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親子で癒される子育てのコツ・ママのストレスが癒される読み物・抱っこ法の最新情報などを、毎月お送りしています。筆者は、子育て支援の定番サイト「ぴっかりさんの子育て相談室」の管理人で、「育児のまぐまぐ!」の連載も担当しているぴっかりです。

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2009/06/15

★癒しの子育て・親育ち便り★第99号 09/6/15

                                   
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 ★*,                              2009/6/15号
 。・☆      ★癒しの子育て・親育ち便り★第99号
  .。★`*                        毎月15日発行
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                             ◇ もくじ ◇

  ◆HOMEサイトからのお知らせ
  ◆親子の心を抱きしめながら 〜第9話・大人だって泣いていい〜
  ◆小児科医が教える「こどもの健康・常識の常識」
                〜 日本脳炎の新ワクチンについて〜
  ★常設相談コーナーのご案内
  ★ぴっかりのつぶやき

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  ※ 初めての読者の方は、まずこちらを読んでみてくださいね。(^-^) ※
    ●親子で癒される、子育てのコツ
      → http://homepage1.nifty.com/pikkari/kotu/index.htm
    ●子育てのピンチは、親育ちのチャンス!【基本編】
      → http://homepage1.nifty.com/pikkari/chance/index.htm


◆◆HOMEサイトからのお知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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◆◆親子の心を抱きしめながら◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

                     第9話・大人だって泣いていい

●叱られてもニヤニヤ
5歳の歩(あゆむ)くんのいたずらっ子ぶりは限度を超えています。植木鉢を
わざと落としたり、部屋中に水をまき散らしてビシャビシャにしたり。手に負
えない行動を繰り返すのです。
叱られても、ニヤニヤするばかり。強く叱ると、自分で頭を床にゴツンゴツン
と打ちつけたり、自分の鼻を叩いて鼻血を出してしまったりするのです。お母
さんは途方に暮れて、相談にみえました。
生育歴を聞くと、赤ちゃんの頃は夜泣き、歩き始めてからは激しいかんしゃく
と、育てにくい子どもだったそうです。「お母さん、がんばってきたんだね」
と言うと、「いいえ、そんなことないんです」と、急にお母さんの顔が曇りま
した。「きっと、私の育て方のせいです。歩が小さい頃は、カッとなってよく
叩いていました。今でも時々、自分の気持ちが抑えられなくなって…」とお母
さん。
こんな時、「叩いてはいけない」とアドバイスしても、あまり意味はないので
す。そんなことは、お母さんだってよく分かっているはずですから。分かって
いるにもかかわらず、自分自身の気持ちが抑えられなくなってしまうから、苦
しんでいるのです。
「本当は叩きたくないのに、叩いてしまうのは苦しいね。でも、ちゃんと分かっ
ているよ。お母さんが本当に言ってあげたい言葉は、『歩、大好き』だよね」
と言うと、お母さんの目に大粒の涙が。慌てて涙をぬぐおうとするお母さんに、
「いいんだよ。悲しい時には、『悲しいよ〜』って、いっぱい泣いた方がスッ
キリするから。大人だって、泣いていいんだよ」と声をかけました。

●“大人の私”と“子どもの私”
自分で自分の気持ちが抑えられなくなってしまうお母さんに対して、感情の自
己コントロールのコツを、「私たち大人の心の中には、二人の“私”がいるの
です」とお話ししています。
一人目は“大人の私”。「大人として、親として、責任を持ってがんばるぞ」
と思っている私です。でももう一人、“子どもの私”が心の中に住んでいます。
まるで子どものように、「自信がないよう〜」「困ったよう〜」「寂しいよう〜」
と震えている私です。
親として理性的にがんばろうという気持ちが強すぎる人は、“子どもの私”の
存在を認めようとしません。子どものように誰かにすがって泣きたい気持ち、
甘えたい気持ちがあっても、「親なんだからしっかりしなくっちゃ」と、心の
奥底に押し込んでしまいます。そうなると逆に抱え込むことになり、臨界点を
越えると大爆発になって、子供に当たってしまうのです。
このような場合、「もっと冷静に。自分の気持ちを抑えて」というアドバイス
は、しばしば逆効果になります。それより、苦しい気持ち・泣きたい気持ちを
そのまま受けとめてあげること、「ヨシヨシ、よくやっているよ」と、子ども
のように受け止めてあげることが必要です。お母さん自身の心の中の住んでい
る“子ども”が癒されれば、“大人”としての理性は、自然に発揮されやすく
なるのです。

●一人で抱え込まないで
歩くんのお母さんは気丈な感じの人でしたが、カウンセリングに通ってくるた
びに、涙腺がゆるくなっていきました。ご主人に対しても、「仕事が忙しいか
ら、家のことで心配をかけてはいけない」と思っていたのが、この頃は、ずい
ぶんグチを聞いてもらうようになったそうです。
「前は、イライラを押さえようとしても、なかなかうまくいかなかったのが、
最近は、あまりイライラしなくなったんです」とお母さん。お母さんの心が軽
くなってくると、不思議なことに、歩くんのいたずらも激減しました。たまに
いたずらをした後も、ちょっと叱ると、すぐに涙ぐんでゴメンナサイをするの
だとか。「泣きたい時は、泣いていい」を、お母さんが身をもって示したから
でしょう。大人も子どもも、“泣きたい気持ち”を無理にがまんしていると、
いつの間にかそれが、“怒り”に変わってしまうのです。

     ※専門誌『小児看護』(2006年1〜12月号)に連載されていたものです。



◆◆小児科医が教える「こどもの健康・常識の常識」◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

                  ― 日本脳炎の新ワクチンについて ―

今月は、先月の続きで“夜尿症の治療”についてお話する予定でしたが、6月2
日発売された乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(新ワクチン)の取り扱いについ
て混乱が生じているので、予定を変更させていただきます。“夜尿症の治療”
については、来月お話します。

●日本脳炎ワクチン「積極的勧奨の差し控え」後の経緯
   ※「積極的勧奨の差し控え」の詳細は2007年4月号を参照してください。
1990年に日本脳炎が定期予防接種に導入されてから、子どもの日本脳炎患者は
ほとんど報告されなくなりました。しかし、2005年に厚生労働省が、従来の日
本脳炎ワクチンは、ADEM(急性散在性脳脊髄炎)という脳神経の病気との関連
が否定できないとの理由で、接種を積極的に勧めるのを控え、新ワクチンの完
成を待ってから接種するように通達して来ました。
従来の日本脳炎ワクチンは、日本脳炎ウイルスをネズミの脳で増殖させて取り
出し、不活化(感染しない状態にすること)、精製されています。この製造過
程でネズミの脳組織が微量ながら混入している可能性があり(検証されていま
せん)、それが原因でADEMは発症するのではないかと推測されたからです。
そのため、日本脳炎予防接種を一度もやっていない、もしくは中断してしまっ
た子どもが急増し、2007年以降、日本における子どもの日本脳炎患者が3人報
告されてしまいました。

●新ワクチンとは
新ワクチンは、ウイルスを増殖させる過程をネズミの脳組織からサルの腎臓由
来の培養細胞(ベロ細胞)に変更して精製し、防腐剤の入らない凍結乾燥剤と
しました。しかし、臨床試験の段階で接種局所の発赤・腫脹が従来ワクチンよ
りひどかったため、抗原量を従来ワクチンの半分に減らしています。抗原量が
従来ワクチンの半分になっていても、1期3回接種すれば100%抗体が陽性とな
ることが確認されたので、開発から5年以上を経て2009年6月に発売となりま
した。
ただし、123人を対象とした非常に数少ない臨床試験ですので、約1回/100万
回の報告であるADEM発症を含めた安全性に関しては未知数です。

●新ワクチン接種に関する混乱
(1)安全なワクチンが出来てくると思っていたのに、安全性が未知数なので、
 相変わらず「積極的勧奨の差し控え」が続くこと。
(2)接種スケジュール途中から新ワクチンへ変更する場合の有効性、安全性が
 検討されていないこと。
(3)新ワクチンの供給が不安定なこと。

このような背景の中、行政は「原則的に、新ワクチンは1期の1回目からの適応
が望ましく、1期の追加については、従来ワクチンが望ましいが新ワクチンで
も公費負担は認める。2期の新ワクチン接種には公費負担は認めない。」と言っ
ています。結局、1期については保護者に従来ワクチンか新ワクチンを選択さ
せることにしています。これが混乱の原因と考えます。
 
●私的意見
国連のWHO(世界保健機構)の専門家委員会は、ネズミの脳組織を使用した従
来ワクチンがADEMを引き起こした証拠はないと表明しています。また、日本脳
炎以外でも、ワクチンとの関連が否定できない重大な副作用は同程度(約1/
100万)報告されています。にもかかわらず、2005年厚生労働省が日本脳炎ワ
クチンに限って「積極的勧奨の差し控え」を通達したことに一番の問題がある
と私は思っています。さらに、新ワクチン接種開始に際して、有効性・安全性、
接種スケジュールなど、行政側からの情報提供不足が重なり、みなさんの不安、
混乱を招いているように感じます。
私は、以前から日常の診療の中で、従来の日本脳炎ワクチンも決して悪い物で
はないと言って来ましたし、日本脳炎予防接種を勧めてきました。ただ、世界
的にも接種スケジュールの途中でワクチンを変更する事例はありませんでした
ので、その有効性、安全性について心配される方もいらっしゃるとは思います。
しかしながら、今回の場合、同じワクチン株由来でウイルス増殖過程の方法が
違うだけの新ワクチンですので、途中で切り替えても問題ないと思っています。
専門家によると、上記(2)と(3)については来年度までに解決する見込みだそう
です。そうなると従来ワクチンが消えていく可能性が高そうですので、初めて
接種される方は新ワクチンを、1期1回目、2回目を従来ワクチンで接種した
1期の追加の方はどちらを選ばれても良いと思います。

※筆者の澤井清先生は、長年のキャリアがある経験豊かな小児科医さんで、千
葉県佐倉市で「さわいこどもクリニック」を開業されています。3人のお子さ
んのパパでもあります。   HP→ http://sawai-kodomo.jp/index.htm
※ネット上の医療情報は「情報の利用は自己責任で」が原則です。混乱を避け
る意味でも、かかりつけのお医者さんの判断を優先させてください。


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     【FAX】 047−486−0919
     【メール】 miho@chiikinews.co.jp



◆◆ぴっかりのつぶやき◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「来月には、はっきりとした情報がお伝えできると思います」と、前号でお話
しした本。残念ながら、はっきりした情報をお伝えでいる段階まで、あと一息
というところです。(;^_^A
次回こそ! もうしばらくお待ちください。m(_ _)m

7月15日に、またお会いしましょう。(^^)/~

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       ―イライラの根っこに、しあわせへのとびらがある―』
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    ※詳細→ http://homepage1.nifty.com/pikkari/syuppan2/hon.htm 
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  ◇電子出版: ★癒しの子育て・親育ち便り★
  ◇編集・発行者:ぴっかり(萩原 光) ANA60696@nifty.com
    Copyright (C) 2000-2009, Kou Hagihara, All rights reserved.
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