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2008/03/01

【Jazz Magazine】 vol.881

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【Jazz Magazine】《ジャズのメールマガジン》

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───────────────[2008/03/01配信:発行部数:3,075]──

▼本日のアルバム

『コンチェルト』(クラウンレコード)

 富樫雅彦+菊地雅章

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パーカッションの富樫雅彦と、ピアノのプーさん(菊地雅章)によるデュ
オ演奏。

アルバム2枚組のボリューム。

アルバムのたたずまいからして、ゲージュツ、ゲージツしており、決して
敷居が低いとは言えないアルバムだ。

よって、頻繁に手の出るような内容のアルバムではないが、
「よし、聴くぞ!」と意を決して3〜4年に1度ぐらいの頻度で聴いてい
る。

もちろん、内容は深い。
いや、正直に言うと、最初は「なんだか神妙な顔してシンネリムッツリや
ってらぁ」などと思いながら、なかなか2人の繰り出す音世界に同調しき
れないが、それでも我慢して聴いていくうちに少しずつ意識がシンクロし
てゆき、気がついたら没入状態ということになる。

考え抜かれた音を即興で配置する二人の丹念な仕事ぶり。滋味溢れる音が、
じわじわと染み込んでくる。

15年ぶりの再会セッションだという。
この微妙なブランクが、よい意味での緊張感を生んだ。

研ぎ澄まされた緊張感が、互いの音に耳を澄まし、昂まるテンションを単
刀直入に音化させずに、考え抜いた最適な音を最適なタイミングに配置さ
せているのだろう。

どこまでも深く、闇の深淵を覗き見るような恐怖と不思議な安堵感。
これは絶対に夜に聴く音楽だ。出来れば1人で。

夜の静まった空気を震わす《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》の美し
さ、いや儚さといったら。
漆黒空間の中、静かに優しく、丁寧に2人は、この曲を殺してゆく。

1人寂しい夜には、時おり取り出して聴くと良い(元気のあるときに聴い
ても「なーんか辛気臭せぇなぁ」で終わる可能性が高い)。

落ち込んだ心を立ち直らせるためではなく、
落ち込んだ小っぽけな心を客体化させ、自分を誤魔化さずに真剣に向かい
あうために。

この二人の音による会話と、音の鼓動が、絶望の淵まで引きずり出し、あ
るいは絶望の奈落に落ちる直前の心を踏みとどまらせてくれるかもしれな
い。

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『CONCERTO』 (Crown Record) 

 富樫雅彦・菊地雅章  

 -disk 1-

 1.Two In Silence 
 2.Walking Step 
 3.Pause 
 4.Memories 
 5.Kid's Nap 
 6.All The Things You Are 
 7.Misterioso 


 -disk 2-

 1.Riding Love's Echoes 
 2.Relighting 
 3.Mezame 
 4.Little Eyes 
 5.Passing Breeze 
 6.Utviklingssang 
 7.Unbalance 

  Masahiko Togashi (per)
  Masabumi Kikuchi (p)

  1991/4/16-17

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[ワタクシゴト]

ロバート・レッドフォード監督(出演もしている)、トム・クルーズ出演
の映画、『大いなる陰謀』の試写を観てきましたが、まあまあ面白かった
です。

5の期待値に対して、4.3ぐらいで応えてくれたって感じ?


しかし、それより、遅ればせながら、韓国に2000年に制作された『ほえる
犬は噛まない』を今更ながら見たのですが、
これが、すごい! 面白い。

韓国映画はけっこう観ているつもりですが、こんなにブラックな感覚の映
画があったとは! 『サマリア』とともにこの映画も好きな韓国の映画の
3本指に入りそうです。

劇中に効果的に盛り込まれる、エコーがばりばりにきいたジャズ・4ビー
トのBGMも、日常に潜む狂気を過激にあぶり出しているようで、グッド。

主演のペ・ドゥナもグッド。

高校か中学の頃、森田芳光監督の『家族ゲーム』を観て、そんなに面白い
わけではないんだけれども、観た後はなんだか妙に気になって、また観た
くなるということがありましたが、『ほえる犬〜』も、まさにそんな感じ。

非常に私個人のツボにははまりましたが、果たして多くの人のツボにはハ
マるとは思えないので、特に、この映画はオススメしません(笑)。

それに、平気で犬が殺されたり喰われたりするので、愛犬家は観ないほうが
よろしいかと。

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〔ライブのお知らせ〕

私が所属するフルート・カルテット、
「サタデイ・ナイト・ジャズ・プロジェクト(SNJP)」のライブのお知ら
せです。

4月12日、
亀有にある「JAZZ38」イタリア料理のお店で演奏します。

▼HP
http://yydotto.com/jazz38/ 

18:30〜
20:00〜
21:30〜

の3セットとなります。
やる曲はスタンダード中心。
食事の邪魔となるような、フリージャズっぽい演奏や、激しい演奏はしま
せん(笑)。

ワインとパスタで、演奏をお楽しみください。

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【音聴き会】のお知らせ

久々の「音聴き会」は、3月21日の午後7時から。
場所は、沖縄のコザです。

新しくオープンする『スコット・ラファロ』というジャズ喫茶(カフェ)
にて、プレオープンの2日目の夜に2時間ほど講演させていただきます。

テーマは、「映像で愉しむジャズ入門!」。

沖縄在住の読者の方、あるいは、その時期に沖縄旅行を入れている方は、
是非、お立ちよりください。

あるいは、これにあわせて沖縄旅行を計画していただけると、なお一層
ありがたいです(笑)。

オーナーのtommy氏がジャズ喫茶をオープンさせるまでの過程をブログで
綴っていますので、是非チェックしてみてください。

▼「Tommy's Jazz Caf'e」
http://ameblo.jp/tommy-tdo/


【音聴き会】in 沖縄

日時:2008年3月21日(金)19:00〜21:00(予定)
店:『Scott LaFaro』
住所:沖縄県沖縄市胡屋(ゴヤ)1-3-3 2F

※コザ(沖縄市)のメイン通り国道330号線に面した場所にあります。
左隣は普久原(ふくはら)楽器店、右隣が書店ですので、そこを目印にし
てください。


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 ●配信者 雲 kumo.takano@gmail.com 

 ▼雲・個人ページ「カフェ・モンマルトル」
 http://cafemontmartre.jp/

 ▼バックナンバーはこちらでご覧になれます。
 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000061881

 ▼ブログ 高野 雲の「快楽ジャズ人生」
 http://ameblo.jp/jazzy-life/

 ▼もうひとつのブログ「趣味?ジャズと子育てです」
 http://ameblo.jp/okiraku-papa/

 ▼配信内容を加筆修正した内容はこちらでご覧になれます(レビューのみ)
 http://cafemontmartre.jp/jazz/index.html

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