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2008/07/20

医療21●大気汚染が心臓発作のリスクを増やす機構

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■■■■■■■■医療21 No.277【2008年7月23日】(8年目)
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【ミニクイズ149】

最近の研究から、肥満の男性についてあることが分かりました。
次の中から1つ適当と思われるものを選んでください。
肥満の男性はそうでない男性に比べて,

1.知能指数が高い。
2.寿命が平均して6ヶ月長い。
3.背が低い。
4.糖尿病に罹りにくい。
5.精子数が少ない

答えは本文の次にあります。
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●大気汚染が心臓発作のリスクを増やす機構

スコットランドのエジンバラ大学の研究者達は、都市の普通の大気
汚染物質であるディーゼル排気ガスの吸入が血管機能と内生繊維素
溶解を害することを実証した。それで、なぜ大気汚染が心臓発作を
起こすのか明らかになった。

米国の環境保護庁によれば、アメリカ人4千人がボートや列車や
トラックやバスからのディーゼル排気ガスを吸い込み心臓発作
あるいは喘息のために毎年死亡するという。しかしながら、その
基礎をなしているメカニズムはいまだ不明である。

タバコ煙が異常な内皮機能を起こすことが知られているので、
研究者達はディーゼル排気ガス中の小さい微粒状の子大気汚染物質が
同じく内皮機能障害を起こし心臓発作のリスクを高めるものと仮定した。

研究者達は健康な男性30人(年齢20-38)に薄めたディーゼル
排気ガス(300の ug/m2 )あるいはろ過した空気を自転車運動を
している間に吸ってもらった。研究者達はブラジキニンやアセチル
コリンやニトロプルシッドナトリウムのような血管拡張薬の注入の
前後に、両腕の前腕血流と炎症因子を測った。

予想されたように、空気とディーゼル排気ガスを吸入した後にそれ
ぞれの血管拡張薬の服用量に応じて血流が増加した。しかしながら、
血管拡張薬に応えた血流の増加はディーゼル排気ガスへさらされた
2時間後に弱まり、そしてこの衰えた反応は6時間後まで持続した。

研究者達は、ディーゼル排気ガスへさらされた6時間後にブラジ
キニンに応えて組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)のリリース
が空気へさらされた時と比較して34%減少したことを同じく発見
した。 この発見はディーゼル排気ガスが繊維素溶解(血液凝固を
溶かすプロセス)弱めることを意味している。 

研究者達は、ディーゼル排気ガスが引き起こした酸化性ストレスに
よって一酸化窒素の生物学的利用率が減り、急性の心筋梗塞に関連
する血管拡張と内生線溶(繊維素溶解)の障害が急に起こったもの
と推測している。

Reference: Nicholas L. Mills et al., Diesel Ehaust Inhalation 
Causes Vascular Dysfunction and Impaired Endogenous Fibrinolysis, Circulation,Vol.122, pp3930-36. 

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【ミニクイズ149の答え】

5. 肥満の男性はそうでない男性に比べて精子数が少ないことが、
英国のAberdeen大学のGhiyath Shayeb教授の研究から明らかになり
ました。彼の研究チームは、彼の生殖医療センターに通う男性2037人
からデータを得て体重指数と精子数の関連を調べました。また、
肥満の男性の精子の質も悪いことが分かりました。このことから、
肥満の男性は不妊症のリスクがそうでない男性に比べて高いことが
予想されます。

http://www.redorbit.com/news/health/1473703/study_finds_overweight
_men_have_lower_sperm_counts/index.html (英文)

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●記事番号0206d
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