2004/12/20
「音楽虎の穴」村田陽一篇 第46号
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「音楽虎の穴」これを聴かずに音楽を語るなかれ
〜村田陽一篇〜 第46号
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___________________________________________________________________Contents
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◇「音楽虎の穴」これを聴かずに音楽を語るなかれ
・・・『J.J.'s Broadway 』 J.J. Johnson
◇INFORMATION
・・・1/7,1/8 村田陽一Hook Up!!
◇編集後記
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◇「音楽虎の穴」これを聴かずに音楽を語るなかれ
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『J.J.'s Broadway 』 J.J. Johnson
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問答無用、ジャズトロンボーンの父、J.J. ジョンソンの1963年のアルバム。
タイトル通り全編ブロードウェイで使われた曲で構成されたコンセプチャルなセッショ
ン。
今から15年程前、私は渋谷毅さん、坂田明さん、片山広明さん、原田依幸さん、石
渡明広さん、千野秀一さん、篠田昌己さん達、当時「フォーム」にこだわらない前衛
的なバンド、セッションに参加していたのだが、この形体で数年演奏しているうちに
「フォーム」に対して非常に関心が高まった。つまり、ある一定のルールの中での
「自由」を求めるということだ。それまでジャズトロンボーン奏者であるにも関わら
ず、J.Jに全く関心がなかったのだが、この時期から急速にJ.Jの演奏スタイル、ポリ
シ−に入り込んでいった。
具体的にどんなところが惹かれたかというと、まず非常に演奏する以前の段階(つま
り、作曲、アレンジ、メンバー選択、フレージングの構想)の構築美、クールさ、そ
れに対して演奏は非常にホットという部分。
彼の曲、アレンジ、ソロは非常に練られて作られたもので、ある意味構築美の境地と
いってもいい。このアルバムは曲によっていくつかのフォーマットで演奏している。
J.J+4トロンボーン、J.J+4トロンボーン+bs+drs、J.J+4トロンボーン+bs+drs+pf、
J.J+pf+bs+drsと見事に曲のコンセプトで編成を使い分けている。結果的にアルバム
を通して全曲トロンボーンがメインの音楽であっても飽きない。(これとっても大事
なことだと思う)4トロンボーンのアンサンブルでも曲によってミュートを使ってい
たり、ベースもピアノの音使いもかなり具体的に譜面で指示されているのがよくわか
る。そういったサウンドをすべて包括してJ.Jサウンドなのだ。
一時期、彼と2トロンボーンのチームを作って活動して、人気を二分していた白人ト
ロンボーン奏者カイウィンディングも今回のようなコンセプチャルなアルバムをたく
さんリリースしていたがカイの場合、アレンジは本人ではなく、職業アレンジャー
(トロンボーン奏者でない)に委ねられているせいかそのサウンドがカイのサウンド
という感じではない。極端な比較をしてしまうとJ.Jが重く、地味なのに対してカイ
の方は軽くで派手といった感じであろうか。
このアルバムはとにかくどの曲のどの部分においても丁寧なのだ。彼の生前、一度対
談させていただいたのだが、彼の語り口、仕草どれをとってもインテリジェンス溢れ、
ビジネスライクでない生粋のクリエーターという印象で、彼の演奏、作品すべてにシ
ンクロする。
思い切りJ.Jにはまっていた時代に片っ端からJ.Jのアルバムを収集したのだが、当時
(15年程前)はアナログの中古を探しまくるしか手段がなかった。このアルバムも
大枚をはたいて仕事で滞在していた大阪にある中古レコード屋で手に入れた。ここ1
0年ほどトロンボーン奏者のリーダーアルバムは聴かなくなってしまったが、このCD
が世界初CD化ということで何となく再び購入して聴いてみてかなり懐かしさを感じつ
つも未だにサウンドは新しさを感じた。このアルバムから学ぶこと多しである。
また「クール」と「ホット」の絶妙なバランスには恐れ入ります。
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このアルバムはこちらから購入もできます。
http://www.recosell.com/cd/00/00/84/00008434_1.html
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◇INFORMATION
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[LIVE INFORMATION]
◆1月7日(金)村田陽一Hook Up@BLUES ALLEY JAPAN
出演:村田陽一(Tb)、小倉博和(gt)、小野塚晃(key)、
佐野康夫(d)、小松秀行(b)、石成正人(gt)
前売券 テーブル席(指定)\4,000 当日券は\500UP (各税込)
OPEN 18:00 / 1st Stage 19:30〜 / 2nd Stage 21:15〜
予約受付 11月16日(火)14:00〜
(問)BLUES ALLEY JAPAN / TEL:03-5496-4381
http://www.bluesalley.co.jp/
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◆1月8日(土)村田陽一Hook Up@NAGOYA Blue Note
出演:村田陽一(Tb)、小倉博和(gt)、小野塚晃(key)、
佐野康夫(d)、小松秀行(b)、石成正人(gt)
前売券 \6,500/カジュアルシート\3,900
予約受付 11月6日(土)より
(問)NAGOYA Blue Note / TEL:052-961-6311
http://www.nagoya-bluenote.com/index.html
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[RELEASE INFORMATION]
◆2003.7.23 村田陽一『ABSOLUTE TIMES』好評発売中!
http://www.recosell.com/cd/00/00/22/00002258_1.html
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◇村田陽一が過去にレコメンドしたCDはレコセルで通信販売でお届けしています。
http://www.recosell.com/rccd/00/00/03/000003_1.html
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◇編集後記
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村田陽一へのご質問・語ってほしいアルバムについてもmuratamag@rmj.co.jp
までどしどしメールをお送りください。
お送りいただいたメールは、編集部の判断で全てないしは一部を掲載させていた
だくことがあります。お便りくださる方は、予めPNもご記入ください。
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発行中。まだまだ増加予定です。こまめにチェックして創刊号もお見逃し無く!
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