2009/10/30
名作落語大全集#464
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名作落語大全集#464 発行者:越智月久
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発行日:2009年10月30日(金)
「まぐまぐ」寄席に2150名様、
「メルマ」演芸場に712名様
合計2862名様にご来場いただいております。
ご来場ありがとうございます。今年は今日は何の日かってんでマクラを振っ
ております。今日は色々な日なんですよ。
まず「香りの記念日」。石川県七尾市で世界香りのフェアが開催された日。
そこで小噺「鰻のかざ」を思い出して、「鰻の幇間」「鰻屋」などはどうでし
ょう。
続いて「初恋の日」。これは島崎藤村が有名な詩を発表した日。「宮戸川」
などいかがでしょう。
そして「宇宙戦争の日」。1938年のラジオドラマでパニックが起きた日です。
星新一作「宇宙戦争(賢明な女性たち)」は桂米丸師匠が演じ、桂夏丸君が取
り上げました。下座がいないと演じられないとか。
さあ、今日からは、「こ」で始まる落語でございます。
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16 小いな(こいな)
【粗筋】
幇間の一八が約束だから芝居に連れていけとせがみに来た。旦那は都合で行
けないので、内儀さんと女中のきよ、飯炊きの作蔵を連れて行けと言う。とこ
ろが、作蔵はこれが旦那と一八が示し合わせた狂言に違いないと見抜き、仮病
を使って家に残ったため、番頭の藤助が代わりに出掛けることになる。皆が出
掛けると、旦那は案の定、柳橋の小いなという芸者を呼びにやろうとする。作
蔵が「奥様に申し訳ねえ」と言うので、旦那は小いなを3日でも家に入れなけ
ればならない「男の意気地」というものがあるのだと白状する。そこで奥方に
家を開けさせるのに苦心しているのである。芝居で1日、後2日ほど実家に遊
びにやるが、決して本妻を追い出すようなことはしないと言うので、やっと作
蔵も納得し、芸者、幇間連中が繰り出した。
そこへ藤助が血相を変えて飛び込んできた。内儀さんの具合が悪くなって帰
ってくるというのだ。藤助も旦那のグルだったのだ。一八は風を食らって逃げ
たという。そこを片づける暇もなく、玄関に内儀さんの声。旦那以下総出で襖
を押さえて入れないようにするが、女中のきよの怪力で襖の引手が取れてしま
う。この穴からのぞくと、向こうで幇間が、
「♪やれ、初段は本町二丁目で、伊勢屋の半兵衛さんが、ソラお内儀さんを芝
居にやりまして、後へ小いなさんを呼び入れて、飲めや歌えの大陽気、ハッ、
お目に止まりますれば先妻(先様)はお帰り」
【成立】
柳家小さん(3)が演じたが、前半に「権助提灯」を短縮して入れていたと
いう。最後の台詞はのぞきからくりで、先の客への交替うながす台詞のもじり。
【一言】
(旦那が男の意気地というが)この旦那、まだ小いなを正式に囲ってはいな
い。あるいは、何か金銭的な理由その他で妾宅を持たせてやれない代わりに、
2、3日なりと本宅に入れて、実を見せたいというところか。(立川志の輔)
【蘊蓄】
のぞきからくりは江戸中期からあった。箱にのぞき穴を開けてガラスがつい
ているが、今と違ってきれいなガラスではないから、のぞくとぼんやりと中の
絵が見える。やがてレンズになるが、大流行になるのは明治5年、普及してき
た写真を採り入れたものが大ヒットしたため。これから開化新時代の夏の風物
詩となった。
紙芝居のように物語を見せるものが多かった。落語『くっしゃみ講釈(くし
ゃみ講釈)』では、「八百屋お七」が登場する。
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芸人さんの紹介です。
江戸家まねき猫:1967(昭和42)年10月31日、東京都中央区に生まる。本名、
黒瀬富士子。1986年、高校卒業と同時に父親である江戸家猫八(3)に入門、
動物物真似を学び始めるが、初高座は1989年9月。父が人様にお聞かせできる
ようになるまでと厳しい修行をさせていた。兄はもちろん江戸家猫八(4:先
日20日に襲名。まだ小猫の方が馴染みか)。妹が猫ハッピー。代々の芸を受け
継いでいるわけだが、まねき猫が見せるのは演出。「物真似通販」では、番犬
や目覚まし鶏など、色々な物真似をお届け。雄猫が色っぽく、雌猫が……これ
は父親以来のお馴染み。素晴らしいのは「河童」。川の流れに虫の声と蛙の声、
遠くに犬の遠吠えが聞こえる……まさに夜……そのとき、犬が何かを見つけて
吠え掛かるが……昼席で聞いて、夏の夜の寒さを感じた。
これから誕生日の芸人さん(現役のみ)。
10月31日:むかし家今松・宮田昇
11月1日:五街道弥助
11月2日:古今亭菊輔
11月3日:柳家紫朝
11月5日:春風亭柳太郎・東京二
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