2007/10/04
しつこく王羲之
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃簡┃単┃お┃も┃し┃ろ┃書┃の┃歴┃史┃ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ (不定期) 双雲です。 秋です。凉しいです。素晴らしいです。 ようやく「心にひびく論語」が発売されました。 論語18点を僕が書かせて頂きました。 今は禅語を書いています。今年中には発行予定です(別の出版社) 正直、かなりきっついです(>_<) さて前回まで3回にわたって王羲之(おうぎし)について勝手に書いてきました。 バックナンバー:http://blog.mag2.com/m/log/0000048090/ 今回もしつこく王羲之でいきます(>_<) 彼の技術と人間性と時代について書きましたが、 今回は作品全体に視点を持っていこうと思います。 書の歴史において王羲之ほど、書作品が歴史に残った人物はいません。 みんなが知る「蘭亭序」を代表として、 「集字聖教序」「十七帖」「瞻近・漢時帖(せんきん・かんじじょう)」 「遊目帖(ゆうもくじょう)」「澄清堂帖」「万歳通天進帖」 「喪乱(そうらん)帖」「孔侍中(こうじちゅう)帖」 などなど、 たくさんの作品が歴史に耐え残りました。 直筆が残っていないのが残念ですね(>_<) 車業界で言うとトヨタみたいなもんで、 出す車みんな売れていくみたいない感じでしょうか。 これだけの作品を世に発表して 受け入れられた原因を考えて見ましょう。 第一に王羲之ブランドが確立されたということ。 権力者がこぞって欲しがったということが、 ブランド力を一層強くしたことでしょう。 ブランドが確立されるとファンが増えます。 ファンが作品の存在をあぶりだし、繋ぎ続けます。 そして、第二に、すべての作品のレベルが高いということ。 レベルが高いというのは色んな意味がありますが、 彼は何より研究熱心でした。 過去の書をひたすら集めて技術として吸収しました。 そういう意味でも正統性としてのレベルと、 彼の人間性、思想の深さがクロスして、 ものすごいパワーを発揮していったのでしょう。 第三に彼の生きた時代があります。 ちょうど楷書体まで5書体が全部そろった時代。 彼が研究しまくって書いた作品は、 単なる美しさだけじゃなく、 文字全体の流れの中で最も影響力のある存在になったこと。 主にこの三点が考えられます。 発表する作品が次々と後世まで 影響を与えるということは本当にすごいことですよね(^^) 書を勉強している人にとって、 王羲之の存在は貴重なものだと思います。 技術だけじゃない部分も学びたいものです。 ■双雲メディア情報 ・10月6日(土)日テレ「世界一受けたい授業 スペシャル」 オンエア時間帯:おそらく夜9時過ぎくらい〜 最後の授業 10月6日(土)夜11時〜双雲ホスト番組BSフジ「旬ばなし」 今回のゲスト声優:山寺宏一 ・10月7日(日)BS朝日「しあわせロハス」 モデルSHIHOとの対談 【編集後記】 先日ある番組で坂本龍一さんとSHIHOさんご一緒しました。 嬉しいことに龍一さんは僕の作品「人生」を好きでいてくれて、 声をかけてくれただけでなくメルトモになってくれました。 SHIHOさんや大橋マキさんは偶然僕の作品集「たのしか」 を持っていてくれて、よく見てくれているそうです。 数年前ロシアで書道パフォーマンスをした時に、 現地のスタッフたちが好きなアーティストで 「リュウイチサカモト」と何人も口にしたのが印象的でした。 世界中に彼のファンが今でも増え続けているそうです。 彼と王羲之を重ねてしまいました。 実際に王羲之とタイムマシンで会うことができたら、 どんな雰囲気を持った人なんでしょうね。 あー会ってみたい。 それにしても自分の発表した作品が、 1人でも心に響くというのは本当に幸せなことです。 ▼武田双雲公式サイト http://www.souun.net ▼アメブロ公式「双雲ブログ」 http://ameblo.jp/souun/ ▼いただいた感動の声(最新) http://www.souun.net/kandou-voice.htm ■双雲作品限定発売中 ギャラリーTAGBOAT(各30部限定企画) http://www.tagboat.com/contents/ ■著書 ・作品集「たのしか」(ダイヤモンド社) http://www.souun.net/kandou-voice-tanoshika.htm ・「書」を書く愉しみ(光文社新書) 重版 http://www.fudemojiya.com/futaba-mori/hon-setsumei.htm ・「書愉道」(池田書店) http://www.fudemojiya.com/futaba-mori/syoyudou.htm ◎簡単おもしろ「書」の歴史 のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000048090/ ◎簡単おもしろ「書」の歴史 のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000048090/


