2009/09/18
名作落語大全集#458
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名作落語大全集#458 発行者:越智月久
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発行日:2009年9月18日(金)
「まぐまぐ」寄席に2148名様、
「メルマ」演芸場に710名様
合計2858名様にご来場いただいております。
ご来場ありがとうございます。1931年の今日、森永製菓がチューンガム
を発売、また1971年には日清食品がカップヌードルを発売した日でもあり
ます。今日は食に関係の深い日ということで、グルメ落語はいかがでしょうか。
「青菜」では鯉の洗いで柳陰をご馳走になった男が、鰯の磯焼きで同じこと
をやろうとします。上方ではおからを食べるようですね。
「ちりとてちん」では鯛と鰻で灘の生一本をご馳走。これに豆腐を添えて、
お店のメニューにどうぞ。
「寄合酒」は鯛に数の子、葱に大根、棒鱈……結局料理に失敗して田楽とい
うことになるのですが、ちゃんと料理したらどんなメニューになるでしょう。
さあ、今日は、喧嘩を2席お届けしましょう。
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10-1 喧嘩指南(けんかしなん)
【粗筋】
町内に「喧嘩指南所」という看板が出来て、さっそく出掛けて行くが、喧嘩
なのにへらへら笑っていたり、優しいことばになったりで、ちっとも喧嘩にな
らない。師匠が呆れているところへ飛び込んで来た男、
「おう、教えてくれ。まごまごしてるとはり倒すぞ」
「うん、お前はものになる」
【成立】
文化年間(1804~17年)に指南物が流行したので、その頃にあったと思われ
る噺。最後の男だけが小噺として枕に残る。
10-2 喧嘩長屋(けんかながや)
【粗筋】
夫婦喧嘩が始まり、家主が仲裁に入るが、女房をほめて亭主をけなすので、
「人の女房におべっかを使う助兵衛家主め」
といわれて家主も怒り出し、
「こんな不細工な女房に誰が手を出すか」
と言ったから、さあ大変、女房が腹を立てて三つ巴の喧嘩に発展。同じ長屋
の吉公が止めに入るが、
「大家の味方をして家賃を負けてもらおうと言うのだろう」
「誰がそんなことをするかい。このけち大家が負ける訳はないだろう」
「誰がけちや。お前ら、よってたかって、家賃を踏み倒す腹じゃろう」
「ほら、こんな時でも家賃の話や」
これも巻き込まれる。とうとう長屋中の者みんなが巻き込まれての大喧嘩に
発展。近所の女房達が、
「熊さん、後はあんたしかいないよ。止めておあげよ」
と言う。熊さんが出掛けたが、入口に、
「満員御礼」
【成立】
上方噺。本来の落ちは熊さんが、
「俺は行けねえ。今度なぐり合う時に家がせまくなる」
と言うもの。桂小文枝(5)は最初の女房が中からはい出して玄関に張り紙
をしたが、見ると、
「満員につき、場所ございません」
という演出で下げたという。東京では、桂花丸がこのやり方を演じたのを見
たことがある。
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芸人さんの紹介です。
桂文楽:1938年9月21日、浅草に生まれる。本名武井弘一。真打になってまも
なく、小益時代にテレビで活躍、特に焼きそばのCM(1975~)で四角い顔を
アピールしたのが大ヒットとなる。1992年9代目文楽を襲名。先代が8代目と
した関係で、9代目と名乗っている。先代が昭和の名人といわれる噺家で、全
てを磨き上げて、完璧な状態に作り上げた。録音は同じ演目なら全て同じで、
録音時間もほとんど違わないくらいだ。完成された芸というが、私などにはこ
れは落語だとは思えなかった(もっとも聞き始めた頃には高座に出なくなって
いたが)。この大きな名を継ぐのは大変な決意が必要だったに違いない。大衆
芸能ではなく伝統的な芸術だという偏見を持った人からは痛烈に批判され、半
年も悩んで会長だった小さん(5)に謝罪に行った話も残っている。しかし、
本来の落語の世界をつくり、軽い調子がいい味を出している。これこそ本物の
噺家であると思うのだが、どうだろう。
これから誕生日の芸人さん(現役のみ)。
9月18日:三遊亭右左喜
9月19日:月の家鏡太・桂歌助(色々ご教授いただきました)
9月21日:三遊亭金兵衛・橘ノ杏奈(昇美依改め)
9月22日:立川ぜん馬・三遊亭小金馬
9月23日:立川談笑
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