2008/12/08現在)---Since 2001/05/11--- Copyright 2009 New Media Human Rights Organization All Rights Reserved ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



