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2009/06/19

メルマガJava超入門

2009年6月19日発行           マガジンID:0000065214
◆Java超入門Vol.084 =============================3738部発行◆
     超入門から使えるJavaを説明します。
         http://www1.odn.ne.jp/sapost
       (バックナンバーもあります)
◆=========================================================◆

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 Javaを学習してみようと思っている方ならどなたでも大歓迎です。
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 名古屋市中区橘1-7-11
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 主催者多忙のため、お休みさせていただいています。ボランティア
の方がおられましたら、ご連絡ください。

 メーリングリストで分からないところや、いろんな質問が出来ます
ので活用してください。    javachounyumon@freeml.com
※投稿メールアドレス(投稿される前に登録を済ませてください)
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tohsawa@mysoft.co.jp 大澤まで

●ご無沙汰していました。

 定期的に発刊できなくて申し訳ありません。出来る限り、発刊して
いきますので、よろしくお願いします。


●前回の手続き型プログラミング

前回は、Campusのdrawメソッドの問題点を指摘して終わりました。
「えっ、このdrawメソッド、何の問題もないじゃん。これでいいじゃん。」
と思った方は、従来の手続き型プログラミングの考え方がどっぷりと沁み
ついている方かもしれません(手続き型プログラミングが悪いと言っている
のではありません。誤解のなきよう)。


●オブジェクト指向の拡張性

オブジェクト指向の観点から前回のプログラムの問題点を一言で言うなら、
拡張性に乏しいということです。オブジェクト指向設計では、いろいろな
部品(クラス)を組み合わせてシステムを作ります。部品は、差し替えが
自由で、新規の部品(今までにない新しい部品)を作ったとしても、差し
込まれる本体には、ほとんど影響がない(変更箇所がない)のが望ましいの
です。


●オブジェクト指向との違いについて

この例では、Campusが本体です。差し込まれた部品(RectangleやTriangle)
によって、さまざまな図形を描きます。問題は、Campus自身が図形を描いて
いることです。そのためには、Campusは提供された(引数で渡された)オブ
ジェクトが何の図形であるかを知らねばなりません。
もし、ここでCircle(円)のオブジェクトが新しく作られCampusに提供され
たらどうなるでしょう。Campusは円を描くことができませんね。Campusが円
を描くためにはdrawメソッドを変更しなくてはなりません。つまり、本体を
変更しなくてはならなくなってしまうのです。
オブジェクト指向的なプログラムを紹介しましょう。


●オブジェクト指向プログラミング

class Figure {
	void draw() {}
}

class Rectangle extends Figure {
	void draw() {
		// 四角形を描くプログラムをここに書く
		System.out.println("とりあえず四角形と表示。");
	}
}

class Triangle extends Figure {
	void draw() {
		// 三角形を描くプログラムをここに書く
		System.out.println("とりあえず三角形と表示。");
	}
}

class Campus {
	void draw(Figure obj) {
		obj.draw();
	}
}

class Sample {
	public static void main(String[] args) {
		Figure r = new Rectangle();
		Figure t = new Triangle();
		Campus c = new Campus();
		c.draw(r);	// 四角形が描かれる
		c.draw(t);	// 三角形が描かれる
	}
}


●オーバーライドとは

前回のプログラムとは、いくつかの違いがあります。
まず、Figureとそのサブクラスにdrawメソッドを持たせたこと。
もう少し正確に言うなら、Figureのdrawメソッドを、そのサブ
クラスでオーバーライドさせたことです。オーバーライドとは、
スーパークラスのメソッドの、メソッド名・引数・返値が全く
同じメソッドをサブクラスで定義することです。違っているのは、
処理の中身だけです。図形を描くのは、Figureのサブクラスの責任
としたのです。


●多態性とは

次に、Campusは図形の描き方を、全く知る必要がなくなりました。
Campusのdrawは、提供された部品がFigureのサブクラスであること
以外、何も知らないのです。RectangleとかTriangleとか、そんなこと
は全く知りません。
黙って、提供された部品のdrawメソッドを呼べばいいのです
(obj.draw();)。
これによって、objの実体がRectangleの場合は、Rectangleのdrawメソ
ッドが実行され、Triangleの場合はTriangleのdrawメソッドが実行され
ます。このような機能を多態性(ポリモーフィズム)といいます。
さらにこの設計の良いところは、将来、新しい部品、例えば円のクラス
が作成されたとしても、本体であるCampusは何の影響も受けないという
ことです。


●新しい部品の作成

class Circle extends Figure {
	void draw() {
		// 円を描くプログラムをここに書く
		System.out.println("とりあえず円と表示。");
	}
}

class Sample {
	public static void main(String[] args) {
		Figure f = new Circle();
		Campus c = new Campus();
		c.draw(f);	// 円が描かれる
	}
}

次回は、この話をもう少し発展させましょう。


●編集後記

なかなか厳しい時代になっているようです。いろいろ仕掛けていま
すが、なかなかうまくいきません。ただ、ひとつ救いがあるのは、
歴史的に見ても、いいときも悪いときも、それほど長くは続かない
ということはわかっています。
今回の世界恐慌は、人為的な原因が大きく、金銭欲に走った一部の
おろかな人間達が起こしたことです。この人たちは自分だけの私利
私欲のために情報操作し、それによって多くの人たちが苦しんで
います。
どんな時代であれ、生きていかなければなりません。私達は、今の
非生産性の金の流れでなく、生産性のある金の流れを考えていか
ないといけないのかもしれません。坂本
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ご意見や改良点などがありましたらメール下さい。
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執筆・編集 Sakamoto 

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