2009/05/25
細野豪志の国会報告#87
細野豪志の両忘記(りょうぼうき)2009年5月25日(月) #87『オセロ政局』 ■民主党の新体制 長らくご心配をお掛けしました。民主党は鳩山代表のもとで、新体制をスター トさせました。 鳩山代表、小沢代表代行、菅代表代行、輿石代表代行、岡田幹事長の5人は、 我々に欠けている「経験」を有しており、最前線に立って頂かなければならな いメンバーです。 街頭に出ると、政権交代に対する期待の大きさを感じます。我々、若手は執行 部を支えて国会論戦に党務に、そして地元活動にと汗をかくのみです。総力を 結集して、総選挙まで走ります。 ■鳩山マニフェスト 鳩山代表と言えば「友愛」です。路頭に迷っている派遣社員は、生業(なりわ い)だけを求めているのではないと私は考えます。社会の中に居場所が見つけ られていないこと、彼らを包み込む力を日本社会が失っていることが最大の問 題です。 「友愛」は、強いものが勝つ「自由主義」と、結果の平等を目指す「社会主義」 をつなぐ概念です。地方と都市、教師とPTA・地域社会、正社員と派遣社員 が絆を取り戻すために何ができるか。民主党が挑戦すべきは、柔軟で、真に強 固な社会づくりです。 昨年来携わってきたマニフェストの作成も、最終段階を迎えています。小沢代 表のもとで作成してきたマニフェストを基礎としつつ、どこまで鳩山色を出せ るか、こちらも大切な詰めの作業が残っています。 ■亡国の補正予算 参議院での予算審議は大詰めを迎えています。予算審議を通じて感じるのは、 自民党と官僚組織の抜き差しならない関係です。今更ながら、やはり政権交代 は必要です。 今回の補正予算で、独立行政法人、公益法人などの天下り先に3兆円もの巨額 の公費が投入されることになります。 最強の天下り団体である(独)都市再生機構に1000億円、「私の仕事館」 で有名な(独)雇用・能力開発機構145億円の予算がついています。赤字体 質の都市再生機構は事業を絞込み、雇用・能力開発機構は廃止されるはずでは なかったのか。このご時世に、国営マンガ喫茶と揶揄される国際メディアセン ターに115億円。国民は、総理の趣味に付き合う義理はないはずです。 役所や独立行政法人の施設整備費に2.8兆円、役所の地デジ対応TVを7万台 購入するために70億円などの予算項目を見ると、民間から税金を吸い上げて、 官だけが光り輝く構図が見えてきます。 このままこの予算案を見過ごすことはできません。衆議院の予算委員会の仲間と、 「亡国の予算を検証する勉強会」を立ち上げました。 ■オセロ政局 民主党優勢でスタートした国会も、3月3日以降、自民の上げ潮に様変わり。 代表選挙を経て、再び民主に流れが来ています。一手ごとに情勢が一変するオ セロのような政局になっています。 任期満了まで残された期間は3ヶ月強しかありませんが、自民党が最後の一手を 打つには、十分な時間です。 それが、外交におけるサプライズか、内閣改造か、はたまた総裁選前倒しかは 分かりませんが、自民党と守旧派・霞ヶ関の連合軍は、政権交代を阻止しよう と間違いなく最後の一手に賭けて来るでしょう。 再逆転を阻止するためにも、天下り、年金、医療など、国会論戦やマニフェス トの作成を通じて、しっかり民主党で「隅」を確保しなければなりません。気 が抜けない日々が続きます。


