2009/10/14
[438-2009/10/14] フレグランス・ワールド・レター
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■ フレグランス・ワールド・レター ( 週刊 ) ┏━┻┻━┓ ┃ Palais ┃ 香りラウンジ パレアンヌ ┃ Anne ┃ Since 1999.10. ┗━━━━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(438-2009/10/14)━━ ―( HEADLINE )―――――――――――――――――――――――――――― ○FRAGRANCE [ 1] チェルッティから「レッソンスドゥチェルッティ」本日より新発売 ○LESSON [ 2] 香りと人物-男性編-:ツタンカーメン ○EDITOR'S COMMENT [ 3] 編集後記:復興支援は諦めずしぶとく ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―( FRAGRANCE )――――――――――――――――――――――――[ 1]― ●チェルッティから「レッソンスドゥチェルッティ」本日より新発売 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― イタリアの「洗練」と「エレガント」から生まれたメンズ香水レッソンスドゥ チェルッティ。 洗練とは何か?男性のエレガンスとは何か? この問いに答えてくれるレッソン スはフレッシュエレガントウッデイ調に仕上がっている。 トップにシトラスとスパイスを配しキリリとしたイメージ。真っ白なコットン シャツのような清潔感ある香り。ミドルにシトラス、アンバー、樹脂を配し、 クラシカルでありながらシャープさを忘れない。ラストにシダーやベンゾイン (安息香)を配し、温かく安心感のある心地よさを感じさせる。 このような構成から生み出されたレッソンスは個性的でありつつも、どこか優 しい。個を大事にしつつ、あまりに突飛過ぎない香りは日本人男性に使いやす いかもしれません。 価格は、オードトワレ¥6,090/30ml。 ◆CERRUTI http://www.cerrutiwatches.com/ ―( LESSON )――――――――――――――――――――――――――[ 2]― ●香りと人物-男性編-:ツタンカーメン ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今月は「香りと人物-男性編-」を紹介していきます。 香りを好んだ男性として文献に残っている人物の一人に古代エジプトのファラ オ(王)「ツタンカーメン」がいます。当時の香りの目的は今のそれとはかなり 異なるかもしれませんが、古代エジプト時代にはすでに様々な香りの存在があ ったことがここからわかります。 <人物像> ■ツタンカーメン王 紀元前1358~1349年頃に王位に就くが、18歳の若さで亡くなっている。そのツ タンカーメンの墓がイギリスの考古学者ハワードカーターにより1922年に王家 の谷で発見され、埋葬品の中に香油壷を見つけた。このことから生前より香油 が使用されていたことがわかっている。 アラバスター製の香油壷には香りが残っていたと報告がある。およそ3000年前 の香りはどんなものだったのだろう。3000年後の香りは劣化も進んでいたに違 いないだろうが、後にゲラン社はこの時の感動を想像し「パリュール」香水を 発表。(現在は発売なし)。 また埋葬されていた植物に、タイム、ゴマ、オリーブ、ブラッククミン、ヒヨ コマメ、アーモンド、ベニバナ、チャービルが見つかっている。使用目的は不 明だが、貴重なものとして埋葬されたのは確かである。 ―( EDITOR'S COMMENT )―――――――――――――――――――――[ 3]― ●編集後記:復興支援は諦めずしぶとく ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日本には外国の地を攻撃するための軍隊はありません。 この言い回しは海外では理解されにくいですね。むしろ「日本の軍隊は外国の 地を攻撃しません」と言い換えるべきかもしれません。 今、岡田外務大臣が、アフガニスタンやパキスタンを訪問しています。非常に 精力的です。ペルシャ湾での米軍艦船への給油活動を延長しないかわりに、恐 らく日本独自の復興支援のあり方を模索・検討するためでしょう。「外国の地 を攻撃しない」日本の立場を貫くために、参戦へのグレーゾンから撤退し、本 来の意味の「復興支援」をしようと軸足を固めることは、日本の意思をしっか りと世界に伝えるという意味においても、重要だと思います。 アフガニスタンの経済発展と国民の生活レベル向上のために、インフラ整備や 経済援助が欠かせません。これから経済・生活(衣食住)・教育・医療など、国 家を健全に維持するために日本が率先して支援する必要があります。貧困から 抜け出すことは、テロリストのテロ活動の口実を奪うことにもつながります。 そこで忘れてはならないのが、これから日本が行う支援が、無残にも踏みにじ られることもあるということです。発電施設や病院や学校や橋や道路など、テ ロリストに破壊されたり、支援活動に従事する人々に被害が及ぶことがありえ ます。そのとき、私たち日本国民は、決して投入した税金の額うんぬんを論じ てはなりません。経済感覚で分析してはなりません。 アフガニスタンへの「支援活動」は、私たちが日々の生活を続けていける限り、 「復興できた」という段階に達するまで継続させる。何度破壊されても、また 造り続ける。そのしぶとさが大切です。 私の好きな言葉に、英国の哲学者エドマンド・バークの「善ある者が行動を怠 れば、悪は必ず勝利する」という言葉があります。(映画「ティアーズ・オブ・ ザ・サン」の最後に流れるテロップから) 目の前にあるものが「悪」だと気づきながら、遠巻きに眺めてヒソヒソ不安が るだけでいると、やがてその「悪」は社会一帯に蔓延し、「善」が暮らせる世 界はなくなります。立ちはだかる「悪」には何度でも抵抗し、途中で決してあ きらめてはいけない。エドマンド・バークの言葉は、それを教えてくれている ような気がします。 先ほど福岡県で制定された「暴力団排除条例」は、「悪」に屈さずに立ち上が った住民の活動が発端です。アフガニスタンやパキスタンでのテロ活動に対し ても、決して屈さず、諦めず、日本の誇りを持って支援してほしいものです。 (i) --( ACCESS )---------------------------------------------------------- ○オフィシャルサイト : http://pa.kiplaza.com/ ○ホームページ : http://pa.kiplaza.com/fwl/ ○配信先の登録・変更・解除: http://pa.kiplaza.com/fwl/ ---------------------------------------------------------------------- --( FRAGRANCE WORLD LETTER )------------------------------------------ ○発行: 香りラウンジ『パレアンヌ』 ○原稿: 中田邦子(パレアンヌ)、中田イサオ(セラヴィ・ジャパン) ○編集: 中田イサオ ○配信: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ マガジンID:0000057653 メールマガジン『メルマ!』 http://www.melma.com/ マガジンID:m00029868 ○特記: ここに掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。 Copyright (C) Palais Anne. All rights reserved. ----------------------------------------------------------------------


