2009/10/19
江田五月 メールマガジン第906号(2009年10月19日)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 江田五月 メールマガジン 第906号 2009年10月19日 http://www.eda-jp.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (1)<ショートコメント>・・・《海外出張を終えて》 11日間の海外出張を終えて、先ほど無事に帰国した。最初と最後は週末で、38 年ぶりのオックスフォードとの出会いがあった。まずヘルシンキで留学時代の 旧友と夫妻で再会し、一昨日はニッサン・インスティチュートで日本政治につ き講演した。政権交代ある民主主義の先達である英国では、次の総選挙で政権 交代が予測されている。日本の最新事情を説明し、政権党が権力を手放すこと の重要性を、英国人に語ってみた。 ---------------------------------------------------------------------- (2)<江田五月の予定表>・・10月20日から10月22日予定 (HPにて随時更新) 20日<東京日程> 午前・・・駐日米国大使表敬 午後・・・皇后陛下誕生日祝賀の儀 21日<東京日程> 午後・・・駐日ラトビア大使表敬 22日<東京日程> 午後・・・園遊会 <最新活動日誌>・・・HPの活動日誌には写真も載せています。 http://www.eda-jp.com/katudo/index.html ---------------------------------------------------------------------- 10月15日(木) ダウゼ議長、国会訪問、旧市街、占領博物館、昼食会、市役所 ザトレルス大統領、アールヌーボー、オペラ劇場、ロンドンへ ---------------------------------------------------------------------- 今日は、荷物を出して8時半にホテルを発ち、終日、高嶋良充さんとともに大 童の日程をこなしました。まず、8時40分にラトビア国会に到着し、ダウゼ議 長に迎えられ、早速議場を視察しました。議員定数100人で、議長席も質素で、 傍聴席も同じフロアーにあり、親しみが持てます。45分から9時半まで議長と 会談し、日・ラトビア関係の進展などにつき話し合いました。その後、議長と ともに記者ブリーフし、開会中の本会議を傍聴しました。 10時から、妻も合流してリガの旧市街を視察。世界遺産のひとつで、幾度とな く隣国に併合され弾圧された歴史を持ち、数多くの教会がそれらの長い歴史を 感じさせます。11時から1時間ほど、占領博物館を訪問。ナチスドイツとソ連 の双方の占領と抵抗の歴史があり、特に戦後は数多くの市民が強制的にシベリ アに送られ強制労働に従事し、日本人との交流もありました。遺品のメガネの 展示と、これをご覧になった天皇陛下の御製もありました。 12時過ぎから、ハンザ同盟ゆかりの建物で、ダウゼ議長主催の昼食会。33歳の リガ市長も参加してくれ、その後は市長の案内で、市役所を訪問。記念の記帳 をし、議場などの施設や隣の民族衣装のお店を見たりしました。 14時半からリガ城で30分強、高嶋さんとザトレルス大統領を表敬訪問しました。 鳩山内閣の国際舞台での活躍に注目しておられ、東アジア共同体の説明を求め られました。その後、アールヌーボーの建築を視察し、町並みを見てまわりま した。16時に妻も合流し、国立オペラ劇場を視察しました。立派な劇場で、市 民生活の質の高さを伺わせます。男女の専属歌手のミニ・コンサートも開いて くれ、すばらしい歌唱力を堪能しました。活躍中の若き日本人プリマドンナも、 顔を出してくれました。その後、警護車の先導で、空港へ。 若干のトラブルがあり、予定を1時間近く遅れて、19時半前にバルティック航 空で出発し、1時間の飛行と1時間の時差で、19時半過ぎにコペンハーゲン着。 機外に出るとマイクロバスが待機しており、直ちに次の便に走りこんで、20時 前に発って1時間45分の飛行と1時間の時差で、21時前にロンドン・ヒースロー 空港に着陸。海老原大使らの出迎えを受け、ホテルに着いたのは22時前になり ました。ロンドンの街中に近付くにつれ、地理を思い出しました。荷物は追い つけず、明日になるそうです。 ---------------------------------------------------------------------- 10月16日(金) 英国国会(下院副議長、上院議長昼食会)、最高裁、大使公邸、 シカゴ ---------------------------------------------------------------------- 今日は午前中、寒空の中を歩いて買物に出ました。それでも、15分も歩くとコ ートを脱ぐほどで、平年並みとか。荷物はまだ届きません。 11時過ぎに一同でホテルを出て、英国国会へ。バッキンガム宮殿では衛兵交代 の儀式があり、大変な人だかりでした。11時半に着き、厳しいセキュリティー チェックがあり、まず15分ほど、下院を案内していただきました。色調は緑で 統一され、身近に感じます。次いで11時45分から30分強、ヘーゼルハースト下 院副議長と副議長室で懇談しました。保守党出身で、上下両院のねじれと上院 改革や下院議員候補者の選び方など、多岐に渡り話が弾みました。その後、15 分ほど、下院本会議の審議を傍聴しました。テンポの速いやり取りが続いてい ました。 13時前に、議会最古の建物であるウェストミンスターホールで、上院に移り、 30分ほど案内していただきました。色調は赤で統一され、華やかです。本会議 場は、大きなソファーにゆったりと座る議長を囲んでみんなで話し合う雰囲気 でした。13時15分から1時間半ほど、ヘイマン上院議長のお招きで、上院内の ダイニングルームで昼食会。労働党出身で、初の互選で選出された女性議長で す。自由民主党のマクナリー議員も同席で、極めて打ち解けた雰囲気で話が弾 みました。今日は最高裁判所の発足の日で、上院の機能が整理され、議長は大 法官に変わり“Lord Speaker”と呼ばれます。女性でも“Lady”とは呼びませ ん。その後、議長室に案内され、青空が広がり陽が降り注ぐ中で写真を撮りま した。ホテルへの帰路、発足式で大童の最高裁の前で写真撮影。ホテルでデス クワーク。 帰国される高嶋さんと別れて、18時から海老原大使公邸で、最新の英国事情を 伺いなが夕食懇談。19時半過ぎに退出し、コベントガーデンの劇場に駆けつけ て、20時半から、ミュージカル「シカゴ」を鑑賞しました。まさに老若男女で 満員となり、米国の若者のエネルギーを堪能しました。終了は23時前になり、 街に出ると、ソーホー地区は深夜なのに広範囲に若者で溢れていました。中華 街が大きく広がったように思います。 ---------------------------------------------------------------------- 10月17日(土) オックスフォードへ、旧居探索、街並み、講演、ハイティー ---------------------------------------------------------------------- 今日は、9時過ぎにバスでホテルを発ち、オックスフォードへ。1時間強で、外 環道路から市内に入り、まず、私たちが40年前に住んでいた家を探しました。 2年目のサマタウンハウスと呼ばれるフラットは、健在でしたが、入り口が厳 重に鉄格子で守られており、時代の変化を感じました。最初に住んだ家は、下 の店舗が新しくなっただけで、上の住居部分は健在。家主はもう亡くなったそ うです。 11時にホテルに入り、サラ・ハイドさんと合流して、英国風中華で早めの昼食。 街は、入学式が終わったところで雑踏が出来ており、綱渡りのバイオリン弾き などの大道芸人も繰り出し、大賑わいでした。私の所属したリナカー・コレッ ジの跡を訪ねてみましたが、当時と様変わりでした。 14時過ぎに、セント・アントニーズ・コレッジのニッサン・インスティテュー トに着き、ニアリー教授やストックウィンさんらと懇談。14時半から英語で講 演を始めました。1時間弱、日本政治の動きにつき話し、サラさんの近著の贈 呈を受けた後、質疑応答。16時過ぎまで、自民党のこと、日ロ関係、重国籍、 台湾問題など、多岐に渡る質問が続き、終了後も研究室で意見交換しました。 ホテルに戻ってデスクワークをし、18時から、リナカーのポール・スラック学 長主催のハイ・ティーに出席しました。お茶とサンドウィッチとスコーンとい った英国流の交流の場で、多くの研究者の皆さんに日本人学生らも加わり、途 中で席を変えながら会話を楽しみました。その後、スタッフを労いました。 ---------------------------------------------------------------------- 10月18日(日) リナカー、シェークスピア、ベア、帰国へ ---------------------------------------------------------------------- 今日は、9時から1時間弱、スラック学長と朝食を取りながら歓談。ホテルをチ ェックアウトし、10時から1時間、私の所属したリナカー・コレッジを視察し ました。すっかり大きく立派になりましたが、学長の方針で、シニア・メンバ ーの特別扱いはせず、コモン・ルームもダイニングもコレッジ在籍者の扱いは 皆同じだそうです。日本人の関係者の拠出で、カレッジの中に2室「ジャパニ ーズ・ルーム」が設けられました。現在は、中国からの留学生が住んでいまし た。 無料の高速道路を飛ばしてストラトフォード・アッポン・エイボンに急ぎ、12 時過ぎから1時間弱、シェークスピアの生家を訪ねました。展示施設などが整 い、観光地化した感じです。その後、ウッドストックまで戻り、チャーチルが 生まれたブレナム・パレスを視察。暖かい日差しで泰西名画の景色そのもので した。14時から同地のベアで昼食懇談。予約無しでしたが、素晴らしい英国風 の食事にありつけました。地名の元になった「首枷」も見ました。 その後、ロンドン・ヒースロー空港に急ぎ、極めて厳重なセキュリティー・チ ェックを経て、これから19時過ぎの便で帰国の旅に着きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [毎日本人が書いています] http://www.eda-jp.com/ [ご意見、ご感想はこちらへ] satsuki@eda-jp.com メールマガジンの登録・解除 http://www.eda-jp.com/mm/index.html バックナンバー http://archive.mag2.com/0000055519/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━編集 江田五月事務所


