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2009/06/30

東新エナジー株式会社 石油マガジン

2009.6.30                             NO.193
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              <石油の埋蔵量>

 かつて、石油はあと約30年で、なくなってしまうのではないかと、言われて
いました。その約30年という数字は、経済的に採掘可能な石油埋蔵量をベース
とした、可採年数で表されたものです。可採年数とは、ある年末の確認埋蔵量を、
その年の生産量で割った数値です。確認埋蔵量とは、油層内に存在する油の総量
のうち、技術的・経済的に生産可能なものを表す量です。しかし、最近では水平
掘削技術、三次元地震探査システム、人工衛星と地上波を複合活用した測位シス
テム、大海深海洋石油開発システムなど、開発技術の発展によって可採埋蔵量は
増加しており、今後の新たな油田の発見や、採掘技術の進歩による推定増加分を
含めた埋蔵量は、約60年分になっているそうです。
 さらに、世界的には、石油の類似資源であるオイルサンド、オイルシェール、
オリノコタール等が豊富に存在しています。オイルサンドはカナダ、ナイジェリ
ア、アメリカ。オイルシェールはアメリカ、ブラジル、中国、カナダ、ロシアな
どに分布しています。また、オリノコタールはベネズエラにあり、重質油であり
ますが、すでに発電用燃料として利用されています。
 よって、大規模な開発技術が更なる進歩を遂げ、これらの資源がすべて採掘可
能となれば当分の間、石油資源が枯渇することは考えられず、今後とも石油供給
に問題が発生することはないようです。
 参考までに、2008年末の世界の原油確認埋蔵量は約1兆3,422億バレ
ル、可採年数は50年となっており、確認埋蔵量の70.3%をOPEC諸国が
占めています。

                               (M・S)


               < 水 >

 川面のきらめきが、春から夏の光に変わっています。
 昔は他の地域に行くことを「水が変わる」と言いました。また、新しい土地に
対して、無条件に「好き・嫌い」と感じることを「水が合う」とか「水が合わな
い」とも表現しました。このように昔は地域ごとに特徴があった「水」ですが、
近年は状況が一変しています。既にご承知のとおり、ペットボトルの水に変わっ
たからです。日本の水道水は安全で美味しく、そして安価です。いつだったか、
南米から来た人が「日本に来て一番驚いたのは、水道水が飲めることだ。公園の
水道も飲めるなんて・・・」とテレビで言っていました。
 また、イザヤ・ベンダサン(実は、山本七平氏と推定されています)が、著書
の「日本人とユダヤ人」の中で「日本人は水と安全はタダだと思っている」とも
指摘しています。それなのに当の日本人の多くは、水道水ではなくペットボトル
派になっています。何故ですかね・・・。
 今、各地で上水道の需要が徐々に落ち始めています。それに加えて、水道設備
更新時期が近づいており、今後、水の価格が上がる可能性があります。日本の水
は美味しくて安価で豊富ですが、今の環境がいつまでも続く保証はありません。
上水道は勿論、水の循環についてもう一度考えてみる必要があるのではないでし
ょうか。

                               (S.U)



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