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2008/03/19

【Jazz Magazine】 vol.884

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【Jazz Magazine】《ジャズのメールマガジン》

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───────────────[2008/03/19配信:発行部数:3,072]──

▼本日のアルバム

『エリック・ドルフィー・イン・ヨーロッパ vol.1』(プレスティッジ)

 エリック・ドルフィー

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ビル・エヴァンス・トリオのベーシストといえば、多くの人は真っ先にス
コット・ラファロを挙げるだろう。
次いで、エディ・ゴメスか。

しかし、私は歴代エヴァンス・トリオのベーシストでだれが好きかと聴か
れたら、真っ先にチャック・イスラエルと答えるだろう。

ラファロ亡き後のエヴァンスのバックを務めたベーシストのイスラエル。
ラファロのような華もないし、ゴメスのようなエッジはないが、センスの
良いベーシストだと思う。

なにせ、ノリがしなやか。
音色にも艶がある。
派手さはないが、味のあるベースを弾く。

そんなイスラエルの魅力をたっぷりと味わえるのが、エリック・ドルフィー
とのデュオ《ハイ・フライ》だ。ランディ・ウェストン作曲のこの曲が、
ドルフィーとイスラエルによって軽やかに料理されている。

『エリック・ドルフィー・イン・ヨーロッパ』は、渡欧中のドルフィーが
コペンハーゲンで録音した音源だが、最初の1曲のみ、イスラエルがデュ
オでドルフィーのフルートの伴奏をしている。

フルートで飛翔するドルフィーを支えるイスラエルの低音の色気といった
ら。
ガッチリと支えるというよりは、さり気なくドルフィーの飛翔をサポート
しているといった感じ。

演奏が進むうちに、少しずつ演奏に熱が帯びてきてくる。それにシンクロ
するかのように、聴き手もじわじわと高揚感が高まってくる。

『エリック・ドルフィー・イン・ヨーロッパ vol.1』は、この1曲だけで
も“買い”のアルバムだ。

《ハイ・フライ》の柔らかなムードを引き継いで、次の曲は《グラッド・
トゥ・ビー・アンハッピー》。柔らかなフルートが、より一層優しく空間
を震わせる。テーマの旋律を大きく崩すことなく、メロディを大切にしな
がらドルフィーはフルートを吹く。
涙、涙。

次曲は無伴奏のバスクラリネットのソロ。《ゴッド・ブレス・ザ・チャイ
ルド》。
これはドルフィーのライブ盤を聴いていると頻繁に登場するレパートリー
の一つだが、ここでは他のバージョンと比べるとスローテンポ。
しかし、このゆるやかなスローテンポが、逆に聴きやすくて良い。

そして、ラストの《オレオ》で炸裂!ようやくエキサイティングなリズム
のナンバーの登場だが、じつは、このアルバム4曲中の演奏の中では一番
粗い。

しっとりとした1曲目、やさしげな2曲目、不思議気分の3曲目とそれぞ
れ聴きどころの多い内容が続いた後の《オレオ》は、地元ヨーロッパのジ
ャズマンとのジャムセッションといった趣き。疾走するドルフィーのバス
クラはエキサイティングだが、どうも、ドラムのリズムが粗くていかん。

しかし、まったく聴けない内容というわけではなく、エキサイティングで
はない曲が続いた後の最後の締め曲としての流れは悪くない。

ドルフィーは、アルトサックス、バスクラリネット、フルートと、主に3
本の楽器を使い分けていたが、個人的にはアルトのプレイが一番好き。
しかし、このアルバムにはアルトでの演奏はない。
バスクラとフルートだけだ。
しかし、この2本だけでも充分に聴かせてしまう内容なことは確か。

個人的には『イン・ヨーロッパ』シリーズのvol.2や3と比較すると、も
っとも安定した内容、かつアルバムの持っているカラーが真っ先に浮かぶ
アルバムだ。

それは、やはり、チャック・イスラエルとのデュオ、《ハイ・フライ》
存在が大きいことは言うまでもない。

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『ERIC DOLPHY IN EUROPE,VOL.1』 (Prestige)  
 Eric Dolphy  

 1.Hi Fly 
 2.Glad To Be Unhappy 
 3.God Bless The Child 
 4.Oleo 

  Eric Dolphy (fl,bcl)
  Bent Axen (p) #2,4
  Chuck Israels (b) #1
  God Bless The Child (b) #2,4
  Jorn Elniff (ds) #2,4

  1961/9/8

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[ワタクシゴト]

先週末に沖縄から帰ってきて、また、明日沖縄に出発です(笑)。

今度は、新しくコザの町に出来るジャズスポット「スコット・ラファロ」
のオープニングパーティと、翌日、同じく「スコット・ラファロ」で行う
【音聴き会】のために行ってきます。

【音聴き会】は、明後日21日の午後7時より行います。

沖縄在住の方、あるいは沖縄に旅行中の皆様、是非、コザの街のスコット・
ラファロにいらしてください。

↓詳しくは

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【音聴き会】のお知らせ

久々の「音聴き会」は、3月21日の午後7時から。
場所は、沖縄のコザです。

新しくオープンする『スコット・ラファロ』というジャズ喫茶(カフェ)
にて、プレオープンの2日目の夜に2時間ほど講演させていただきます。

テーマは、「映像で愉しむジャズ入門!」。

沖縄在住の読者の方、あるいは、その時期に沖縄旅行を入れている方は、
是非、お立ちよりください。

あるいは、これにあわせて沖縄旅行を計画していただけると、なお一層
ありがたいです(笑)。

オーナーのtommy氏がジャズ喫茶をオープンさせるまでの過程をブログで
綴っていますので、是非チェックしてみてください。

▼「Tommy's Jazz Caf'e」
http://ameblo.jp/tommy-tdo/


【音聴き会】in 沖縄

日時:2008年3月21日(金)19:00〜21:00(予定)
店:『Scott LaFaro』
住所:沖縄県沖縄市胡屋(ゴヤ)1-3-3 2F

※コザ(沖縄市)のメイン通り国道330号線に面した場所にあります。
左隣は普久原(ふくはら)楽器店、右隣が書店ですので、そこを目印にし
てください。


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 ●配信者 雲 kumo.takano@gmail.com 

 ▼雲・個人ページ「カフェ・モンマルトル」
 http://cafemontmartre.jp/

 ▼バックナンバーはこちらでご覧になれます。
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 ▼ブログ 高野 雲の「快楽ジャズ人生」
 http://ameblo.jp/jazzy-life/

 ▼もうひとつのブログ「趣味?ジャズと子育てです」
 http://ameblo.jp/okiraku-papa/

 ▼配信内容を加筆修正した内容はこちらでご覧になれます(レビューのみ)
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