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2009/11/25

医療21●女性のサッカープレーヤーにとってヘディングは危険?

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■■■■■■■■医療21 No.287【2009年8月12日】(9年目)
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【ミニクイズ160】

Q1:サイトカインとは何か?

Q2:インターロイキン6(IL-6)は、サイトカインの一つであるが、
最近の研究から意外な機能があることが分かりました。それはなにか?

答えは本文の次にあります。
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●女性のサッカープレーヤーにとってヘディングは危険?

新しい解析的研究から、サッカーのゲーム中に行うヘディングの数と
他の損傷(転倒や衝突)の数が女性のサッカープレーヤーの脳損傷の
リスクを増加させることが分かった。

過去20-30年間にサッカーは女性に人気が高まった。現在世界のサッカ
ープレーヤーの22%が女性である。男性のサッカープレーヤーと比べると
女性のサッカープレーヤーは小さく、頭に対するボールの大きさの比率が高く、
首の筋肉が弱いので損傷、特に頭の損傷リスクが大きいかもしれない。

女性のサッカープレーヤーの頭外傷を調査した研究は少数で、そのいずれも
脳しんとうの効果を調査していなかった。

それでスウェーデンのウメオ大学の研究者達は女性サッカープレーヤーの
ヘディングや他の出来事(転倒と衝突)と脳組織への傷害との間に関連性が
あるかどうか調べてみた。

研究者達はスウェーデンのサッカーリーグに属する4つの女性エリートサッカ
ーチームから研究のために44人の女性サッカープレーヤー(平均年齢23、
平均身長168センチ、平均体重62 kg)を選んだ。 

研究者達は、サッカーゲームの前とすぐ直後にそれぞれのプレーヤーから血液
サンプルを集め脳障害の生化学的なマーカ(すなわち、S-100Bと神経特異
エノラーゼ(neuron specific enolase、NSE))の濃度を測定した。 

研究者達はゲームをビデオテープに録画して、それぞれの女性サッカープ
レーヤーの頭の接触のないジャンプ/衝突/転倒とジャンプ/衝突/転倒を伴う
あるいは伴わないヘディングを評価した。

その結果、ゲーム前と比較してほとんどのプレーヤーのS-100BとNSE両方
の濃度がゲームの後に高まったことが判明した。 特に傷ついたプレーヤー
のマーカの濃度はより高かったことが分かった。 

研究者達は同じくS-100B濃度変化とヘディングの数や他の損傷出来事の
数の間に重要な相関関係があったことをつきとめた。

これらの研究結果から、研究者達はボールをヘディングすることは脳組織に
損害を与えるかもしれないと結論した。

Reference: B-M Stalnacke et al., Serum concentrations of two biochemical
markers of brain tissue damage S-100B and neuron specific enolase are 
increased in elite female soccer players after a competitive game, 
J Sports Med, Vol.40, pp313-6. 

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【ミニクイズ160の答え】

Q1の答え:サイトカインとは、細胞から分泌される低分子のタンパク質で、
特定の細胞に情報伝達をするものをいう。多くの種類があるが特に免疫や
炎症に関係したものが多い。

Q2の答え:インターロイキン6は記憶力を強化する働きがあるようです。

ドイツのリューベック大学の神経内分泌学部の研究者達は、17人の青年に
(年令20-36)に、インターロイキン6と偽薬を鼻腔からスプレイを使って
投与し2夜に亘って2つの異なる短編を読んでもらった。翌朝青年に覚えて
いる単語を書かせた結果、インターロイキン6を投与された青年は、偽薬を
投与された青年に比べて、より多くの単語を覚えていることが分かりました。

Ref:http://www.jumpintotomorrow.com/?p=2503 〔英文〕

Ref:http://www.fasebj.org/cgi/content/abstract/23/10/3629 〔英文〕
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