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2008/02/27

【Jazz Magazine】 vol.880

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【Jazz Magazine】《ジャズのメールマガジン》

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───────────────[2008/02/27配信:発行部数:3,076]──

▼本日のアルバム

『ジャック・ジョンソン』(CBS)

 マイルス・デイヴィス

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映画『ジャック・ジョンソン』のサントラだ。

1970年前後。当時、マイルス・デイヴィスはスタジオで実験も兼ねた膨大
な吹き込みを残しており、この音源からプロデューサーのテオ・マセロが
映画に相応しいものをセレクト、テープ編集を施したものがこのアルバム
だ。

一言、カッコいい。
聴くたびに心躍る。

なにを隠そう、かつての私のベースの師匠、池田達也氏がもっとも好きな
ジャズのレコードはコレだと言っていた。

もう随分前のハナシなので、今では違うのかもしれないが……。

彼は、高校時代は、地元・佐賀でキャロルのコピーバンドのベーシストだ
った。本当はギターをやりたかったが、「じゃんけんに負けた」という理
由でベーシストに。

そんな消極的な理由でベースをはじめた彼が、今やプロとして活躍してい
る。
そのキッカケとなったのが、このアルバムのマイケル・ヘンダーソンのベ
ースだったのだそうだ。

なんだ、このベース、カッコいい。
《ライト・オフ》のベースラインにノックアウトされたことが、本格的に
ベースをやろうと決心したキッカケだと言っていたことは鮮明に覚えてい
る。

そうそう、思い出した。

彼にベースを習い始めたころ、好きなウッドベース奏者は? エレキベー
ス奏者は? 好きなアルバムは? などと色々と質問をしたんだった。

好きなウッドベース奏者は、ジョージ・ムラーツ。これを聴いて、私は
「ムムッ!趣味が合う」と嬉しくなったものだ。

で、エレキベース奏者が、ジャコ・パストリアスかと思いきや、マイケル
・ヘンダーソン。で、好きなアルバムも『ジャック・ジョンソン』。

当時の私は、『ビッチェズ・ブリュー』以降のマイルスはほとんど聴いた
ことがなかったので、急いで『ジャック・ジョンソン』を買い求め、マイ
ケル・ヘンダーソンのベースに耳を傾けたものだ。

音楽もカッコいいが、それ以上にベースがカッコよかった。
そして、マイケル・ヘンダーソンは、エレキベースではモータウンのジェ
ームス・ジェマーソンとともに、「お手本にしたいベーシスト」の座にす
ぐに彼はおさまった。

第一印象は、ジャコよりもピン!ときた。

ま、ジェマーソンとともに、ヘンダーソンもモータウン育ち。アレサ・フ
ランクリンのバックとか演ってたから。つまり、私が好きなベース奏者っ
て、ソウルなベーシストばかりなのね、ってことに、今さらながら気が付
いた(笑)。

ま、それはともかくとして、やっぱりこのアルバムは、ジャズファンはも
ちろんのこと、ロックファンにもオススメしたい。

力強いマイルスのトランペット。
ゴキゲンでノリノリなマイケル・ヘンダーソンのエレキベース。

前半のジョン・マクラフリンのザクッとしたカッティング攻撃、そして中
盤の「あのフレーズ」の17回連続攻撃に痺れまくる。うん、この演奏は、
マクラフリンなしでは成り立たなかった。

しかし、マクラフリンほど目立たないかもしれないが、
じつは、隠れた「いなくてはならなかった人」として、演奏後半にオルガ
ンで思いっきり盛り上げるハービー・ハンコックの存在も欠かせない。

ビギャー!とエグイほどに空間を塗り染め、演奏を盛り上げるハンコック
のオルガンは絶品だ。 

2曲目の《イエスターナウ》は、テオ・マセロの複雑なテープ処理によっ
て作られた、いわばサウンドコラージュとでも言うべき作品。

映画の映像の尺にあわせながら、スタジオでマイルスが残した音源をテー
プ編集して仕上げた内容だ。

私は映画を観てはいないが、映画を観なくても、十分に「サウンド作品」
として楽しめ、最近の私は、前半よりも、むしろこちらのほうを楽しん
でいるほど。

シンプルなヘンダーソンのリフレインに、気だるく絡むマイルスのラッ
パ。この前半の何かを暗示するような静寂な演奏が好きなのだ。気付けば
、めまぐるしく局面の変わってゆくサウンド。映像観たことなくとも、無
心にこのサウンドの移り変わりに身を任せよう。
気持ち良いです。

ラストの短いアナウンスにも、聴くたびに熱いものが走る。

アーィム・ジャック・ジョンソン
ヘヴィウェイト・チャンピオン・オブ・ザ・ワールド……!


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『A TRIBUTE TO JACK JOHNSON』 (CBS)  
 Miles Davis  

 1.Right Off 
 2.Yesternow 

 Tony Williams (ds,tympani,wood blocks,maracas&triangle) 
 Miles Davis (tp)
 Steve Grossman (ss)
 Bennie Maupin (bcl) #2
 John McLaughlin (el-g) 
 Sonny Sharrock (el-g) #2
 Herbie Hancock (key)
 Chick Corea (el-p)
 Michael Henderson (el-b)
 Dave Holland (b) #2
 Billy Cobham (ds)
 Jack DeJohnette (ds)

 1970/2/18 & 4/7

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[ワタクシゴト]

昨日の夜は雨でした。
天気予報で知ってたにもかかわらず、面倒なので、傘を持たずに外出。

飲み会終了したのが、11時過ぎ。

外は滅茶苦茶な雨。

でも、家は歩いて15分のところ。

タクシー乗り場には長蛇の列。

しゃーないなぁ、歩いて帰るか。

駅の売店はもうしまっているし、
コンビも近くにない。

しゃーないなぁ、濡れて帰るか。

コートについているフードをかぶり、iPodの音楽はチャットモンチーの
『生命力』をかけ、ビショビショ濡れて楽しい気分で帰宅。

帰ったら、コートもカバンの中身も凄いことに。
ビチャビチャ。

やっぱり傘買って帰ればよかった……。

でも、雨でビショビショの後の風呂はなかなか「いい湯だな」でした(笑)。



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〔ライブのお知らせ〕

私が所属するフルート・カルテット、
「サタデイ・ナイト・ジャズ・プロジェクト(SNJP)」のライブのお知ら
せです。

4月12日、
亀有にある「JAZZ38」イタリア料理のお店で演奏します。

▼HP
http://yydotto.com/jazz38/ 

18:30〜
20:00〜
21:30〜

の3セットとなります。
やる曲はスタンダード中心。
食事の邪魔となるような、フリージャズっぽい演奏や、激しい演奏はしま
せん(笑)。

ワインとパスタで、演奏をお楽しみください。

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【音聴き会】のお知らせ

久々の「音聴き会」は、3月21日の午後7時から。
場所は、沖縄のコザです。

新しくオープンする『スコット・ラファロ』というジャズ喫茶(カフェ)
にて、プレオープンの2日目の夜に2時間ほど講演させていただきます。

テーマは、「映像で愉しむジャズ入門!」。

沖縄在住の読者の方、あるいは、その時期に沖縄旅行を入れている方は、
是非、お立ちよりください。

あるいは、これにあわせて沖縄旅行を計画していただけると、なお一層
ありがたいです(笑)。

オーナーのtommy氏がジャズ喫茶をオープンさせるまでの過程をブログで
綴っていますので、是非チェックしてみてください。

▼「Tommy's Jazz Caf'e」
http://ameblo.jp/tommy-tdo/


【音聴き会】in 沖縄

日時:2008年3月21日(金)19:00〜21:00(予定)
店:『Scott LaFaro』
住所:沖縄県沖縄市胡屋(ゴヤ)1-3-3 2F

※コザ(沖縄市)のメイン通り国道330号線に面した場所にあります。
左隣は普久原(ふくはら)楽器店、右隣が書店ですので、そこを目印にし
てください。

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 ●配信者 雲 kumo.takano@gmail.com 

 ▼雲・個人ページ「カフェ・モンマルトル」
 http://cafemontmartre.jp/

 ▼バックナンバーはこちらでご覧になれます。
 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000061881

 ▼ブログ 高野 雲の「快楽ジャズ人生」
 http://ameblo.jp/jazzy-life/

 ▼もうひとつのブログ「趣味?ジャズと子育てです」
 http://ameblo.jp/okiraku-papa/

 ▼配信内容を加筆修正した内容はこちらでご覧になれます(レビューのみ)
 http://cafemontmartre.jp/jazz/index.html

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