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親子で癒される子育てのコツ・ママのストレスが癒される読み物・抱っこ法の最新情報などを、毎月お送りしています。筆者は、子育て支援の定番サイト「ぴっかりさんの子育て相談室」の管理人で、「育児のまぐまぐ!」の連載も担当しているぴっかりです。

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2008/11/15

★癒しの子育て・親育ち便り★第92号 08/11/15

                                   
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 ★*,                             2008/11/15号
 。・☆      ★癒しの子育て・親育ち便り★第92号
  .。★`*                        毎月15日発行
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                             ◇ もくじ ◇

  ◆HOMEサイトからのお知らせ
  ◆親子の心を 抱きしめながら〜第2話・パニックのわけ〜
  ◆小児科医が教える「こどもの健康・常識の常識」
       〜おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)―ワクチン接種の重要性〜
       〜RSウイルス感染症〜
  ★常設相談コーナーのご案内
  ★ぴっかりのつぶやき

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    ●親子で癒される、子育てのコツ
      → http://homepage1.nifty.com/pikkari/kotu/index.htm
    ●子育てのピンチは、親育ちのチャンス!【基本編】
      → http://homepage1.nifty.com/pikkari/chance/index.htm


◆◆HOMEサイトからのお知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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    が、『「常識」から自由になると、子育てはぐんと楽しくなる』とい
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     → http://homepage1.nifty.com/pikkari/syuppan3/hon.html

   ★「まぐまぐ!プレミアム」で、「ぴっかりさんの“癒しの子育て・親
    育ち”実践講座」が始まりました。毎週1回のメールで、少しずつ、
    無理なく学んでもらおうという企画です。
     → http://homepage1.nifty.com/pikkari/PM/index.html

   ★ぴっかりの子育て講座の様子が、「リトル・ママ」というHPに紹介さ
    れました。
     → http://tokyo.l-ma.jp/tokyo/hiroba/circle200810/14_04/

   ★広島市で、「和みの時間(大人の癒しの会)」(11/21)と、抱っこ
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    ひどうぞ。
     → http://homepage1.nifty.com/pikkari/kouenkai/hiroshimanw.htm

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     → http://homepage1.nifty.com/pikkari/kouenkai/osakadakko.htm


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◆◆親子の心を 抱きしめながら◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

                        第2話・パニックのわけ

●よく説明したのに…
もうすぐ小学生になる亮平くん。耳を痛がるので耳鼻科に連れていったら、中
耳炎と診断されました。何度か治療に通う必要があるとのこと。亮平くんはひ
どい病院嫌いなので、お母さんは気が重くてしかたがありません。最初に診断
を受けたときも、待合室に入ったとたん大暴れで、冷や汗のかきどおしだった
のです。
2回目に行くとき、お母さんは亮平くんによく説明しました。放っておいたら、
もっと痛くなること。ちゃんと治療したほうが、早く楽になること…。亮平く
んは神妙な顔で聞いていました。でも今度はだいじょうぶと思ったのに、また
も大暴れ。「子どもの扱いがうまい」と評判のお医者さんでしたが、「こんな
子は見たことがない」と嫌な顔をされてしまいました。
亮平くんが3才の頃、ダダをこねられるのが嫌で、「おばあちゃんちに行こう」
と嘘をついて、歯医者さんに連れていったことがありました。病院嫌いになっ
てしまったのは、それ以来とのこと。だから、「今回は、ちゃんと説明してか
ら」と思ったのですが…。

●我慢の子
説明しているときは、ちゃんと聞いてくれ、「ボク、今日はがんばる」と言う
のです。家を出るときも、行く途中も、聞き分けがいいのです。でも、いざと
なると大パニック。こんな行動パターンは、実は「我慢のがんばりやさん」の
子どもに多いのです。
ダダこね上手の子どもは、お医者さんに連れていこうとすると、まずは、ヤダ
ヤダと言いはじめます。お母さんに、「そんなわけにいかないでしょ!」と叱
られると、ベソをかきながらついてきます。待合室では、不安そうにお母さん
にくっついています。でも、ダダをこねたり、ベソをかいたり、甘えたりして
いるうちに、気持ちを吐き出し、不安が減ってくるのです。
ところが、「我慢のがんばりやさん」は、平気なふりをして無理に頑張ろうと
します。そのぶん不安や恐怖を抱え込んだままになり、いよいよという時になっ
て、感情の大爆発を起こしてしまうのです。
そんな話を聞いたお母さんは、3回目の時、接し方を変えてみることにしまし
た。「今日は、お医者さんの日だよ」というと、「だいじょうぶ!」と笑顔の
亮平くん。でも「無理しているな」と感じたお母さんは、亮平くんを抱っこし
てあげました。そして、「お医者さんはこわいねえ。本当は行きたくないねえ」
と慰めました。すると、亮平くんの顔がみるみるゆがみ、「こわくない!」と
暴れはじめたのです。大当たりだったようです。

●ダダこねの意味
しばらく、お母さんの腕の中で大暴れしていた亮平くんでしたが、やがて、べ
そをかき始めました。お母さんは、「“イヤダ、イヤダ”って言っていいんだ
よ。そのほうが気持ちがすっきりして、元気が出てくるからね」と慰めてあげ
ました。
その後、ベソベソしながら病院まで行った亮平くん。でも待合室で暴れること
はなく、治療の時もベソはかいたものの、それほど暴れることもなくできたの
です。
子どもは、頭では治療の必要性を理解していても、「がんばるぞ!」という気
持ちがあったとしても、不安や恐怖を自分の力だけではコントロールできない
ことが多いのです。そんなとき、ダダをこねることで、気持ちを大人に受け止
めてもらおうとします。上手にダダこねができる子どもは、そのぶん気持ちが
すっきりして、いざという時に勇気が出てくるのです。



◆◆小児科医が教える「こどもの健康・常識の常識」◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

                 ― おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)―
                   〜ワクチン接種の重要性について〜

日本におけるおたふくかぜワクチン(以後ムンプスワクチン)は、希望者が有
料で接種する任意接種になっています。これは、重篤な合併症が少ないと認識
されていたためですが、最近の調査で難聴の合併率が予想以上に高いことが分
かってきたこともあり、一部の自治体では公費助成も行われています。今回は、
ワクチン接種の重要性が問われることになってきたおたふくかぜ(流行性耳下
腺炎)についてお話します。

●おたふくかぜとは?
ムンプスウイルスによる感染症で、唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)が腫れ
るのが特徴です。患者の咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、唾液で汚染さ
れたものとの接触でうつり、体内に侵入したウイルスは、鼻・咽頭やその周囲
のリンパ節で増殖し、2〜3週間後に発症します。
多くの場合、頬やあごにかけての痛みと腫れで発病に気付きます。この12〜24
時間前から寒気、頭痛、筋肉痛、微熱などを認めることもあります。頬の腫れ
は1〜3日でピークに達し、特にすっぱい物や硬い物を食べると痛みがひどくな
ります。症状の程度は様々で、頬の腫れにともなって、高熱の出る人もいれば
熱の出ない人もいます。頬も両側腫れる人が1/3、片側が1/3、全く腫れない人
も1/3もいます。症状が出ない場合を不顕性感染と言って、全く腫れない人た
ちは、おたふくかぜにかかったことに気付かずに免疫を獲得することになりま
す。
治療は特別なものはなく、痛みや熱に対しての対症療法(解熱鎮痛剤投与)を
行うだけです。腫れがひけば、感染力もなくなるので登校・登園は可能となり
ます。おおむね1週間前後です。

●合併症
(1)難聴
ムンプスウイルスは、髄膜や内耳などの中枢神経系に感染を起こしやすい特徴
があります。ムンプス難聴は、片側に急性発症し聴力損失は重症で治り難く、
重要な合併症です。世界的な小児科教科書には15,000人に1人程度のまれな合
併症と記載されています。しかし、難聴を合併する好発年齢は2〜10歳で、片
側性の発症が多いため、症状をうまく訴えられない子どもが見落とされてた可
能性があります。2000年以降のいくつかのムンプス難聴調査結果では、驚くこ
とに200〜500人に1人と高確率であることがわかって来ました。
(2)無菌性髄膜炎
激しい頭痛、嘔吐、発熱が主な症状で、患者の5〜10%に合併します。安静に
していれば1週間前後で治りますが、経口摂取が出来ないようならば入院が必
要となることもあります。経過中、頭痛や嘔吐が目立つようでしたら、まずは
かかりつけ医に相談しましょう。
(3)睾丸炎、卵巣炎
思春期以降の男性患者の20〜30%に合併し、1/3の人は両側の睾丸が腫れます。
睾丸の腫れと痛みがひどく、歩くことも出来ません。発熱、嘔気もともない、
1週間くらいベット上安静が必要となります。その後50%に睾丸の部分的萎縮
が認められますが、幸い不妊の原因になることはまれです。
思春期以降の女性患者の5%に卵巣炎が合併します。虫垂炎と似た症状で気付
かれるようですが、排卵障害を起こすことはないようです。
(4)膵炎
全体の4%に膵炎が合併しますが、子どもではまれです。強い嘔気・嘔吐と腹
痛が起こりますが、重症例はきわめて少ないようです。

●ワクチン接種の重要性
ムンプスワクチンは、先進国の多くで麻疹・ムンプス・風疹混合ワクチン(MMR)
として2回定期接種されています。日本でも1988年からMMRワクチンが定期接種
として始まりましたが、ムンプスワクチンによる無菌性髄膜炎の合併が約500
人に1人も見られたため5年間で中止となりました。その後改良されたムンプス
ワクチンでは髄膜炎の合併は激減しましたが、この副反応の問題が尾を引いて、
現在でも定期接種になっていません。
ムンプスワクチン接種1回の有効率は、他のワクチンに比べて少し低いといっ
ても85〜90%で、予防効果は十分期待できます。前述の通り、予想以上に難聴
の合併率が高いことが判明してきましたので、今後は幼児期早期(1歳以降)
からのムンプスワクチン接種を積極的に勧めるべきと考えています。


                        ― RSウイルス感染症 ―

あまり聞きなれないかもしれませんが、“RSウイルス”とは何百種類もあるか
ぜのウイルスの一つで、実はこのウイルス感染によるかぜは非常に多いのです。
一年中見られますが、特に秋から春にかけて(10〜4月)流行し、過去5年間で
今年(2008年)は最も流行の立ち上がりが早く、9月から流行し始めています。
普通のかぜと違って、6ヶ月以下の乳児でもかかりやすく、呼吸機能が未熟な
ため重症化しやすいので要注意です。今回は、このRSウイルス感染症について
お話します。

●特徴
普通のかぜウイルスは、1度感染すると免疫が出来て、2回以上かかることはほ
とんどありません。しかしRSウイルスは一度感染しても免疫が出来にくく、繰
り返し感染しながら徐々に免疫が出来てきます。
6ヶ月以下の乳児は、出生時に母親から胎盤を介してもらった免疫抗体がある
ので普通のかぜはかかりにくいのですが、RSウイルスに対しては不十分なため
感染してしまいます。
1歳までに70%がRSウイルスに初感染し、2歳までにほぼ100%罹患します。こ
のうちの1/3は気管支炎、肺炎を起こします。2歳過ぎてからのRSウイルス感
染症は、鼻かぜ程度で重症化することはめずらしいです。

●症状
感染力が強く、感染者の唾液、鼻汁、くしやみや咳のしぶきが、鼻粘膜や眼球
結膜から侵入してうつります。2〜5日の潜伏期の後、鼻汁、咳、発熱などで発
症し、通常1〜2週間で軽快します。しかし乳児が感染すると細気管支炎、肺炎
になりやすいので、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)、速い呼吸、息を吸うた
びに胸がへっこむ(陥没呼吸)、哺乳量が減ってくるようなら、必ず医療機関
を受診してください。このような場合は数日〜1週間の入院が必要となること
もめずらしくありません。ひどくなると、唇の色が紫になったり、まれに呼吸
を止めてしまうこともあります。

●診断
鼻汁や鼻粘膜をこすった検体で、抗原迅速診断が可能です。ただし、入院だけ
にしか保険適応はありませんので、症状が重くなって入院が考慮される時点で
診断されます。軽症の子どもは、検査されることもなく普通のかぜとして診療
されているはずです。

●治療
特効薬はありませんので、発症すれば対症療法が主となります。他のかぜと同
様に水分補給、加湿、保温に心がけましょう。重症化すると、入院して輸液、
加湿された酸素投与などが必要となります。
RS感染症に対してステロイドホルモン、一部の抗アレルギー剤(オノン、キプ
レス、シングレア)は効果があるという報告もありますので、これらの薬につ
いては主治医の先生の意見を聞いてお使い下さい。

●予防
現在、有効なワクチンはありません。体外に出てしまったRSウイルスは、石鹸、
アルコール、塩素系消毒薬で容易に感染力を失いますので、流行時期の手洗い
が最も大切です。特に2歳以下の乳幼児がいるご家庭では、家族みんなで手洗
い習慣を徹底しましょう。
重症化するリスクの高い在胎35週以下の早産児や生まれつき心臓や肺に病気を
持つ乳幼児に対しては、シナジスというRSウイルスに対する抗体を10月から3
月にかけて1回/月筋肉注射することによる予防法が保険で認められています。
残念ですが健常な乳児には保険適応がないので、注射を希望される場合は10万
円/回くらいかかります。


※筆者の澤井清先生は、23年のキャリアがある経験豊かな小児科医さんで、千
葉県佐倉市で「さわいこどもクリニック」を開業されています。3人のお子さ
んのパパでもあります。   HP→ http://sawai-kodomo.jp/index.htm
※ネット上の医療情報は「情報の利用は自己責任で」が原則です。混乱を避け
る意味でも、かかりつけのお医者さんの判断を優先させてください。


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     【メール】 miho@chiikinews.co.jp



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今月号は、ギリギリセーフで予定通りに発行でき、ホッとしています。「今年
も、残りあとわずか」という雰囲気になってきましたが、この調子で、バリバ
リいくぞ!っと。(^-^)

それでは、12月15日に、またお会いしましょう。(^^)/~

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●『心を抱きしめると子育てが変わる―ガマンの日々にさようなら―』
   最初に読むなら、この本がオススメ。親も子も共にラクになっていく
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    ※詳細→ http://homepage1.nifty.com/pikkari/syuppan/hon.htm 
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●『子育てと自分さがしが出会う場所
       ―イライラの根っこに、しあわせへのとびらがある―』
   あなた自身が苦しい気持ちでいっぱいだったら、この本。忙しい育児の
   合間にできる「ひとりワーク(癒しのレッスン)」が満載です。
    ※詳細→ http://homepage1.nifty.com/pikkari/syuppan2/hon.htm 
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●『ちょっと気になる子の育て方
         ―「困った子」がみるみる「いい子」になる方法!』
   育てにくい子の伸ばし方のコツを、すぐに取り組める3ステップで解説
   しました。発達がゆっくりな子の育て方にも最適です。
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  ◇編集・発行者:ぴっかり(萩原 光) ANA60696@nifty.com
    Copyright (C) 2000-2008, Kou Hagihara, All rights reserved.
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