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平安時代のシンデレラ物語とも言われる古典文学「落窪物語」を今風京言葉でお届け。美しい姫、男らしい少将、溌溂とした侍女阿漕…いきいきとした平安の若者たちが古典文学を身近に感じさせてくれます。

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2009/07/30

現代若者京ことば訳「落窪物語」

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■  落  ■           ■ 現代若者京ことば訳 ■ ■
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■  窪  ■   ■ ■  落 窪 物 語  ■ ■     ■
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■  物  ■       ■   76   ■         ■
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■  語  ■              ■ 訳/綾大 鈴 ■ ■
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■■■ 前回のあらすじ
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    北の方の策略で典薬助(北の方の叔父で、お爺さんの年齢)
   が落窪の君がとじこめられている部屋へやって来る。
    阿漕の機転で何事もなく朝を迎えることができた。


 バックナンバー / 登場人物紹介
     「綾鈴堂」   http://suzu.cside.com/ayasuzudo/ 
   

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■■■  現代若者京ことば訳「落窪物語」巻之二 7─1   ■■■
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   阿漕は戸を開けて、『私がここにいたやなんて北の方に知られた

  らあかん』思て、急いで自分の部屋に戻ったら、帯刀からの手紙が

  あった。

   

  「やっとのことで来たんやけど、お屋敷の門が閉まってて、全然開

  けてもらえへんかったから、がっかりして帰って来たんや。阿漕の

  ことやから、私の想いが足りひんのやて言うのやろうな。

   少将さんの想てはる様子を見てたら、気が気やあらへん。

   これは少将さんからのお手紙です。

   なんとかして今夜にでもそっちに行くから」

  

  て書いてあった。



   『このお手紙、姫君に届けよ。今やったら戸開いてるし』て、急

  いで行くと、北の方が姫君のいはるお部屋に鍵をかけてるとこやっ

  た。

   『いや。くやしいわ』思て帰る途中で、典薬助と鉢合わせした。

  ちょうど姫君あての手紙を持って来るとこやったから、それを受け

  とって、走って姫君のお部屋に戻った。

  「ここに典薬助さんからのお手紙があります。どんな風に姫君にお

  渡ししたらよろしいですか」

  て言うたら、北の方は微笑んで、

  「気持ちを訊かはるのか。ええことや。心から想い合うたらよろし

  い」

  て言うて、鍵かけたばっかりの戸をあっさり開けたもんやから、阿

  漕は内心おかしく思いながら、少将さんからのお手紙を添えて姫君

  に渡した。

  


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  落窪物語おすすめ本

           http://suzu.cside.com/ayasuzudo/book/ 

              読みやすい文庫本やまんがもあります。







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