2009/10/02
名作落語大全集#460
=====[PR]======================[PR]======================[PR]===== BlackCat and his fellows くろねことなかまたちの語られざる物語 架空の世界の物語を題材とした風景イラストを制作しています。 それぞれのイラストの中には、名前の由来となったキャラクターたちが 出演しています。さて、どこにどんなキャラクターがいるでしょうか? http://www8.ocn.ne.jp/~blackcat/ =====[PR]======================[PR]======================[PR]===== rakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugo 名作落語大全集#460 発行者:越智月久 rakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugorakugo 発行日:2009年10月2日(金) 「まぐまぐ」寄席に2153名様、 「メルマ」演芸場に712名様 合計2865名様にご来場いただいております。 ご来場ありがとうございます。今日は「豆腐の日」、もちろん10が「とお」 2が「ふ」というしゃれです。豆腐といえば落語では「酢豆腐」ですねえ。こ れは生粋の東京落語。柳家小さん(3)の弟子が三味線を入れて演じ、「ちり とてちん」としたのが上方へ移植され、多分そちらで今の形に変化したものを、 先代の小さん(5)が逆輸入し、今は東京でも「ちりとてちん」の方が多く演 じられています。正直に言わせていただくと、「ちりとてちん」の落ちは江戸 小噺にあるものですが、「酢豆腐」の粋に対していかにも安っぽい。まあ、「ち」 の巻までに研究を深めておきましょう。 さあ、今日は中途半端なものをまとめてお送り致します。 ******************************************************************** 12-1 喧嘩の仲裁(けんかのちゅうさい) 【粗筋】 長屋の二人が喧嘩の仲裁をしてもらった礼にと、家主を訪ねた。土産にと酒 の切手を持参したが、御馳走するからそれを酒に替えてきてくれといわれて大 弱り。期限切れの古い切手を持って来たのがバレてしまった。トンチンカンな やり取りばかりする二人にあきれた家主が、とうとう、 「お前さん達に付き合っている暇はないから、もう帰っておくれ」 【成立】 上方噺。「長持」の前半を独立させたもので、落ちもない。桂春団治(初代 ・2代目)のレコードが残る。 12-2 元久桂(げんきゅうかつら) 【粗筋】 「元久桂の皮をはいでおさめよ」とおふれが出たが、村の連中はこの意味が 分からない。物知りに聞くと、「元久という男の面の皮をはぐのだろう。気の 毒に……」と言う。どうも腑に落ちないので、役人に聞くと、 「そうではない。 名にし負はば逢坂山のさねかづら人に知られで来るよしもがな という歌がある。さねかづらのことじゃ」 「ははあ、では女房のを持って来ますか」 【成立】 歌は「百人一首」26番、藤原忠平の歌。落ちは、女性性器の陰核(クリトリ ス)を「さね」といったことから勘違いをしたというバレ。 【蘊蓄】 「元久桂」は「美男桂」ともいい、茎の粘液が整髪料に用いられた。 13-3 源九郎狐(げんくろうぎつね) 【粗筋】 大和国郡山の源九郎狐が、東京見物にやって来た。湯島の妻恋稲荷が、関東 一円の稲荷を集めて歓迎会を催し、源九郎狐は笠間の紋三郎稲荷と松山の弥久 稲荷を伴い吉原へ。吉野楼という店へ上がると、初音の鼓があるので、花魁に 打ってもらう。とたんに源九郎狐は狐忠信の口調になり、 「雨乞いゆえに殺されしと思えば、ああ照る日がうらめしい」 新造が襖を開けて、 「花魁、そのお客を振って(降って)おやんなさいまし」 【成立】 1913年(大正2)の雑誌『演芸倶楽部』に、入船亭扇橋の速記が載っている。 ******************************************************************* 芸人さんの紹介です。 古今亭菊之丞:1972年10月7日、渋谷に生まれ、ほぼ千葉で育つ。1991年高校 を卒業すると共に圓菊に入門し、役者のようないい男ってんで菊之丞と命名。 弟子が誰も「丞」を書けず「蒸」と書かれたという逸話が残る。7月前座、10 月に初高座。実にしっかりした古典を身につけており、NHKの新人コンクー ルでも群を抜く芸を見せた。見た瞬間これが優勝だとはっきり見えたのは小朝 と菊之丞だけ。これで一躍注目になるが、地はおとなしいらしく、円朝祭りで も、真打ちになってからもお囃子の手伝いなどをして、目立つことなく真面目 な好青年という印象。間違いなく大看板になる。10月中席の上野鈴本夜席のト リ、また31日夜の部で独演会。 これから誕生日の芸人さん(現役のみ)。 10月2日:三遊亭右紋・三遊亭司 10月3日:柳家さん八・三遊亭圓窓(メルマガ開始のアドバイスをいただき ました。お世話になっています) 10月4日:三笑亭夢丸(11月3日、国立劇場で恒例「新江戸噺し」の独演会。 お世話になっています) 10月5日:三遊亭金八・柳家ほたる・国分健二 10月6日:金原亭小駒 10月7日:三遊亭遊馬 ご意見ご希望はこちらまで mailto:meisakurakugo@yahoo.co.jp HP「名作落語大全集」はこちら。http://esaki-ochi.hp.infoseek.co.jp ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000053879) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00038897) を利用して発行しています。 ----------------------------------------------------------------------


