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2009/09/23

[436-2009/09/23] フレグランス・ワールド・レター

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   ■■■    フレグランス・ワールド・レター ( 週刊 )
┏━┻┻━┓
┃ Palais ┃ 香りラウンジ パレアンヌ
┃ Anne ┃                                            Since 1999.10.
┗━━━━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(436-2009/09/23)━━

―( HEADLINE )――――――――――――――――――――――――――――
○ANNOUNCE
[ 1] 次回休刊のお知らせ

○FRAGRANCE
[ 2] 「エフバイフェラガモ プールオムブラック」が9月18日より発売中

○LESSON
[ 3] 香りと人物-女性編-:マリーアントワネット

○EDITOR'S COMMENT
[ 4] 編集後記:いつか取り戻せる「黄金の国」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

―( ANNOUNCE )―――――――――――――――――――――――――[ 1]―
●次回休刊のお知らせ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
初めてのシルバーウィーク、いかがお過ごしですか?
後半の天気はイマイチでしたが、季節が移り変わる初秋の香りを満喫できたの
ではないでしょうか。

さて、次週は「第5水曜日」のため休刊となります。次回配信日は10月7日を予
定していますので、お楽しみに。

―( FRAGRANCE  )――――――――――――――――――――――――[ 2]―
●「エフバイフェラガモ プールオムブラック」が9月18日より発売中
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
先に発売されているエフバイフェラガモプールオムが放つ官能性をより深く、
そして洗練させた香り。

ラベンダーとアップルの不思議なトップノートに始まり、ミドルはマダガスカ
ル ブラックペッパーとコリアンダーシードでスパイシーさを強調、ベースに
ラブダナムとトンカビーンを使用しています。香調はアンバーウッディ調。

使用香料からも想像できるように、ミッドナイト的な深みをもつセクシーで魅
惑的な香りは、ナイトシーンに映えること間違いなし。この香りをサラリとつ
けこなせる日本人男性は誰かしら?

価格は、オードトワレ¥5,775/30ml。

◆Salvatore Ferragamo http://www.salvatoreferragamo.it/

―( LESSON )――――――――――――――――――――――――――[ 3]―
●香りと人物-女性編-:マリーアントワネット
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今月は「香りと人物-女性編-」にしぼり紹介していきます。

香りを愛した女性は数多くいます。紀元前のクレオパトラ、中国を栄華の時代
を生きた楊貴妃、そして亡命の時にも香水を忘れなかった妃。そう、今月は
「マリーアントワネット」と香りを紹介します。

<人物像>
■マリーアントワネット
1755年11月2日ウィーンに誕生(没1793年10月16日)し、フランス国王ルイ16世
の王妃となったオーストリア・ハプスブルク家のマリア・テレジアの16番目の
末娘。1770年14歳の若さで王太子ルイの元に嫁ぐ。

<好んだ香り>
マリー・アントワネットは、当時のヨーロッパ貴族が愛用していたムスクや動
物系香料を混ぜた非常に濃厚な香りよりも、花やハーブなどの植物系香料から
作られる現代の香水に近い、軽やかな香りの物を愛用していた。特にバラやバ
イオレットの香りを好み、ポプリやバラ風呂も楽しんだと言われる。

当時のフランスは入浴習慣がなく、体臭消しのために強い香りを使用したよう
だが、マリーアントワネットはオーストリアで励行していたように入浴を好ん
だため、体臭消しを目的に香水を使うのではなく、純粋に香りを好んだ妃とし
て知られている。

―( EDITOR'S COMMENT )―――――――――――――――――――――[ 4]―
●編集後記:いつか取り戻せる「黄金の国」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「黄金の国ジパング」。西暦1300年頃、マルコ・ポーロが口述した「東方見聞
録」にあるこの言葉に、子供の頃から不思議な気持ちを抱いていました。本当
にそのころの日本に黄金が豊富にあったのか。民家までもが黄金ができている
とは、どこの地方を指すのかと。

実際にはマルコ・ポーロは日本に上陸しておらず、中国で聞いた話だといいま
すから、ある事象や風景が大げさに語りつがれていたのでしょう。確かに当時
の日本には金が豊富にありましたが、町中なにもかも、というわけではありま
せん。中尊寺金色堂など、金をふんだんに使って装飾された建物や宝飾品を見
た中国人が、自らの旅行談をも派手に飾り立てるために、かなり誇張して表現
していたのかもしれません。

ただ「地域一体が黄金だった」という表現は、あながち間違いではないような
気がします。ここ秋田ではこれからが稲刈りシーズン本番。一昨日到着したと
きには、あたり一面が黄金色に染まったかのような、美しい稲穂の色に覆われ
ていました。

秋の山が紅葉する前の、最後の地上の祭典です。豊富な稲に恵まれていない国
からやってきた人がこの風景を見たら、「黄金の国」と叫んでも不思議はあり
ません。米は大切な宝物。日本でも重要な資産として、江戸時代まで大名の富
の単位「石(ごく)」に用いられました。

「東方見聞録」から710年後の現代。日本には輝く「黄金」に相当する「国の
価値」が見出せずにいます。家を持ち、食べ物を余らせ、エネルギーをふんだ
んに消費し、ネット社会を享受するこの国にとって、「モノ」としての「黄金」
はすでに手にしたも同然です。国民自身が早くそれに気づき、これからは「心
の富」を取り戻す試みに注力するべきでしょう。モノの成熟からココロの成熟
への転換です。

頭をたれた稲が、どんどん機械で刈られていきます。人間の食卓に上がったと
きには「黄金」から「白銀」に姿を変え、私たちに「飢えずに済む」ことへの
安心感を与えてくれます。その年の新米を初めて食するときだけでも、「あり
がとうございます」と心の感謝をささげたい。「白銀」に輝く瑞々しい米に。
そして稲が豊富に実る地球の自然に。

温室効果ガス25%削減。企業だけでなく、日本国民ひとりひとりの意識が試さ
れています。再び「黄金の国」と呼ばれるに値する国を取り戻したいものです。
(i)



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○発行: 香りラウンジ『パレアンヌ』
○原稿: 中田邦子(パレアンヌ)、中田イサオ(セラヴィ・ジャパン)
○編集: 中田イサオ
○配信: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
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