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2007/07/31

「今そこにある未来」(未来工学研究所メールマガジン)2007.7.31号

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                       Hints for the New Century
                      未来工学研究所メールマガジン
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                               今そこにある未来
             Clear and Present Future

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           ■ 2007年7月31日号(第77号) ■




――――――――――   も・く・じ  ――――――――――――――

 ◇ 地震災害に対して科学技術の知恵を持ち寄ろう

  ◇ 魅惑のバスツアー

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  ◆
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◆   地震災害に対して科学技術の知恵を持ち寄ろう
 ◇
  ◇
 


◆大地震への対応と社会の脆弱性

またも中越地域に地震が発生した。奇しくも、地震発生当時、震源地である柏崎市
の隣の市に滞在していたため、震度6弱の揺れを初めて経験した。幸いけがもなく、
滞在先も石灯篭(非常に趣き深いものであったが・・)が倒れる程度の被害であった。

地震発生直後、災害拠点に指定されている市内の病院に立ち寄ると、救急患者を
受け入れられるようロビーに応対機能をもたす等、迅速な準備がおこなわれていた。
その病院の帰り道には、柏崎からの救急車とすれ違うなど、医療面における災害
対応ネットワークは機能していることが伺えた。一方で、基幹的な役割を担う国道
と高速道路の一部が損傷を受け、通行止め規制がおこなわれた結果、周辺国道に
自動車が流入し、かつ、電気復旧工事によって所々で片側通行となったことも渋滞に
拍車をかけた。実際、渋滞車両を見ると、災害地域を迂回したと思われる物流トラッ
クも多数含まれていた。その後の報道で自動車部品会社の被災によって日本各地の
自動車工場の生産ラインがストップしたことが伝えられた。今回の地震災害は、社会
全体にわたる“コンビニ化”(ストックレス化)或いは、道路の“倉庫化”の進展に
よる産業の新たな脆弱性を浮き彫りにし、災害時の物流問題の大きさを改めて感じさ
せた。

◆科学技術で貢献できることとは?

・・とここまで、地震の様子を紹介したが、ここでは地震災害に対して科学技術は
どのような貢献ができるであろうか、考えてみようと思う。

地震災害対応の科学技術となると、地震の予知・予測技術や地震情報ネットワーク
システム等が中心的なものであろう。実際、マンション向けに地震速報を配信する
民間サービスもまもなく始まり、このサービスでは、地震速報に伴い各戸に注意を
呼びかけるだけでなく、エレベータの停止やオートロックの解除等も連動してでき
るとしている。

一方で、災害復旧・復興の科学技術という観点では、どのようなことができるであ
ろうか。地震発生から2日後には高速道路は応急復旧し、損傷した国道の物流ルー
ト補完と支援物資の輸送のため、現在、北陸道の能生ICから関越道の長岡ICにか
けて通行無料措置がとられている。また、中越地域からの帰路、災害派遣の自衛隊
車両を多数見ることができた。科学技術成果はこれらの災害現場で貢献するもので
あるが、高速道路無料開放の例のように、大学や研究機関等が先端技術を持ちよっ
て、給水や災害復興を支援する形があってもよいのではないかと思う。いわば、
科学技術の災害派遣なるものである。先端技術は災害現場にあわせ、迅速に使える
ものでなければならない等の課題もあるが、複数の研究機関からなるネットワーク
の構築や災害地域を支援するための科学技術の枠組み等を整備することで、ボラン
ティア活動との新たな連動も考えられよう。

度重なる災害の中、多くの地域から支援、協力の輪が拡がっている。科学技術も
同様に、研究室にあるわずかな成果でも、できることを持ち寄ることで、新たな力
を発揮することができるのではないかと考えさせられた。

                   研究員 大竹裕之(おおたけ ひろゆき)



  ◆
 ◇
◆   魅惑のバスツアー
 ◇
  ◇
 


今年の元旦に、生まれて初めてミステリーバスツアーというものに参加した。
バックパッカーの私にとっては、団体旅行に参加すること自体異例のことだったが、
お年玉1泊2日9,980円ツアーという安さに惹かれて、ついフラフラと申し込んでし
まったのだった。

■そして、バスは走る

一体どこに行くのかと思っていたら、まずは東海道で愛知県の豊川稲荷へ。その後
煎餅屋に寄ってから、「今度は長く走ります」の言葉通り延々と北上し、着いた先は
なんと福井!宿は温泉付きという触れ込み通りだが、まるでスポーツクラブのジャ
グジー。おまけに芋洗い状態。部屋はベッド+若干の隙間という狭さ。翌朝は流れ
作業のような朝食バイキングでお腹を満たして、すぐ出発。

福井の観光は無く、加賀で九谷焼のお店とトルマリンのお店をハシゴしてから兼六
園着。やっとホッとできた。う〜ん、外の空気が美味しい! とりあえず他のお客さ
んと写真の撮り合いっこをして旅行気分を楽しんだ。その後、合掌集落の五箇山へ。
もっと幻想的な風景を期待したのだが、雪が少なくて寂し〜い姿。で、次は飛騨高
山観光?とワクワクしていたのに素通りして、石原裕次郎グッズ店と併設された不思
議なラーメン屋へ。その後は安房峠越えして中央道をひた走り、夜10時過ぎにや
っと新宿に帰り着いた。はぁぁ〜、きつかった。疲れがドッと出て、翌日は眠り続
けてしまった。

■安かろう、悪かろう...、でも、いいよね (^_^)v

帰宅直後は、安さに惹かれて出掛けた自分はバカだった、もう懲り懲りだと思った。
ところが、少し経つとあれはあれなりに楽しかったと思い始め(人間は忘れる動物
である)、翌2月には、‘ミステリー’ではないバスツアーに参加したのである。

今度はもっとゆっくりしたいと思い、草津温泉でのフリーステイツアーを選んだ。
相部屋回避のための差額料金も支払って、のんびり楽しむつもりだった。しかし、
である。案内された部屋は6畳一間で腰高窓が一つ。狭いのはまぁガマンするとし
て、窓ガラス2枚のうち1枚分は壁に閉ざされ、もう1枚分の窓を開けると、すぐ
目の前が向かい側の壁と太〜い排水管。おまけに排水管がひどく臭う。何これェ〜! 
結局耐えられず、別の部屋に替えてもらって一件落着。やっと温泉にありつけた。
粘り強く交渉すること2時間余り。早めに到着したのに、すっかり日が落ちてしま
った。

■バスツアー客の心得は?

トラベルの語源がトラブルだというのは、実によく分かる。でも、振り返ってみて
「あんなこともあったよね」という旅は悪くない。というより、妙な魅力があって
クセになる。

ただし、気になるのは運転手さんの健康状態。バス業界の参入規制緩和を機に、
格安バスツアーは花盛り。過当競争の中、過労死したり居眠り運転で事故を起こす
運転手さんが何人も出ている。そんなこともあって、乗り降りの際には、つい運転手
さんの顔を覗き込んでしまう。この運転手さん、大丈夫かなぁ? と。

某食肉加工会社の社長は、安い肉を買う「消費者も悪い」とコメントして非難を浴
びたが、格安バスツアーに行く客も悪いのだろうか? ...よく分からないけど、
すっかりバスツアーにハマッてしまった私である。

                                   研究員 中原 いづみ(なかはら いづみ)



■□
◇◆
■◇             編集後記    
□■
■◇■◇


真夏に行われた参議院選挙は歴史的な結果となりましたが、
社会の新たな躍動につなげていくことが大切だと思います。
メルマガへのご意見・ご感想をお待ちしています。       
なお、次号より編集者が交代します。今後ともよろしくお願いいたします。                                     
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▼ 『今そこにある未来』2007年7月31日号(第77号) 

▼ 編集: 緒方 三郎(s.ogata@iftech.or.jp)
▼ 発行:(財)未来工学研究所/IFTECH
          ホームページ:http://www.iftech.or.jp

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