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世界人権宣言(人が人として生きる権利)の精神に基づいて、ニュースや催し物情報・さまざまな意見を掲載します。死刑制度の問題、代用監獄、難民問題など。発行は(社)アムネスティ(国内人権ネットワーク)。

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2008/04/16

人権ニュース381号

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Weekly Mail Magazine
                    ◎◇◎ 人権ニュース ◎◇◎
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◆ I n d e x ◆
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|1| 活動報告 
|2| 講読及び配信中止・メールアドレス変更について
|3| 人権ニュース配信のお知らせ
|4| 国内人権ネットワーク会員募集のお知らせ
|5| 編集後記
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【1】活動報告

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東京拘置所参観の記録
参観期日:08年2月19日2時〜4時
参観者:12名

質疑応答と案内:調査官・スギモト氏
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*門で受付を済ませ塀の中へ。会議室へ案内され、施設の説明を受ける。その
後で施設参観。参観後に会議室に戻り質疑応答。

*施設内の移動には何度もエレベーターを使う。エレベーターは、真ん中あた
りに仕切が設けられるようになっている。これは、被拘禁者を移送する際に刑
務官とスペースを分けるためのもの。

*受刑者の居室を見る。共同室(雑居房)は8名まで対応可能。定員は6名だ
が収容人数が多く各部屋7名。テレビあり。私物は半透明の収納ケース1個分
と棚に少し置ける。窓は鉄格子がなく、宇宙ロケット用の強化ガラスを使用し
ているとのこと。テレビや机をぶつけても壊れない。窓には外気を取り入れる
ために10センチほど開けられるようになっている。部屋の外には収容者の番
号が書かれたパネルがあり、行き先が分かるようになっている。共犯者や対立
者が同じ部屋にならないようにしている。

*部屋は廊下の左右に並んでいる。部屋の通路側にも窓があり、廊下から部屋
の様子がよく見える。部屋からも廊下は見られるが、向かい合う部屋の中は見
られないように特殊なガラスが使われている。試してみると、そのとおりで、
ガラスを2枚経ると向かいの部屋は暗くなって何も見えない。

*屋上には一人用の運動場(横幅2m奥行き5mほど)が複数ある。屋根の部
分は網になっていて、まるで鳥かごのよう。30人ほどが一度に運動できる集
団用の広い鳥かごもある。

*運動は、1日30分。死刑囚も含めて全員が対象。偶数階にはバルコニーが
あり、そこでも運動が可能。雨天の日には天井のあるバルコニーで運動を行う。

頭上の金網を通して、周辺の景色が眺められる。一人用の運動場では縄跳びが
できる。集団用の運動場では腹筋運動用の器具が置いてあった。ボールなどを
使う運動は禁止。

*医療関係の部屋を見る。科別診察室、手術室、CT室等。CT室では検査の
みで即刻治療の必要が有る場合には外部の病院に搬送するとのこと。

*厨房の部屋を見る。ステンレスの装置が並び、最新式の工場のよう。主食は
麦30%入り。ご飯に芯があれば炊きなおすことになるが、その時間だけ食事
時間が遅くなると出廷に影響がでるので、ご飯を炊くラインは2系統用意して
いるとのこと。副食は30種類作っている。

*運動量(仕事)によりA食,B食,C食と3種類あり、カロリーが違う。こ
こで働く受刑者は、立ち仕事ということで一番カロリーの多いA食。移送待ち
の受刑者と未決拘禁者はC食。

*味付けは、職員の弁当より美味しいとの説明。ここで働く受刑者は、頭から
足まで白い服を着て、見学の間、背中を向けて直立不動でいた。

*私物保管庫を見学する。毎日、100人以上が出て行き、また入所するとの
ことで、私物の出し入れは頻繁にある。1人3個まで収納ケースを利用できる。
収納ケースには名前とバーコードがつけてあり、パソコン管理で、倉庫の棚に
自動的に納められていく。このシステムのおかげで、すぐに荷物の出し入れが
可能になったとのこと。

*体育館を見学する。バレーボール等の球技ができる。その他集団で行う行事
はここを利用する。供養の為の仏壇がパネルの奥にあるとのこと。受刑者への
慰問はここが使われる。1階は男子受刑者で2階部分が奥にあり女子受刑者が
座る。職員の研修もここで行う。

*独居房(単独室)を見る。部屋の広さは3畳とトイレ部分のスペースくらい。
部屋にはテレビが置いてあった。チャンネルは自由に選択できるとのこと。ホ
ントかな。

*優遇措置を受けている受刑者用フロアを見学。個室の扉には鍵がかかってい
ない。トイレも居室の外にあるが、ガラス張りのため廊下側から小便の様子が
丸見え。参観者の一人が、下方の半分を覆うカフェカーテンを提案した。

*門から拘置所敷地内に入ると左手に職員宿舎用のビルが並ぶ。そこから、ミ
ニスカート姿の女子高校生が現れる。刑務官の子どもだろう。帰り際には、丸
坊主頭の中学生男子と遭遇する。拘置所の塀の中に住まいがあるのは異常。

*拘置所を囲む壁は4年後に全部撤去する予定とのこと。高層化してセキュリ
ティが発達したので高い塀は不要になるとの説明。塀が撤去されれば、職員住
宅は自動的に拘置所の外になる。

<質疑応答>

*死刑確定囚について聞くと、一般参観だから死刑確定者についてはいっさい
お話しない、との回答。しかし、そのあと、具体的に質問すると回答があった。

*被収容者のなかに受刑者の数があまりに多い(969名)ので質問すると、
その理由は他の刑務所への移送待ちの受刑者が多いからとのこと。行き先を決
める分類調査は早くて1か月はかかるという。

*東京拘置所にいる受刑者について聞くと、ここにいる受刑者は、経理夫(ケ
イリフ)と呼ばれる受刑者で、炊事、配膳、洗濯、掃除、刑務官の補助作業な
ど拘置所の自営作業をするためにいる。男性は250名、女性は10名とのこ
と。女子の経理夫がいるのは、女子の未決と女子の移送待ち受刑者がいるため。

*有給休暇の取得日数は刑務官とそれ以外の職員とで違うか聞くと、ほとんど
が刑務官だから、との回答。

*確定死刑囚の運動時間について聞くと、1回30分で、これは未決拘禁と同
じとの回答。

*領置した金品の控えリストを受刑者に渡さない理由を聞くと、受刑者本人が
自分でノートにつける、との回答。毎日のように移動があるのでリストを作る
のが面倒な様子。

*昨年死亡した5名の収容者について検視をしているか聞くと、しているとの
こと。検察官が司法検視(犯罪の可能性のある変死)にするか行政検視(自殺
など犯罪でないことが明白な死亡)にするかを決める。拘置所職員に権限はな
いという。※検視とは、見るだけで解剖をするわけではない。

*拒食者への対応について聞くと、医療上問題があれば医師の判断に基づき点
滴などを行うとのこと。

*保護室に収容された151人について聞くと、ここで働く経理夫の受刑者ほ
とんどいない、とのこと。問題を起こす受刑者を経理夫にしないということか。

*閉居罰の間、運動時間について聞くと、週に1回との回答。

*死刑確定囚の1日のスケジュールについて聞くと、ほとんど未決拘禁者に準
じている、とのこと。※未決拘禁者は、朝7時起床、7時25分朝食、11時
50分昼食、16時20分夕食、21時就寝。

*死刑確定囚に現金の差し入れは可能か聞くと、後で回答するとのこと。まと
めて質問書を提出することにしました。

*メガネの無償貸与をしないということで、差し入れは可能か聞くと、メガネ
の差し入れは可能との回答。一般的に検査可能なものは差し入れできるとのこ
と。

*未決の食事について聞くと、ほとんどは支給食を食べる。自弁で食べるのは
10人か20人くらいとのこと。(未決は1400名くらいいる)

*参観の頻度について聞くと、一般参観はあまりないとのこと。一般参観をす
るのは、保護司、更生保護、警視庁など、とのこと。

*東京拘置所は面会時間が30分でなくどうして10分なのか、聞くと、未決
は全員が面会可能なので10分にしないと面会できない未決がててしまう。毎
日、何分可能かは表示している、とのこと。

*収容者のアレルギーに対して聞くと、入所時に健康診断しているとのこと。

*医務診察は毎日、願い出ることが可能か聞くと、願い出た日に回答をしてい
るとのこと。歯科については、診察まで1か月待ちは必要とのこと。

以上

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【2】 購読中止・メールアドレス変更について
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【3】人権ニュース配信のお知らせ
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【4】国内人権ネットワーク会員募集のお知らせ
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<会員特典>
*例会に出席し運営に参加できます。
*ネット主催の催し物に無料で参加できます。
*作成資料の無料送付(「刑務所訪問資料集(06.7〜07.2)」を無料
送付」)
*刑務所参観の日程など人権に関する情報をお知らせします。

<会費>年間1,000円■会費・カンパ振込先■ 
【郵便振替】口座番号:00800−2−19921
      口座名称:国内人権ネットワーク
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【5】 編集後記
  ※ここに書かれている文章は編集委員個人の感想を述べたものです。
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○先週号で、映画「靖国」上映について、「警察に頼らざるを得ない」と
書いたが、思い直している。上映中止について、多くの人々が
声をあげ始めている。市民の関心こそが上映を支える。
触らぬ神にたたりなしとばかりに、黙っていたつけが回ってきたのだ。
これを機会に、「靖国」や「天皇」に大いに関心を寄せよう。(太)

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 編 集 人:太田 稔  
 発 行 元:(社)アムネスティ・インターナショナル日本 
 国際人権基準の国内実施をめざすネットワーク(国内人権ネットワーク)
  メールアドレス:info@jinkennews.com
 HPアドレス :http://www.jinkennews.com/
 連絡先:〒458-0041 愛知県名古屋市緑区鳴子町 2-28-3 
      FAX:052-892-5648                                      
 発 行 日: 2008年4月16日(水) 通卷381号

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