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創業宝暦五年、御菓子本舗 槌谷(つちや)がお届けする、柿をテーマとした無料メールマガジンです。全国でも有数な柿の名産地、岐阜県の話題から柿菓子の製造に至るまで、柿にまつわるあらゆる情報を提供します。

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2007/06/11

柿にまつわるおもしろ雑学 大 か き 八 年【第六十九号】

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/ __ 創業宝暦五年、御菓子本舗「槌谷(つちや)」がお届けする
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l  /  `v´  \   柿にまつわるおもしろ雑学
l l        l    大 か き 八 年
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l  \       /   二〇〇七年六月十日 第六十九号
l   \_____/    http://www.kakiyokan.com/
   このメールマガジンは、伝統銘菓「柿羊羹」でおなじみの
  御菓子本舗「槌谷(つちや)」が語る、柿を楽しむ一編です。
  解除はこちらから http://www.kakiyokan.com/mag/index.htm
 
  ※「槌谷(つちや)」は創業以来250周年を迎えております。※

 
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____人____人____人_お_人_し_人_な_人_が_人_き_人____人____人____
 
・・◆ 「大かき八年」について
・・◆ おおきな柿のまめ知識(69)
                           「柿の絵」
・・◆ つちやの御菓子 
                      「柿を使ったお菓子」
・・◆ こんなにもある柿のいろいろ(69)
                「能登紅富有(のとべにふゆう)」
・・◆ 柿みる人々(69) 〜芸術と柿との出会い〜 
                           森澄雄
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・・◆ 「大かき八年」について
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 「つちや」は、
 宝暦五年(1755年)に岐阜県大垣市の城下俵町にて
 園助と申すものが、菓子屋「柏屋光章」を開いたのが始まりです。

 そして四代目右助が、
 古来より美濃国特産である「堂上蜂屋柿」の干柿を使い
 創製発売致しましたのが、
 当社の代表銘菓「柿羊羹」です。
 
 弊庵は、創業250年以上。
 自然の味をそのままに、
 本物のお菓子つくりを通して、
 柿にこだわり続けてきました。

 この「大かき八年」を発刊させていただくことになり、
 今まで以上に柿にこだわってゆきたいと思います。
 
 もし、柿についての御質問や御意見・情報がありましたら
 どんどんお知らせください。
 このメールマガジンを通して
 楽しい情報提供の場にしてゆきたいと思います。
 よろしくお願い致します。
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・・◆  おおきな柿のまめ知識(69)
                          「柿の絵」
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 とても甘くて肉厚で、噛むとカリッとした歯ごたえがある柿。
 日本の代表的な果実として、全国津々浦々で愛好されています。

 熟柿や干し柿は、平安時代の宮中儀式のマニュアル
 「延喜式(えんぎしき)」にもすでにその名があるほど。
 もう千年以上も、日本人の生活になじんだ食材といえるでしょう。
 そんな柿のちょっとした知識を、このコーナーではお届けします。

  ※       ※       ※        ※
 
 柿の絵は、日本らしくまた典雅な味わいがあるため、日本画のテーマ
としてよく採用されます。
 あなたも、柿の実が描かれた日本画の額を一度や二度は見たことがあ
るのではないでしょうか。それほど、柿は日本人にとって親しみ深い果
物なのです。

 なかでも、有名な絵といえば、作家としても著名だった武者小路実篤
(むしゃのこうじさねあつ)の絵ではないでしょうか。
 武者小路実篤は、小説「おめでたき人」や「友情」、「真理先生」な
ど、数々の作品で知られています。
 また、美術にも造詣が深く、40歳くらいから自分でも絵を描き始めま
した。果物や野菜などを描き、「仲良きことは美しき哉」などとの短い
画賛(絵に添える言葉)を入れた絵が有名です。
 
 この武者小路実篤も、柿の絵をいくつか描いています。「桃栗三年 
柿八年 達磨は九年 俺は一生」などとの画賛を記した楽しい絵があり
ますので、展覧会などがあれば、一度見てみてください。

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・・◆ つちやの御菓子
                      「柿を使ったお菓子」
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 甘くて雅な味わい、馥郁とした香りのある御菓子。
 「つちや」は250余年の長きにわたって
 柿をはじめとするさまざまな御菓子を作り続けて参りました。

 このコーナーでは魅力的な「つちや」の御菓子を
 ひと品づつ、ご紹介して参ります。
 ご購入は、槌谷ホームページからでもいただけます。
 (http://www.kakiyokan.com/

 ■ 柿万葉(かきまんよう)  ■ 

 新発売の、葉をかたどった焼き菓子です。(日保ち30日)

 ●10枚入  1,050円  ●15枚入  1,575円
 ●20枚入  2,100円  ●30枚入  3,150円

 ■ 柿羊羹 ■
 
 当家「槌谷」の柿羊羹は、1838年、当家四代目槌谷右助の創り上げた
もの。柿羊羹は、干し柿を煮て、果肉を裏ごしにし、砂糖や寒天・餡を
煉り上げた羊羹と合わせ、竹の器に流し込み仕上げます。
 甘いながらも柿らしい、あっさりした味わいと、香りをお楽しみくだ
さい。
 【柿羊羹 1本竹容器入】
 ●155g    770円    ●220g  1,100円
 ●330g   1,650円
 【同 2本入】
 ●155g×2 1,650円    ●220g×2 2,400円
 ●330g×2 3,600円 
 【スライス柿羊羹】
 ●(棹物)12枚カット 525円
 ●15枚入り 1,100円    ●30枚入り 2,150円

 ■ のし柿 ■
 
 当家「槌谷」ののし柿は、堂上蜂屋柿を羊羹とともに練り上げて、オ
ブラート粉をまぶして短冊形に仕上げたゼリー風のお菓子です。柿羊羹
とはまた違った舌触りをお楽しみください。(日保ち30日)

 ●1個(16包入) 1,100円  ●2個(32包入) 2,350円
 ●3個(48包入) 3,500円

 ■ 延寿柿 ■ 

 延寿柿は、堂上蜂屋柿を使用した煉り羊羹(白小豆)で、表面を軽く
乾燥させ柿の形に仕上げた愛らしいお菓子です。(日保ち30日)

 ●10個入   1,250円   ●15個入   1,850円
 ●20個入   2,500円

 ■ 銘菓選(めいかせん)  ■ 
 
 つちやの柿のお菓子の詰め合わせです。(日保ち30日)

 ●1,575円 (柿羊羹 1・のし柿 4・小柿 1・延寿柿 2)
 ●2,100円
  (柿サブレ 9・柿羊羹 1・のし柿 4・小柿 1・延寿柿 2)
 ●3,150円
  (柿サブレ 12・木因 1・柿羊羹 1・のし柿 4・小柿 1・
    延寿柿 2) 

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・・◆ こんなにもある柿のいろいろ 
              「丹波早生富有(たんばわせふゆう)」
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 柿は北海道を除く全国で栽培されており、品種の数は、甘柿が400種
以上、渋柿が700種以上、合計1100種以上あるといわれています。
 特に「槌谷」のある岐阜県は、全国でも有数の柿の名産地。さまざま
な柿が育てられています。そんな柿のいろいろを、このコーナーでは紹
介していきます。

 ■□ 第六十九回 □■  「能登紅(たんばわせふゆう)」

 今回は、北陸の石川県の柿をご紹介しましょう。
 「能登紅富有」は、「富有柿」や「松本早生富有」の枝変わりで、10
月下旬に熟する完全甘柿です。能登半島のつけねにある、石川県羽咋(
はくい)郡宝達志水(ほうだつしみず)町で生まれました。

 実の大きさは約230〜270グラムと大きく、皮の色は鮮やかな濃い紅色
をしています。甘さは糖度が15程度と、柿の中では中くらいの味になり
ます。

 「富有」や「松本早生富有」と比べて、柿の実の色が紅色であること
と、種の数が少ないこと、早めに熟することなどが違います。「すなみ」
などと比べても、色は濃く、褐斑が粗いことなどが違いとして挙げられ
ます。

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・・◆ 柿みる人々 〜芸術と柿との出会い〜 
                           森澄雄
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 柿は古くから親しまれてきた果物だけあって、あまたの文芸作品や芸
術品に登場します。素朴で古雅な趣のあるシルエットが、たくさんの作
家の作品にインスピレーションを与えたのでしょう。
 ここでは、柿をめぐる芸術についてお話をいたしましょう。
 
   ※     ※  森澄雄  ※      ※
          (もり・すみお)

 柿干して なほ木に余る 伊賀の国

                   
              ※

 除夜の妻 白鳥のごと 湯浴みをり
 朧にて 寝ることさへや なつかしき
 はるかまで 旅してゐたり 昼寝覚
 人の世は 命つぶてや 山桜

 古典的な美しさをもつ、この俳句を作ったのは、伝統俳句の代表的な
作家である森澄雄(もり・すみお)です。
 「俳人」と呼ばれることを嫌い、一人の人間として生きることを最上
と考える作家、森澄雄。今回は、彼の作品を紹介しましょう。

              ※

 森澄雄(もり・すみお)は、大正8(1919)年に兵庫県揖保郡旭陽村
(現在の姫路市網干)に生まれました。父親は長崎県出身の歯医者さん
で、母親は姫路高等女学校出身の才媛でした。5歳で長崎市に引越し、
長崎高等商業学校を卒業し、九州帝国大学法学部経済科に入学します。
 俳句に出会ったのは高校から。そして大学在学中に、加藤楸邨が創刊
した俳誌「寒雷」に投稿をはじめ、石田波郷に強い影響を受けました。
 しかし、戦争の影が森澄雄の人生に影響を与えます。大学卒業後、召
集を受け、家族へ遺言を書き残してボルネオ島に出征。そこで、1年9
カ月にわたって戦争を体験します。中でも、サンダカンから多数の戦争
捕虜を連れて200日間もボルネオ島を歩き続けた有名な「ボルネオ島 
死の行軍」に参加し、捕虜と同僚がマラリアや飢餓で多数死ぬのを目撃
しました。
 このときの壮絶な体験は、未発表ですが後に「人魚の泪」という作品
にまとめられました。

              ※

 ボルネオ島でなんとか生きながらえ、現地で終戦を迎えた澄雄は、し
ばらくして復員。戦後の混乱期の中で、アキ子夫人と結婚します。
 さらに澄雄は意を決して上京。昭和25(1950)年には俳誌「寒雷」の
編集長となり、以降15年にわたって勤めることになります。
 貧しい生活でしたが、子供をもうけ、やがて昭和29(1954)年には第
一句集「雪櫟」を刊行します。「櫟(くぬぎ)」は、澄雄が建てた一軒
家がクヌギ林に囲まれているところからきています。
 やがて第二句集「花眼」を刊行(花眼とは中国語で老眼のこと)。さ
らに昭和45(1970)年には、自らが主宰する俳句同人「杉」を創刊する
ことになりました。この同人雑誌は現在でも続いており、会員は1200人
を超えます。

              ※

 昭和53(1978)年には、句集「鯉素」で読売文学賞を受賞。さらに、
昭和62(1987)年には「四遠」で蛇笏賞を受賞します。
 そんな中、「除夜の妻 白鳥のごとく 湯浴みをり」と詠んだアキ子
夫人を亡くし、やがて自らも脳溢血で倒れ、ガンを病むことになります。
 現在は左半身不随ですが、陶芸作品に合わせて俳句を詠んだり、精力
的に句会に参加するなど、旺盛な創作意欲は衰えていません。
 平成9(1997)年には恩賜賞・日本芸術院賞を受賞。日本芸術院会員
になり、平成11(1999)年には句集「花間」で毎日芸術賞も受賞しまし
た。平成17(2005)年には文化功労者にも選ばれ、常臥の身ですが、旺
盛に創作を行っています。

              ※

 森澄雄の俳句は、清らかな抒情と、古典的な格調をもち、伝統的な俳
句の世界を広げたと高い評価を得ています。
 この柿の句は、三重県の伊賀地方に実る柿が、軒がかくれるほど干し
柿にして吊るしても、なお余るほど豊かだ、と描いています。
 豊穣な秋の実りを象徴しているような句ですね。

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 商品配送サービス 送料525円で全国どこへでもお届けいたします
    (但し、沖縄県・北海道は840円となります。)

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 「大かき八年」を読んでいただき、ありがとうございました。
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 毎月1回10日発行。
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発行★編集:槌谷本店 〒503-0876 岐阜県大垣市俵町39番地
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