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管理教育でも自由放任教育でもない、自らの生き方を考えながら主体的に学ぶ探究型学習について、炭谷俊樹(ラーンネット・グローバルスクール代表、ビジネス・ブレークスルー大学院大学教授、知の探究社副社長)が発信します。

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2009/05/24

「第3の教育」第118号

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「第3の教育」メールマガジン               
http://www.l-net.com/tshp/mag/
第118号                        
2008年5月24日発行                         
発行: 炭谷 俊樹
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■ 左脳の働きが失われたとき 〜テイラー博士の体験〜

■ サマースクール「森で作ろう!うごくアート!in六甲山」のご案内

■	学校説明会など、イベント日程変更のお知らせ


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■ 左脳の働きが失ったとき 〜テイラー博士の体験〜
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 NHKの番組「復活した“脳の力”〜テイラー博士からのメッセージ〜」
を見て感銘したのでご報告したいと思います。 ジル・ボルティ・
テイラー博士は若くして第一線の脳科学者としてハーバード大学で
大活躍していました。ところが37才の時、突然脳卒中に襲われ、
左脳で大量の出血が起きました。脳の手術が行われ、幸い一命は取り
留めたのですが、左脳の一部が損傷し、記憶や言語能力、数的な能力も
失われ、体の大きな赤ん坊のような状態になってしまったのです。
普通なら、たぐいまれな能力と輝かしい研究者の栄光を失ったことへの
悲嘆にくれるところでしょうか?

 しかしテイラー博士は違いました。 まず左脳の働きを失ったことで、
何か言葉で言い表せないような幸福感を感じたというのです。言葉も
わからないし、自分の体と外界を区別する境界もわからない。ただ
自分を液体のような「生きる力」だと感じ、それにいいようのない
幸せを感じたというのです。彼女はそれを「涅槃」という言葉で表現
していました。

 もうひとつ大きかったのは、ジルのお母さん「ジジ」の存在でした。
「ジジ」は数学博士で、ちょうど引退を迎えていた頃でした。ジジは
赤ん坊のようになってしまい、母のことも忘れてしまった娘ジルを、
無言で抱きしめました。その後ジジは娘ジルのリハビリを長期に
わたって支え続けたのです。まさに赤ん坊に教えるように、絵本を
読んで言葉を教え、歩き方を教え、数字の数え方を教えていきました。
8年もの歳月をかけてジルは左脳の能力を少しずつ取り戻していき
ました。数学的能力の回復は最も難しかったそうです。しかし全体と
してジルは奇跡的に回復し、体も自分で動かせるように、言葉も流暢に
しゃべれるようになり、いまでは再び科学者として活躍し、講演もする
までになったのです。

  失われた脳の機能を回復することについては研究が進んでいます。
脳卒中で損傷されたシナプスが修整されることがわかり、その様子が
顕微鏡でも捉えられている様子も番組の映像で写されていて驚きました。

 ジルの前向きの発想と、母ジジの献身的な愛情により、脳の再生
能力が発揮され、ジルは奇跡的な回復を遂げました。 色やデザインの
センスなど、芸術的な部分については、脳卒中以前よりも能力が高く
なったといいます。また、鳥のさえずりや風のそよぎなど、自然との
つながりにも以前よりずっと敏感になったそうです。左脳の働きが
抑えられることによって、使われていなかった右脳の機能が発揮
されたのでしょうか。テイラー博士は左脳の働きを否定している
わけではありません。言語を持つことは素晴らしい。しかし、
現代社会はあまりにも、言語や論理など、左脳側に偏ってしまった
のではないだろうか?そのような社会に流されてしまうのでなく、
右脳と左脳をいかに使い分け、使いこなすかは自分の意志で選択
できることなのだと彼女は言います。

 ジル・テイラー博士の著書「奇跡の脳」は50万部を超えるベスト
セラーとなり、脳卒中の後遺症に苦しむ人たちに希望を与え続けて
いるようです。

 私自身はテイラー博士のような強烈な体験をしたわけではありません。
しかしながら、物理学者を目指し、その後は経営コンサルタントと
して、科学的な考え方や論理を重視する世界にどっぷりとつかった
あと、デンマークに2年間住んだとき、自分の中で失われていた、
自然とのつながりの感覚や、右脳の働きなどを感じることができ、
バランスを取り戻すことができました。そういう意味テイラー博士の
メッセージに共感します。
 
ジル・ボルティ・テイラー著「奇跡の脳」:
http://astore.amazon.co.jp/daisannokyoui-22/detail/4105059319
 
 
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■ サマースクール「森で作ろう!うごくアート!in六甲山」のご案内
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 毎年夏、神戸近辺のみならず遠くからの小中学生にも参加いただき
好評の「ラーンネット・グローバルスクール」のサマースクールを
今年も7月30日より8月2日の3泊4日で開催します。

 昨年、一昨年は「森の遊び場作り」ということで、「六甲山のびのび
ロッジ」という森の中のキャンパスで、ターザンロープ、クライミング
ウオール、木登り用の「縄ばしご」などいろいろ遊べるものを作りました。
 今年はスペシャルゲスト・アドバイザーとして、造形作家の毛利泰房
さんに来ていただき、アートと科学が融合したユニークで楽しいもの
づくりにチャレンジします。これは面白い!是非参加をご検討ください。

「森で作ろう!うごくアート!in六甲山」のご案内はこちら:
http://www.l-net.com/2009/05/2008.html



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■	学校説明会など、イベント日程変更のお知らせ
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 新型インフルエンザの影響で、「ラーンネット・グローバルスクール」
も先週1週間は休校することとなり、計画されていた様々なイベントも
日程変更することになりました。お申し込みいただいていた皆様には
ご迷惑をおかけしました。以下日程変更のお知らせです。

「フルスクール」学校説明会は6月7日、見学会は6月10日に、
これにともない、2学期からの生徒募集日程も変更しました:
http://www.l-net.com/c_2/

幼児クラス「バンビーナ」のご紹介イベント「オープンバンビーナ」は
6月13日に、「大人のモンテッソーリ教室」は6月6日開始となりました:
http://www.l-net.com/cat11/




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■「第3の教育」のホームページ               
http://www.l-net.com/cat25/b_4/
メルマガのバックナンバーはこちら
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000065743

■関連サイト
ラーンネット・グローバルスクール
http://L-net.com/
知の探究社
http://tankyu.org/
東京コミュニティスクール(ラーンネットの提携校)
http://tokyocs.org/
ビジネス・ブレークスルー(経営大学院)
http://www.bbt757.com/

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