2005/08/31
「音楽虎の穴」村田陽一篇 第48号
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「音楽虎の穴」これを聴かずに音楽を語るなかれ
〜村田陽一篇〜 第48号
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___________________________________________________________________Contents
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◇村田陽一近況
◇「音楽虎の穴」これを聴かずに音楽を語るなかれ
・・・『Trilogue-Live! 』Albert Mangelsdorff-Jaco Pastorous-Alphonse Mouzon
◇INFORMATION
・・・LIVE最新情報
◇編集後記
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◇村田陽一近況
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最近、「CAST」というバンドが立ち上がり参加しています。
メンバーは
笹路正徳(kb)
伊東たけし(sax)
土方隆行(gt)
櫻井哲夫(bs)
則竹裕之(ds)
カルロス菅野(per)
それに私の7人編成。
ご覧のとおり日本のFusion界を支える面々。
私もプロとして管楽器をやっているということだけでどうもJazz=Fusionの人と思わ
れがちなのですが、普段からかなり雑食性なので、意外にも今までほとんど共演経験
のない方々もいて、異文化コミュニケーションの感もありますが、この「ちゃんぽん」
具合が サウンドに出てくると面白くなるかも。
実際、もう3回程本番をしましたがおのおのが持ち寄る曲の曲調がかなり幅広いです。
何気に振り返ると自分がリーダーでないバンドに参加するのはジャガタラ以降無いの
でかれこれ10年以上はこういったバンドに参加してなかったことになります。
今回の発起人である笹路さんは言わずと知れたプロデューサー、アレンジャー、キー
ボードプレイヤーですが僕は個人的に20数年前、彼が清水靖晃さんたちとやってい
た「マライア」というバンドのリアルタイムでファンでして、特に笹路さんのインテ
リジェントで切れ気味のサウンドは大好きでした。
しかしその後、彼はプリンセス・プリンセスなどのプロデューサーとしてメガヒット
を量産するJ-ポップの仕掛け人としての側面が世間的にはそちらの方が有名だったか
もしれません。
今回、一緒にいる時間も多くなりいろいろなお話を直接、彼から聞くことができ大変
光栄です。
表面的なサウンドは違うけれども彼の作ったモノはすべて一貫して笹路サウンドに
なっているところは大いにこれからも見習いたいです。
村田陽一
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◇「音楽虎の穴」これを聴かずに音楽を語るなかれ
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『Trilogue-Live! 』
Albert Mangelsdorff-Jaco Pastorous-Alphonse Mouzon
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2005年7月25日に亡くなったトロンボーン奏者アルバートマンゲルスドルフの最も
多くの人に聞いてもらったであろうアルバム。
それは最も脂ののった時期のジャコの参加ということでトロンボーンファンのみな
らずジャコの動向を見守るジャコファンにとってもこのアルバムはとても貴重な記
録だからだ。
このアルバムは1976年ベルリンジャズデイズにおけるライブ盤。この思いもつかな
いトリオを考案したのはプロデューサー、ヨハヒム ベーレント。このプロジョク
トのいきさつはライナーノーツに本人が細かく書いていて非常に興味深い。それに
しても単音楽器が3人集まっただけなのに豊かなハーモニーが聞こえるのはすごい。
単音楽器奏者(特に管楽器)の中には彼らのように単音しか発音していないのに他
の音やハーモニーが聞こえてくるプレイヤーがいる。例えばウェインショーターな
どもそうだと思う。
これは彼らの持っている倍音構成の成分によるものなのか、または和声感覚が優れ
立体的に演奏しようという意識のものなのかはわからない。とにかく和声的、立体
的なサウンドなのだ。
本アルバムではすべてアルバートのオリジナルが演奏されている。すべてがアバン
ギャルドかといえばそうでもなくM2などはきわめてノーマルなコンテンポラリーな
曲をインサイドなアプローチで演奏している。よく聞き込むとわかるが実に細かく
アレンジされている部分と全く3人の出たとこ勝負の部分が見事に境目がなく自然
に聞こえる。ライナーにも書かれていたが、ここセッションのために数日間毎日
6〜7時間リハーサルをしたそうだ。今回収録されている5曲の他に数曲準備して
いたとしてもせいぜい7、8曲の曲数をこれだけ時間をかけるのは結構珍しいこ
とだと思う。アルバート自身、フリージャズの雄ということですべてが即興(その
場のフリーフォーム)なのかと思いがちだがより現場で面白い即興が生まれるよう
な楽曲を準備するという意味ではかなり曲を構築していくタイプだということがわ
かる。(晩年、ビッグバンドに提供したスコアを見れば明らかにそうであることを
再発見できる。)
今回のこの3人が実に音楽性の幅広さ、技量のバランスがとれている。この三角形
(トライアングル)がいびつだとこのようなサウンドには絶対ならないであろう。
また、この高度な3人だからこそ、沢山の時間を費やし同じ曲を練習しても毎回が
新鮮で楽しく飽きること無く出来たのだろう。
とにかくあらゆる意味でお手本となるべきドキュメントだろう。
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このアルバムは詳細・購入はこちらから。
http://www.recosell.com/cd/00/01/07/00010712_1.html
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◇INFORMATION
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[LIVE INFORMATION]
◆9月13日(火)KAO'S! SESSION vol.5@新宿PIT INN
出演:高橋香織(Vn)吉森 信(P)一本茂樹(B) 仙波清彦(Dr)小川美潮(Vo)
スペシャルゲスト;村田陽一(Tb)Ma*To(Synth)
開場19:30 開演20:00
チケット \3,000(1ドリンク付)
予約&詳細:新宿PIT INN
TEL:03-3354-2024
<http://www.pit-inn.com/>
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◆9月14日(水)村田陽一Hook Up@調布Ginz
出演:村田陽一(Tb)、小野塚晃(Key)、小松秀行(B)、
小倉博和(G)、石成正人(G)、佐野康夫(D)
前売:\3,200 / 学生\2,500(※(必)学生証)
当日:\3,500 / 学生\2,800(※(必)学生証)
予約&詳細:調布Ginz
TEL:0424-89-1991
<http://www.sam.hi-ho.ne.jp/ginz/>
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[RELEASE INFORMATION]
◆2003.7.23 村田陽一『ABSOLUTE TIMES』好評発売中!
http://www.recosell.com/cd/00/00/22/00002258_1.html
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◇村田陽一が過去にレコメンドしたCDはレコセルで通信販売でお届けしています。
http://www.recosell.com/rccd/00/00/03/000003_1.html
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◇編集後記
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村田陽一へのご質問・語ってほしいアルバムについてもmuratamag@rmj.co.jp
までどしどしメールをお送りください。
お送りいただいたメールは、編集部の判断で全てないしは一部を掲載させていた
だくことがあります。お便りくださる方は、予めPNもご記入ください。
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発行中。まだまだ増加予定です。こまめにチェックして創刊号もお見逃し無く!
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