2009/02/27
ふらっとプレスNo.386【特集:横浜事件 第4次再審初公判】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ふらっとプレス 2009/02/27発行 No.0386 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ http://www.jinken.ne.jp 人権をもっとやさしく、もっと身近に……。 ニューメディア人権機構がほぼ週に一回、 人権に関する情報をお届けするメールマガジンです。 =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ 特集 ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ >>>■■ 横浜事件 第4次再審初公判 ■■<<< >>>■■ 「開かれた司法」を求める市民の視線は厳しく光っている ■■<<< ★2月17日、戦時下最大の言論弾圧「横浜事件」の第4次再審請求の再審初 公判が横浜地裁で開かれました。弁護側は「事件は当時の司法当局によるねつ 造であり、元被告は共産主義運動とは無関係だった」として無罪を主張。検察 側は従来通り、治安維持法の廃止を理由に裁判手続きを打ち切る免訴を求めま した。公判は即日結審し、判決は3月30日です。 ★裁判長は職権で、元被告らの供述書や手記などこれまでの再審請求の訴訟記 録を証拠として採用。有罪判決の裁判記録が失われていることについて、「保 存していることが不都合であることから(裁判所が)破棄したと推認され、誠 に遺憾」と述べ、裁判所の責任にも言及しました。 ★そして、元被告の証言を集めたビデオが上映されたほか、遺族が元被告の供 述書などを朗読し、激しい拷問の様子が再現されました。弁護士たちは「司法 が言論弾圧の過ちを認める最後の機会になる」と涙ながらに訴えました。 ●『司法のねつ造』無罪主張 横浜事件4次再審初公判 検察側、免訴求める (東京新聞 2009/02/18) http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009021802000052.html ●「記録焼却は遺憾」と裁判長 横浜事件第4次再審初公判 (朝日新聞 2009/02/17) http://www.asahi.com/national/update/0217/TKY200902170300.html ★弁護側の意見陳述を行った主任弁護人の佐藤博史弁護士は、「第4次請求は 小野さんだけではなく、全員の救済を目指している。ぜひ裁判長の口から、無 罪の言葉を聞きたい」と述べました。 ★免訴判決が予想されますが、佐藤弁護士は弁論で「免訴事由があっても無罪 としてはならない理由はない。もし裁判員裁判なら、6人の裁判員は全員、無 罪と言うに違いない」と訴えました。 ●横浜事件:第4次再審初公判 請求から22年… 「こんなに時間かかるとは」 /神奈川(毎日新聞 2009/02/18) http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090218ddlk14040297000c.html ●横浜事件の遺族らが会見「無罪しかない」(産経新聞 2009/02/17) http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090217/kng0902172232014-n1.htm ●「無罪で初めて救済される」横浜事件再審初公判で弁護側 (読売新聞 2009/02/17) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090217-OYT1T00815.htm ●『無罪出ると確信』 横浜事件 再審初公判 遺族ら『検察側、謝罪なく失望』(東京新聞 2009/02/18) http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090218/CK2009021802000078.html ★日本ペンクラブは横浜事件の再審に関して、「罪なき罪を着せられた編集者 の無念は晴らされぬままの状態が続いている」とし、事件がでっちあげであっ たことと当時の裁判所の責任が明確に示されるよう求める声明を発表しました。 ●言論弾圧「横浜事件」 再審にむけペンクラブが声明 (朝日新聞 2009/02/16) http://www.asahi.com/national/update/0216/TKY200902160379.html ●「横浜事件」再審裁判において表現の自由の回復を求める声明 (日本ペンクラブ) http://www.japanpen.or.jp/seimei/090216.html ★横浜事件の再審は、1、2次は最高裁で棄却。3次は再審が認められました が、昨年3月に最高裁で「治安維持法が廃止されている」などとして「免訴」 が言い渡されました。その後、遺族らが申し立てた第4次再審請求について、 10月に横浜地裁は再審開始を決定したという経緯があります。 ★横浜地裁が第4次再審請求を決定した理由は、事件全体で被疑者に対し拷問 が行われていたと認識し、「供述の信用性に疑いがある。自白のみが証拠とさ れた有罪判決の事実認定が揺らぐことになる」とした点です。 ●横浜事件の四次再審開始を決定/無罪の可能性に言及/横浜地裁 (神奈川新聞 2008/10/31) http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct0810854/ ★第一次請求からかかわってきた大川隆司弁護団長は「(再審請求は)いわば 先輩裁判官の責任に、今の裁判官がどう向き合うかという問題。裁判所の責任 を意識した画期的な決定だった」と評価しました。 ●横浜事件再審開始決定/戦い続けた22年、裁判官の勇気に敬意 (神奈川新聞 2008/10/31) http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct0810855/ ★鹿児島の志布志事件や富山の氷見事件をはじめ、今もなお「えん罪事件」が 後を絶たない現状に照らし、5月からの開始が迫っている「裁判員制度」を視 野に入れれば、「開かれた司法」を求める市民の視線はとても厳しくなってい ます。 ★事件当時の特高警察の拷問による自白をもとに有罪判決を言い渡した裁判所 は、「免訴=裁判の打ち切り」で自らの責任を免れるのではなく、過去の過ち と向き合って反省し、市民の信頼を回復する絶好の機会に直面していると言え るでしょう。確定した判決の事実誤認を是正し救済するという再審制度の原則 を、この機会に共通認識として再確認することが求められています。 >>【関連記事】<< ●社説:横浜事件 反省は判決でこそ示して(神奈川新聞 2009/02/18) http://www.kanaloco.jp/editorial/entry/entryivfeb090218/ ●社説:横浜事件再審 今度こそ実質審理入りを(神奈川新聞 2008/11/08) http://www.kanaloco.jp/editorial/entry/entryxiiinov08112 ●社説:横浜事件再審 実体審理を尽くしてこそ(琉球新報 2008/11/04) http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-137791-storytopic-11.html ●社説:横浜事件 審理尽くし無罪判決を(南日本新聞 2008/11/02) http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=200811&storyid=13529 ●社説:横浜事件 今度こそ真実に光を(東京新聞 2008/11/01) http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008110102000106.html >>【ふらっとプレス バックナンバー】<< ●2008/03/21発行 No.0340【特集:横浜事件再審上告棄却】 http://archive.mag2.com/0000066949/20080321190000000.html ※すべての引用記事は、リンク先の保存期間などの理由により、削除されてい る場合がありますのでご了承ください。 =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ ふらっと相談室 ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ■■事例で納得Q&A■■ http://www.jinken.ne.jp/soudan/index.html ふらっと相談室Q&A:子どもに関する問題 11本(2009/02/13更新) >いじめ・不登校・体罰 ・中1の息子がいじめにあっているようだ ・子どもへのいじめを学校に認識させたい ・わが子へのいじめに、学校も相手の親も対応しない ・娘がいじめられているようだ。親としてどうすれば? ・クラスのボス的存在の子どもを担任も親も放任している ・遅刻や欠席を繰り返す、無気力な子ども ・小6の息子が不登校になり、親としての自信をなくしてしまった ・登校をいやがる子ども。いじめられているようだが ・高校へ行こうとしない息子。このままでは中退になってしまう ・高校入学直後から不登校の娘。退学も考えているが ・両親の離婚後、新しい環境になじめない小3の娘 ■今週のQ&A■ << 高校へ行こうとしない息子。このままでは中退になってしまう >> Q.次男は高校3年生になってから欠席が目立ち、最近はまったく学校に行か なくなってしまいました。あと少しがんばれば卒業できるのに、夜更かしをし て、昼間は寝ているか買い物に出かけるという毎日です。親としてはせめて高 校だけは卒業させてやりたいのです。夫も「あと少しなんだからがんばれ」と ハッパをかけるのですが、父親の言うことにも耳を貸そうとしません。本人は 事の重大さを何もわかっていないようです。 長男と長女は勉強ができ、大学へ通っています。なぜこの子だけがと思うと、 ふがいなくてなりません。担任の先生も心配してくれていますが、本人がこの 調子なのでどうしようもありません。親としてどのような対応をすればいいの でしょうか。 A.卒業間際になって学校に行かなくなる、もう少しがんばれば卒業できるの に、なんとふがいない息子だろう…。親として心配やいらだちを抑えきれない のももっともです。深夜まで起きていて、昼問は買い物以外は寝ているという 姿を目にすれば、将来のことを何も考えていない怠け者のように思われるかも しれません。 けれども、今は本人が一番つらい状況なのではないでしょうか。心身の急激な 成長に伴う自己意識の変化にとまどっている時期です。友人とのかかわりを深 める一方で、孤独を求めたり、子ども扱いに反発しつつも大人になることをお それたりと、相反する思いに揺れ動きながら自分自身の世界観を築こうとし、 悩みながら自己確立に立ち向かっている時期といえます。 そんな気持ちに寄り添う気持ちで話をし、また兄姉とは比較せずに息子さんな らではの良さを見つけ、言葉や態度で認めてあげてください。プレッシャーを かけるのではなく、取り除いてやるという気持ちが大切です。 =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ トピックス ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ・病院を出される(1)医療の支えなく死と向き合う ・肝炎治療費助成、利用者伸び悩む…患者ら「自己負担高い」 ・サイバー犯罪過去最多 出会い系サイト規制法違反は3倍の急増 ・労組結成『解雇撤回を』 前橋で外国人派遣労働者ら ・働くナビ:失業者の能力開発担う職業訓練メニューは。 ほか http://www.jinken.ne.jp/topics/topic_allview.php =================================== ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ イベント ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ・【大阪】ワークショップ&セミナー「チョコレートから世界が見える」 ・【東京】講座「高齢化社会とインドネシア」 ・【大阪】人権問題連続学習会2009 ・【東京】講演会「食からつながる地球の裏側」 ・【大阪】ゼミナール「企業活動における人権の実現」 ほか http://www.jinken.ne.jp/event/event_allview.php ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●編集後記● 先月から携帯電話の調子が悪くて、とうとう通話できなくなったので機種を変 更しました。数年ぶりに携帯電話の売り場に行くと、まぁなんと機種の多いこ と! やっと機種を選んだら、こんどは購入・通話・通信の料金プランがいろ いろあって、簡単な説明のあとに「どのコースにしますか?」と次々と質問さ れて、、、もうだめ、脳味噌がパンク寸前。 携帯電話の機種変更で混乱してしまうなんて、私の理解能力が低いのかしら、 と悩みながら検索してみたら、やっぱり最近は複雑になっているようですね。 「ケータイソムリエ」なる検定まであるそうです。どうりで!(笑)(S) ●“ケータイソムリエ”を養成する「モバイル実務検定」 http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/interview/43670.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆このメールマガジンは、等幅フォントに最適化されています◆ Windowsユーザーの方・・・MSゴシックフォント Macユーザーの方・・・・・・・Osaka等幅フォント ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行 ニューメディア人権機構 http://www.jinken.ne.jp/ メールでのお問い合わせ mailto:info@jinken.ne.jp 購読の解除・新規登録 http://www.jinken.ne.jp/about/magmag.html バックナンバー http://archive.mag2.com/0000066949/index.html 総発行部数 1131部(2008/12/08現在)---Since 2001/05/11--- Copyright 2009 New Media Human Rights Organization All Rights Reserved ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



