2009/10/30
遠山清彦のメールマガジン[T-mode]No.637 国会論戦に期待する 政治資金・地方主権
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■T-mode~遠山清彦のメールマガジン~■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国会論戦に期待する 政治資金・地方主権 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【No.637】2009年10月30日 遠山清彦です。鳩山総理の高尚な言葉が散りばめられた所信表明演 説は結構でしたが、私は具体的政策の何点かについて是非国会論戦 において議論していただきたいと思っています。以下、列挙します。 まず、政治資金問題(特に鳩山総理・小沢幹事長)です。家族を含 めた総資産で14億円余り持っている鳩山総理の偽装献金問題と、 これから裁判を迎える予定の小沢幹事長の迂回献金問題について、 国民が納得する説明を引き出してもらいたいと思います。 特に、現職の総理大臣が政治資金報告書を偽装していた問題は軽く なく、この問題について十分な説明がなければ、演説でどんな美辞 麗句を並べられても何の説得力もありません。 10月25日付朝日新聞のトップ記事では、04年から08年まで の小口の匿名献金の大半(1億7千万円!)が鳩山家の資産管理会 社から提供されていたと報じられており、すでに判明している偽装 献金分と合わせて約2億円もの巨額の献金について嘘の報告書を提 出していたと指摘されています。事実であれば、とんでもないこと です。 鳩山総理は、この問題について、就任以後ほとんど説明らしい説明 をしていません。「捜査中だからコメントしない」という趣旨の発 言を繰り返していますが、総理就任前後は自ら「国民に納得いただ けるよう努力する」と発言していたではありませんか。逃げている のは、明確であり、逃げるということは「やましさ」がある証拠だ と、私には見えます。 鳩山さんは、「偽装献金総理」なのかどうか、この点をはっきりさ せてもらいたいのです。献金で偽装する人は、政策でも信用できな い、というのが常識なのではないでしょうか。それとも全て秘書の 仕業なのでしょうか。 また、政権与党の最高実力者である小沢氏についても、企業献金禁 止云々する前に、自ら過去にどれだけの献金を企業から集めたのか、 何に使ったのか、明確にしてもらいたいと思います。 「泥棒が泥棒しまくった後に、泥棒禁止を訴える」ようなやり方は、 長期的には日本の政治を劣化させるだけだということを指摘してお きたいと思います。 次に、民主党が本気で「地域主権」をやるのかどうか、確認してい ただきたいと思います。「地域主権」と言うからには、地域=地方 (都道府県・市町村)が従来よりも主体的に財源の運用と政策の立 案・実施を行うことができる状態を指すのだと思います。公明党も かねてから「地域主権型道州制」の導入などを訴えており、方向性 は同じなので、基本的に歓迎できる政策です。 しかし、民主党政権発足後のやり方を見ると、強い疑念が出てきま す。「地域主権」と口ではいいながら、地方自治体や住民の意見を ろくすっぽ聞かずにトップダウンで公共事業や補正予算の凍結をや り、子育て応援特別手当も公明党が提案したからと言って廃止する。 そして子ども手当の財源5.3兆円についても確保のめどが立たな いと、「地方の負担もお願いするかも…」などという選挙前には言 わなかったことを官房長官あたりが言いだす始末。 批判されると、すぐ「選挙で勝って民意があります」と言いますが、 選挙で勝ってやりたい放題することを4年前に国会で批判していた のは自分たちではありませんか。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 遠山清彦(とおやま きよひこ)前参議院議員、平和学博士 (Ph.D in Peace Studies, University of Bradford,UK,1998) 公明党副幹事長、国際局長、沖縄方面副議長、九州方面青年局長 ―――――――――――――――――――――――――――――― ●ご意見・ご感想:magazine@toyamakiyohiko.com ●購読申込・解除:http://www.mag2.com/m/0000060924.html ●遠山清彦公式WEBサイト:http://www.toyamakiyohiko.com ●発行部数:4,134部 ――――――――――――――――――――――――――――――


