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2008/02/28

航空事情 2008年02月18日号

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◇◆◇   航空事情 2008年02月18日号   ◇◆◇
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【目次】

★航空会社★
アリタリア航空 2007年業績、3億6400万ユーロの赤字縮小
スパンエアー マーサンス撤退、イベリア航空が買収の意向表明

★航空行政・協定交渉・統計★
オリンピック航空 ギリシャ政府、メディア社説・必要なのは勇気
米国・オーストラリア オープンスカイで合意、日本からも乗り入れか

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【航空会社】

アリタリア航空 2007年業績、3億6400万ユーロの赤字縮小
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アリタリア航空は14日、2007年の業績が税前利益で3億6,390万
ユーロの赤字だったことを明らかにした。2006年の6億520万ユーロ
から赤字幅は縮小した。営業利益も4億6,570万ユーロから2億290
万ユーロの赤字に改善した。業績には1億9,700万ユーロの特別償却
(運航機材)が含まれている。

1998年以来、9年連続の営業赤字となったが、売り上げは前年比3%増
収の48億6千万ユーロだった。イタリア政府が保有する49.9%の株式
をエール・フランスKLMに売却する交渉を進めているが、今年後半の運航
を通常通り継続するには、増資もしくは資産売却による、7億5千万ユーロ
の資金注入が不可欠としている。

スパンエアー マーサンス撤退、イベリア航空が買収の意向表明
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イベリア・スペイン航空は14日、スカンジナビア航空が売却を進めている、
スペイン第2位のスパンエアーの入札に、ゲステアー・グループと伴に参加
することを、取締役会が承認したことを明らかにした。ゲステアー・グルー
プはイベリア航空などに機材や乗員をリースしている。

イベリア航空の決定は、スカンジナビア航空と伴にスパンエアーを立ち上げ
た、旅行大手のマーサンス・グループが、入札からの撤退を発表した24時
間以内のことだった。A380型やA350型を発注しているマーサンス・
グループは、アルゼンチン航空の株式77%を保有、スペインではエアー・
コメットを保有している。

スパンエアーはスカンジナビア航空の100%子会社で65機を運航、世界
一便数の多いマドリッド〜バルセロナ線ではイベリア航空と競合しているが、
国内線の運賃競争から、2006年には赤字に転落している。スカンジナビ
ア航空はスパンエアーの売却を、2008年第2四半期に完了したいとして
いる。

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【航空行政・協定交渉・統計】

オリンピック航空 ギリシャ政府、メディア社説・必要なのは勇気
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欧州連合(EU)の第一審裁判所は14日、EUがオリンピック(エアウェ
イズ)航空へのギリシャ政府による支援は違法として、供与した資金の回収
を求めた決定に従わなかったとの裁定を下した。裁判所は声明で、「共同市
場に相容れない、違法と判断されたあらゆる形での支援を、決められた期限
までに終わらせず、受益者から回収することもなく、ギリシャ政府はその義
務を果たさなかった。」と述べている。

ギリシャ政府はアテネ・オリンピック直前の2003年、国営のオリンピッ
ク(エアウェイズ)航空の運航と機材、一部従業員を運航新会社、オリンピ
ック(エアラインズ)航空に移した。運航新会社は地上部門を引き継がず、
別会社オリンピック・エアウェイズ・サービシーズにしている。ギリシャ政
府はこれまで幾度かに渡り、オリンピック(エアラインズ)航空の民間への
売却を試みたが、確かな入札を得ていない。

違法とされる政府支援は2002年から2004年までの4億9,350万
ユーロで、欧州委員会は昨年12月、オリンピック(エアラインズ)航空が
違法な政府支援を得ていないか調査を始めていた。

裁判所の裁定にギリシャのメディアは社説で、「税金を注ぎ込んだ上に、オ
リンピック航空の有罪判決で、欧州委員会から罰金が課せられることになる。
既得権に恐れ、無駄骨を折る傾向の強いギリシャの官僚は、ギリシャがより
貧しくなった上、ギリシャをEUののけ者にしてしまった。窮地に陥った航
空会社を再建する案は幾つもあったが、官僚は全てに失敗した。会社を再建
する代わりに、官僚らは莫大な税金を浪費した。それでも政府は労働組合と
の衝突を避ける為、様々な策略を行った。政府は事実上破綻している会社を
支えようとしている。違法な支援はもう要らない。政府が執らなくてはなら
ないのは唯一、合理的で有益な解決だが、それには勇気が必要だ。」と述べ
ている。

米国・オーストラリア オープンスカイで合意、日本からも乗り入れか
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米国とオーストラリアは15日、自由航空協定(オープン・スカイ)に合意
した。両国間を結ぶ太平洋路線を、相互に自由解放することになる。米国の
航空会社は本国からの直行便の他、以遠権のある東京などを経由しての乗り
入れも自由になる。合意を受けカンタス・オーストラリア航空は同日、米国
路線の増便を発表している。

最大で米国の航空4社が乗り入れていたこともある、米国とオーストラリア
間の路線は現在、ユナイテッド航空が週14便、カンタス航空が週48便を
運航している。カンタス航空は3月から3便を増便する。米国とオーストラ
リア間は、最も収益性の高い、規制された長距離路線とされていた。

シドニーから米国への乗り入れを求めているシンガポール航空によると、カ
ンタス航空の米国路線は、シドニーからロンドンへの路線と比較して、運賃
が38%高いとしている。また、ほぼ独占状態にあるカンタス航空の米国路
線は、利益の20%を稼いでいるとされている。合意による競争を嫌気して、
カンタス航空の株価は下げている。

既存の二国間航空協定では、新規企業による乗り入れ開始初年度は、週4便
に制限されていたが、これも撤廃される。ヴァージン・ブルー傘下で年内に
米国路線への参入を予定しているヴイ・オーストラリアは、ボーイング社に
B777−300ER型6機を確定発注、米国政府に週10便の乗り入れを
申請している。

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【編集後記】

■ギリシャ、イタリア、スペインと、なぜか地中海沿岸が揃いました。先週
分の配信です。どうにか今週中に、今週分を配信したいと考えています。相
変わらずのことで、ご了承下さい。

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