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2009/10/13

長嶋 修 の「不動産言いたいホーダイ!」

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■■    不動産コンサルタント 長嶋修の「不動産言いたいホーダイ!」
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■■    Produced by http://www.nagashima.in
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こんにちは。
不動産コンサルタントの長嶋修(ながしまおさむ)です。
http://nagashima.in





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□    「住宅市場の構造転換が始まった」
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新設住宅着工戸数は今年度、100万戸を切ることが確実で、
今後もう二度と100万戸を超えることはないどころか、
むしろ徐々に減少する一方だろう。

一方で中古住宅が流通戸数を増やし、
数年でその数は新築と逆転することが予想される。
これは、地価の下落速度が購買力の低下に追いつかないためだ。

ハウスメーカーはこれから大幅なコストダウン競争に突入する。
ハウスメーカーのコスト高の大きな原因は、
どの企業も大部隊の営業人員を抱えていることにある。

これからは販売代理店がいろいろなハウスメーカーを第三者的に取り扱い、
手数料を取るビジネスモデルに変化するだろう。そして・・・

続きはこちら ⇒ bit.ly/hD3G8

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□    橋本知事発言は「50点」
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橋下知事が民主の方針転換批判 「赤字国債発行なら大うそつき」
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091006/lcl0910061153000-n1.htm

発言の一部は正しく、一部は大間違いです。

失礼ながら、聞いているここちらが恥ずかしくなってしまいました。
典型的、ありがちな経済に関する誤解、無理解を含んでいるからです。

もちろんこれまでの構造やしがらみを排除して、
改革を行わなければならないのは自明ですが、

国債の発行をあたかも家計の借金のようなとらえ方をして、
過剰に嫌うことは、

「しばらく景気が悪くなるが、それは我慢しましょう」
といってるのと同義です。

橋本知事の言説はかつての小泉改革とほぼイコール。
当時、竹中氏などは「改革で景気がよくなった」と、
なかば詭弁に近い解釈を展開してました。

ところが実際は、あのときはたまたま、
世界的なバブル経済の波が起こったことによる恩恵を
こうむったに過ぎず、実際何がおきたのかということを、
竹中さんはうまくすり抜けながら発言してきたわけです。

改革で格差が広がった、というのもまた間違いなのですが。

世の中のありとあらゆる言説は、それぞれのポジショントークが多くて、
反対のための反対、誤解や無知に基づくさまざまな議論が交錯し、
まさに複雑骨折の様相を呈しています。

橋本知事の発言は典型的な勘違い、無理解に基づくもので、
点数をつければ「50点」です。

改革を進める必要性は、今後の日本にとって不可欠ですが、
そのプロセスでおきる弊害をどうやってカバーするか。

このときに手段としての国債発行を検討することに
なんら問題はないし、それなしにどうやって乗り切るのかまで
語らないと、非常に危険です。

橋本知事の扱う都道府県と国とでは、
基本的な財政などに関する考え方や枠組みが異なります。

GDP(国内総生産)は主に、
「企業」か「家計」か、それとも「政府」の支出か、
大きく3つしかありません。

改革のプロセスは短期的にGDPをしぼませます。
ダムも道路も、どんなに無駄なものでもGDPには変わりありません。

このムダを、より有効な部分に付け替えるなら、
GDPにはややプラスですが、それだけで乗り切れるような、
そんな経済情勢には、今はないと思います。

例えば今話題になっているダムや補正予算を削った場合、
その分単純に経済は収縮、GDPは減少します。

削った分を子供手当ての財源にすれば、GDPは減らず、
有効に支出されるならむしろプラスです。

そのうえで、言下の経済情勢のもと、
それだけで乗り切れるのかということを慎重に検討すべきでしょう。

増税論議、正確に言えば税制改革はもちろん必要ですが、
経済成長への道のりを造る前に増税だけすれば、
経済はただシュリンクするのみ。

橋本知事の発言はある種の正義感?に基づくものと思いますが、
経済の基本的な理解がないまま発言することは、
遠慮していただきたいなと思いました。

規制緩和や改革の断行を進展させること。
それでおきる弊害をカバーする仕組みを作ること。
プロセスでの不安定感に留意すること。

以上3点を基本姿勢として持つべきです。


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【後記】

日本経済はどうなるのか。
不動産・住宅市場はどうなるのか。

仕事柄、そういったことを予測すること、評価することを求められますが、
実は常々「予測にはあんまり意味がないんだよな」と思っています。

理由は大きく2つ。

まず、これから起こる変化は、連続性のある、
過去の延長線上にある変化ではないから。
とはいえ、これまで私は幸いにも、一度も予測をはずしていないのですが。

日本の歴史でいえば、明治維新や戦後の高度成長を経たあとの、
新しい場面へと移行する局面。
世界の歴史でいえば、先進国が世界を握っていた時代の終焉です。

もうひとつは、これは態度の問題ですが、どうなるかと予測するより、
どうしたいか、とでもいうような主体性、意思を持ちたいから。

私たち一人一人は、ともすると無力であるかのような錯覚を覚え、
実際、これまでの政治も経済も、政治家や官僚、財界人などに
お任せにしてきた側面があります。

しかしその体制自体が終焉するのですから、
受動的な姿勢で予測することはもはやナンセンスであり、

いま必要なのは、自分はどうしたいのかということを、
私たち一人ひとりが表明すること。

世の中をよりよくしたいという意思を、私は持っています。

私の人生の目的は
「人と不動産のより幸せな関係を追求し、
 豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」
です。

志や誇りや使命に基づく自分の仕事が、
いまはもちろん次の世代、その次の世代にまで
よりよい形でバトンタッチできるようベストを尽くす。

このプロセスにこそ、仕事の報酬があるのだと考えています。

ところでこの連休中、
さまざまな形で情報収集と分析をしていましたが、

やはりどうやら短期的には、日本経済は回復しないし、
政治も混沌としそう。
不動産・住宅市場もひと騒動ありそうな気配が漂っています。

特に新築一戸建て市場は、最後の局面に向かって、
突っ走っているようです。これも歴史の、時代の必然か。

それでも、その先の未来は明るいものです。

本ブログをお読みの皆様。
それぞれお互いの持ち場で、一緒にがんばりましょう!


長嶋修(ながしまおさむ)
http://nagashima.in


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   私の人生の目的は
   「人と不動産のより幸せな関係を追求し、
   豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」です。

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