2002/08/20
かなりクールな英語表現 第42号
■■■■かなりクールな英語表現■■■■ 第42号 ★★★ お知らせ ★★★ いよいよ、英語関連サイト「What A Wonderful World」のアドレス が変更になります!! 新アドレスは、 http://www.interq.or.jp/cool/hobby/ です。まだの方は、是非 新ページにブックマークをお付け頂きますようお願いします。 なお、本マガジンのバック・ナンバーは、まぐまぐのホームページ (www.mag2.com)の検索ウィンドウに本マガジン名かマガジン番号 48556をタイプして頂ければ、御覧頂けます。 (本日の表現) Long time no see 「久しぶり」 長い間会わなかった比較的親しい人に再会した際に投げかけるカジュ アルな言葉ですが、現在の発行人の心境もそんな感じです。読者の皆 様、長期間にわたり当マガジンの発行をお待たせして誠に申し訳あり ませんでした。こういう風に、少しばつの悪い理由で、「久しぶり」 の状況を招いた相手に対しては、口の悪いネイティブは、軽く I thought you were dead. とからかいます。そういう場合に、 Yes. I am a ghost. と切り返せば、再会の会話も弾むわけです。 というわけで、本日のテーマは、「待つ」です。日本語でも、待望久 しい、という表現がありますが、英語ではさしづめ、long-awaited と言います。awaitは、waitよりも堅い語で使用頻度も低いのですが、 長い間「待たれた」という受動的な意味を出す為に、他動詞の過去分 詞が使われるわけです。overdueという語も「待望の」というニュア ンスがありますが、over + due という組み合わせからも判る通り、 予定された期限や期日を既に過ぎている、換言すれば、「やや遅いぐ らい」というややネガティブな感じがあります。 何かの順番を待つ状況もよくありますが、医院などでの待合室は waiting room、飛行機などのキャンセル待ち名簿は、waiting list と言います。知らないとピンと来ないのが、後者の例のキャンセル待 ちのことを指すstandbyという表現です。因みに、映画などでの代役 や吹き替えのことをstand-in、主として劇場公演での代役を understudyと言います。 また、野球で次の打順の打者が素振りをしたり、相手チーム投手の投 球フォームにタイミングを合わせたりしながら、打順を待つ様子を描 写して、X is on deck. と言います。deckは本来「船の甲板」の意 味で、海兵が戦闘備えて、甲板に上がって来て準備をするところから 来ています。 中央銀行が、向こう数ヶ月の経済指標の内容を見てから、次の金利政 策を決めるべく、当面政策金利の変更を行わない場合などの判断が難 しい局面で、いわゆる様子見をする場合には、wait-and-seeと言う ことがあります。一語としてではなく、andで結ばれた2つの動詞と して使われる場合もあります。利害が対立する相手の出方を見つつ、 戦略的に待つという場合もありますが、このような場合は、waiting gameと言います。このようなケースでは、緊張、警戒しながら待つこ とも多いでしょうが、「身構えながら待つ」というニュアンスを持っ ているのが、brace oneself for というイディオムです。もともと braceには、支柱や医師が使用する、関節保護器や歯列矯正器という 意味がありますが、ここから自らを「支える」→「身構える」という フィーリングが出てきたのでしょう。これをもう少しカジュアルに表 現したのが、飛行機やロケットに乗る場合の揺れを想定した Fasten your seatbelt. でしょう。 最後に、格言を。「待てば海路の日和あり」、に該当する英語の proverbは複数あるようですが、判りやすいものとして、After the rain comes fair. やIt is a long lane that has no turning. を紹介しておきましょう。後者は、交通標語か何かにあった、「ずっ と待っていれば、車がとぎれる時はきっと来る」(のような感じのも のありましたよね)に似ていて興味深いです。


