□■まぶちすみおの「不易塾」日記□■08年7月21日第1308号□■物価高の夏
■□ まぶちすみおの「不易塾」日記 □■
□■2008年(平成20年)7月21日 第1308号■□
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□■物価高の夏
夏休みに入っての世間で言うところの三連休は、まぶち事務
所にとっては掻き入れ時。
とにかく朝から地元周り。
熱中症になろうかという猛暑の中、クラクラしながら町を、村
を連日歩く。
物価高による世間の生活への不安は、相当に大きい。
正直、原油高に関しては投機マネーの流入も含めてこのような
バブルの状態がそう長く続くとは思わない。
確かにBRICsの台頭など需給バランスが大きく崩れだして
いることも要因の一つだが、マーケットの規模が小さい原油先
物に流入しているマネーの影響は当然に大きい。
日銀に質しても、石油関連商品や生鮮品などを除いたコアCP
Iは決してインフレ状態を示すものではない。
日銀の「当面の金融政策運営について」の直近のコメントでも、
インフレの「圧力」については「世界的に」「一段と高まって
いる」と認識しながらも現行のわが国の状況は「消費者のイン
フレ予想」に「注意が必要」と言っているのみだ。
消費者のインフレ懸念をむしろ注意すべき、マインドで消費が
冷え込んではならないとの意思の表れだ。
相変わらず「インフレ絶対悪」に立脚する日銀は、もちろん足
許の状況に対してなんら新たな金融政策を発動する気配は無い。
こういう、「なにもしない」政策(状態)が、実は日本経済に
もっとも悪影響を及ぼしていると僕は思っている。
地元周りで家庭の主婦の嘆きを聞きながら、うーん、こうした
声を聞いてまた単純に「物価下げろ」とでも言いながらわけの
わからん政策を持ち出す輩が出なければいいがなぁ、と正直思っ
た。
僕自身は、市場メカニズムを「絶対」だとは言わないが、資本
主義社会の中では、民主的に信頼をおけるものだと思っている。
その意味では、漁業の燃油高補償も一時的な緊急対策であって
本来的には水産市場のメカニズムが機能していないことが問題
である。ここを正すことが最優先だ。
長期間のデフレによって、いつの間にか価格変動ということに
国民が鈍感になってしまっている。
それは、消費者のみならず市場流通関係者まで含めてだ。
平気で「値段を上げれば客が買わなくなる」などということを
声高に言い出す。
本来は、ものが無ければ値が上がり、それでも欲しければ客は
買う。客が買わなければ品があふれ、値は下がる。
この当たり前のメカニズムを、忘れ、いや歪めてしまっている
のが今の日本社会だ。
原油高、物価高に対して、またぞろへんてこりんな政策を打ち
出さなければいいがなぁ(どこが、誰がとは言ってないけど...)
と僕なりに構えている。
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