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2009/08/26

[433-2009/08/26] フレグランス・ワールド・レター

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   ■■■    フレグランス・ワールド・レター ( 週刊 )
┏━┻┻━┓
┃ Palais ┃ 香りラウンジ パレアンヌ
┃ Anne ┃                                            Since 1999.10.
┗━━━━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(433-2009/08/26)━━

―( HEADLINE )――――――――――――――――――――――――――――
○FRAGRANCE
[ 1] ボディパウダー:ポーラドルフの「オールオーバーグリマーダスト」

○LESSON
[ 2] 20世紀のファッション香水:後半

○EDITOR'S COMMENT
[ 3] 編集後記:「バランス」という自然の掟
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

―( FRAGRANCE  )――――――――――――――――――――――――[ 1]―
●ボディパウダー:ポーラドルフの「オールオーバーグリマーダスト」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
ニューヨーク初のメイクアップアーテイストブランド、ポーラドルフ。夏に向
け、ウトワとのコラボレーション商品としてパウダーが誕生しています。

汗を抑える役割だけではなく、ポーラドルフのパウダーは、フェイス&ボディ
用のメイクアップパウダーとして誕生しています。つまりベースメイクの仕上
げやデコルテ、腕、足などに使えるメイクアップパウダーなのです。

肌に乗せると、星くずのように繊細なキラメキを放ち、華やかで明るい演出が
できます。オリーブ由来スクワランを配合し、まるでヴェールをかけたような
透明感のある仕上がり。思わず肌を見せたくなるフォーマルな印象のパウダー。

フェイスにも使えますから、仕事後のデートやディナーの時など、イザと言う
ときに、女度をアップ演出にいかがですか。

価格は、ダストパフ¥2,100。

◆Paula Dorf http://www.pauladorf.jp/

―( LESSON )――――――――――――――――――――――――――[ 2]―
●20世紀のファッション香水:後半
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
今回は「20世紀のファッション香水」の後半をご紹介します。

近代香水が誕生してから一世紀、特権階級の贅沢品香水は今や誰もが使え、そ
してTPOに合わせ使い分ける時代となりました。

◆1980年代の時代背景と発売された主な香水
ファッションは、ミニスカート、スパッツ、ボディコンシャスの流行。音楽や
遊びは、マドンナやマイケル・ジャクソン、ディスコ、クラブ。

遊ぶことに真剣でパワフルで欲や宝飾の時代。反面エイズ問題、チェルノブイ
リ原発事故やベルリンの壁崩壊などがありました。

パリ、プワゾン、ビューティフル、エタニティ(フローラル)、サムサラ、ココ
(オリエンタル)、ジャズ、クールウォーター(フゼア)。

◆1990年代の時代背景と発売された主な香水
環境保護の重視。エコロジーを意識したフレグランスの誕生。フロリエンタル、
マリン・オゾン、ユニセックス、グルマンなど新タイプ香水が誕生。

ジャンポールゴルチェ、アリユール、オルガンザ(フロリエンタル)
エスケープ、ロードイッセイ、ローパケンゾー(マリン・オゾン)
オパフメ、シーケーワン(ユニセックス)
エンジェル、シャンパーニュ、ドルチェビータ(グルマン)
プレジャーズ、エンヴィ、ロマンス(トランスペアレント)
レベルドリッチ、インラブアゲイン、ベビードール(フルーティ)
リラクシングフレグランス、エナジャイジングフレグランス(癒し系)

―( EDITOR'S COMMENT )―――――――――――――――――――――[ 3]―
●編集後記:「バランス」という自然の掟
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「あなたのお子様は、この夏何匹の生き物に出会いましたか?」

なにを唐突に、と思われるでしょうが、つまりどのくらい「生き物に接しまし
たか」という質問です。一匹ですか、二匹ですか、それともゼロ匹ですか?

私は小学生のころ、昆虫、爬虫類、両生類、鳥類、哺乳類と、さまざまな生き
物に出会いました。そして、その「生」と「死」を何度も目にし、時には喜び、
時には悲しみ、生命の不思議さにいつも心を奪われました。そこから「生」も
「死」も人間が創り出すものではなく、「自然界」というなんとも得体の知れ
ない「不思議な掟」によって管理されていることを学びました。

「自然界」には、まことに不思議な「バランス」が存在しています。たとえば
動物の世界。テリトリーを奪い合うとき、メスを奪い合うとき、獲物を奪い合
うとき、最初は激しく争います。中には大怪我を負うまで戦ってしまうケース
もありますが、不思議なことにそのほとんどは、怪我をする前に両者で決着を
つけてしまいます。つまり「逃げ」の姿勢を見せることで負けが決まり、勝者
もしつこく追いかけるなどの深入りは決してしません。

もっと不思議なのは、必ずしも体の大きい側が勝つとは限らないことです。外
から進入を試みても、守る側が必死に抵抗をすればそれ以上攻めることをやめ
る、というシーンを何度も目にします。これは鳥類にも、哺乳類にもある「不
思議なバランス感覚」です。

争いのほとんどは、「奪う」と「奪われる」とに分かれます。この二者の力関
係は、自然界では「奪われる」側に強さを与えているように思えます。肉体的
な「力」ではなく、守る姿勢への意識の「力」が勝っているのだと、自然界は
語りかけてくれているようです。

一方人間の争いはどうかというと、もはや「自然界のバランス」は消滅してし
まい、動物以下の法則で成り立っています。相手に逃げ道を与えない非難や中
傷やクレーム。死ぬまで叩き続ける悪魔的な暴力。他者への攻撃だけに飽き足
りず、自らの脳を破壊する薬物・麻薬の常用。いったいどこまで自ら人間社会
を壊し続ければ、気が済むのでしょうか。

ふと野山や道端に目を凝らせば、何万年もの間「自然界のバランス」を保ちな
がら生の営みを続けている生き物たちが いることに気づきます。親の説教も、
教師の訓示も、塾の教えも要りません。文字にできない大切な「命の教え」を、
生き物たちに触れることで学ぶことができる気がします。(i)



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○発行: 香りラウンジ『パレアンヌ』
○原稿: 中田邦子(パレアンヌ)、中田イサオ(セラヴィ・ジャパン)
○編集: 中田イサオ
○配信: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
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