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平安時代のシンデレラ物語とも言われる古典文学「落窪物語」を今風京言葉でお届け。美しい姫、男らしい少将、溌溂とした侍女阿漕…いきいきとした平安の若者たちが古典文学を身近に感じさせてくれます。

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2007/10/30

現代若者京ことば訳「落窪物語」

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■  落  ■           ■ 現代若者京ことば訳 ■ ■
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■  窪  ■   ■ ■  落 窪 物 語  ■ ■     ■
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■  物  ■       ■   73   ■         ■
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■  語  ■              ■ 訳/綾大 鈴 ■ ■
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■■■ 前回のあらすじ
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    阿漕が駆けつけると、落窪の君がとじこめられている部屋
   に、北の方の手引きで典薬助(北の方の叔父)が入り込んで
   いた。  

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■■■  現代若者京ことば訳「落窪物語」巻之二 5−2   ■■■
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   阿漕が「温石あてはりますか」て訊いたら、姫君は「それは

  よろしい」て言わはる。

   阿漕は典薬助に、

  「ご主人様だけが今は頼りなんです。温石を手に入れて来たげ

  てください。お邸の人らみんな寝てしもてるから、私なんかが

  言うても絶対用意してくれません。用意してくれはったら、お

  気持ちがほんまかどうか、姫君もわかってくれはります」

  て言うた。

   典薬助は笑って、

  「その通りや。残りの命は少ないけど、姫君が頼りにしてくれ

  はるのやったら、お世話しましょ。姫君のためやったら岩山で

  も動かそ思てるのやから、温石持って来たげるくらいどうてこ

  とあらへん。姫君を思う心の炎で焼いてあげましょ」

  て言うた。

  「それやったら、早う」

  て阿漕に急かされて、断るわけあらへん。典薬助は、『そのく

  らいのことで気に入ってもらえるのやったら、なんぼでもする

  わ。この深い愛情を見せたげよ』て、石を探しに行った。

  

  

  


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■■■ おすすめ本
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  ■■■ 文庫本で持ち歩く
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    落窪物語〈上〉角川文庫
                   価格:¥ 1,050(定価:¥ 1,050)
http://www.amazon.co.jp/dp/4043742010/ref=nosim/?tag=apieceoftom04-22 


    落窪物語〈下〉角川文庫
                   価格:¥ 1,000(定価:¥ 1,000)
http://www.amazon.co.jp/dp/4043742029/ref=nosim/?tag=apieceoftom04-22 



      文学全集はさすがに持ち歩けませんが、これならば通勤通学の
     電車の中でも楽しめます。
      本文と現代語訳が別ページに載っているので、ぜひ本文で楽し
     んでみてください。



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■ 原典及び専門家による現代語訳をお読みになることをお薦めい
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■訳・発行    ■ 綾大 鈴       otikubo@suzu.cside.com 

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