2007/05/23
Flash*Memory 復刊7号
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ペヨトル工房 メイルマガジン http://www.yaso-peyotl.com フラッシュ・メモリー 2007年5月23日 復刊vol.7 今週末より 宮下マキ 写真展 開催…! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ★★★★パラボリカ・ビス展覧会★★★★ 宮下マキ写真展《short hope》 儚く、孤独で、そして見事なまでに美しく―。 小説家・嶽本野ばらの生きざまを 三年という時を超え撮りあげた、「short hope」。 会期■2007年5月25日|金|―6月18日|月| 月〜金:13時〜20時/土・日:12時〜19時(水曜休) 会場■パラボリカ・ビス 入場料■500円 スペシャル・イベント ◆飯沢耕太郎×宮下マキ トークショー 司会/今野裕一 ■6月1日(金)19:00〜 ■定員50名 ■入場料1500円(展覧会入場料込) ★★★トークショー他、展覧会の詳細は下記をご覧下さい★★★ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ◆メルマガ コンテンツ ● 今野裕一(夜想 編集長)コラム ● 今回展覧会《ショート ホープ》ご案内 ● 前回展覧会《カーゲンアイデクセ》ご来場者様コメント ● イベントスタッフ募集 ● 次号メルマガへの投稿募集 ■メイルマガジン*コラム 今野裕一(夜想 編集長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 文字ができることは何だろうか。本ができることは何だろうか。最近そんなことを考えている。 レトリックを使って人を騙すことはできるだろう。そういうことでなく何かを起動させたり、 変化させたりというようなポジティブなことで、できることは何だろうということだ。 田中未知の『寺山修司と生きて』を読みながら、久しぶりに演劇についてではなく、寺山修司の言葉について考えた。 17文字の中に円環と私を閉じこめる短歌から出て、寺山修司が目指したのは、閉じられていない世界、 単独では成立できない世界だったように思う。 本が、円環してきちっと成立している。そのことは本にとって必要なことで美しい。 しかし問題なのは、その世界に溶け込めなくなったり、あるいは溶け込む方法を失ったときどうなるかということだ。 いやそれはもしかしたら自分のことを言っているのかもしれない。 田中未知には『質問』という著作がある。質問だけでできているこの本は、開かれている、というか単独で成立しない。 寺山修司の著作もどこか本の円環世界の一部を破って、世界はこのようにあると言っているような気がする。 雑誌の特集も綺麗な円環をえがいてまとめたいと思っている。その世界観は人の間に、 以前ほどすっと浸透していかないような印象がある。まぁ編集が下手なんだと言われればそれまでなんだけども。 うまく円環が作れないならそのまま破断したところから体感できるところへ出て行けば良いのではないだろうか と思っている。それがパラボリカ・ビスでギャラリ−をはじめた動機の一つだ。 ビスでは直接夜想と関連のないような作家も登場するが、いや実は、大きな編集の手の中ではつながっている。 その手技を楽しんでもらうことも含め、ぜひ、ビスのあれこれも夜想として楽しんでいただきたい。 今回は、宮下マキさんの写真展。嶽本野ばらを3年間に渡って撮影した。 部屋で…というところが宮下さんならではの魅力になっている。 部屋でというコンセプトで写真はたくさん撮られてきたが、宮下さんの部屋で…はちょっと違うところがある。それは……。 ぜひ見ていただきたい。 まとめようとしても世界は僕の手の中から溢れていく。 ならば手の中から溢れていく黄金の砂はそのように見せれば良いではないか。 開き直っているわけではなく、それが魅力を邪魔しない唯一の方法のように思えるからだ。 ■今回展覧会<short hope> 詳細 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 作家名■ 宮下マキ 展覧会名■ short hope [ショート・ホープ] 会期■2007年5月25日|金|―6月18日|月| 月〜金:13時〜20時/土・日:12時〜19時 (水曜休) 会場■パラボリカ・ビス 東京都台東区柳橋2・18・11 TEL 03・5835・1180 2F/galleria yaso mattina [マッティナ] 2F/cafe´ & shop Costad'Eva [コスタディーバ] アクセス■「浅草橋」駅(JR東口・徒歩6分/都営浅草線A6出口・徒歩4分) 江戸通りを浅草方面に進み、吉野家の角を右に曲がる。2本目の小道を左、T字路を右に入る。 入場料■500円 主催■「夜想」+ステュディオ・パラボリカ 協賛■富士フイルムイメージング株式会社 【★★★SPECIAL EVENT in Costad'Eva★★★】 飯沢耕太郎×宮下マキ トークショー 6月1日(金)19:00〜 司会/今野裕一 撮影秘話、苦労話なども交え、「short hope」の見所に迫る。 ■定員50名 ■入場料1500円(展覧会入場料込) ■予約/パラボリカ・ビス TEL 03・5835・1180 http://www.yaso-peyotl.com [お問合せフォーム]より ※詳細はお問合せいただくか、ホームページをご覧下さい。 他にも会期中スペシャルイヴェントを予定しています。 詳細は随時ホームページで更新いたします。 http://www.2minus.com http://www.yaso-peyotl.com ※優先前売チケットを5月25日より会場で販売いたします。電話などのご予約よりお席が優先されます。 ※イヴェント開催中の会場は閉め切りとなり、展示をご覧になれないことがありますので、ご注意下さい。 【★★作品に関して】 ■作品プリントを販売いたします ■エディション:限定ナンバー入/サイン入 ★写真集『short hope』を会場にて先行発売いたします。 B5判カラー100ページ/簡易仏蘭西装/定価2800円+税/発行・赤々舎 ------------- 「short hope」に寄せて/宮下マキ 私はシャッターを押す。その細い手で一心不乱に物語を紡ぐ姿を、苦悩で歪んだ横顔を、 希望など抱かない瞳を、ふっと緩ませた唇を。まるで骨まで残らず写し出すように。何度も何度も。 小説家・嶽本野ばらを撮り続けて三年という月日が流れた。その間ずっと私は虚構の世界にいたような感覚だった。 しかしこの世界こそが彼にとっての現実であり、そこで生きる姿は今にも消えてしまいそうに儚く、孤独で、 そして見事なまでに美しかった。私は長い間カメラ越しに、この被写体の「生きざま」という名の小説を 読んでいたような気がする。彼が在る限り綴られていくこの世で一つしかない小説を。 ★宮下マキ Miyashita Maki 1975年、鹿児島市生まれ。1997年、ガーディアン・ガーデン 第10回写真『ひとつぼ展』グランプリ受賞。 2000年、写真集『部屋と下着』刊行。現在、東京在住。http://www.makimiyashita.com ------------ 野ばらのいる部屋。 あるいは部屋としての野ばら。 部屋はその住人の姿を複製して成長する。 棘だらけで、甘い蜜と血の匂いのするこの部屋は、 まぎれもなく嶽本野ばらのレプリカントだ。 轟音と静寂の狭間でシャッターが切られ、 フィルムに捕らえられたのは「短い希望」。 ●飯沢耕太郎[写真評論家] ■NEON O'CLOCK WORKS《カーゲンアイデクセ》展 ご来場者さまコメント ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ネオン・オクロック・ワークス《カーゲンアイデクセ》展にご来場いただいた皆様、 誠にありがとうございました。 会場にてご協力いただいたアンケートの中から、メッセージの一部をご紹介いたします。 なお、アンケートにて頂戴いたしましたメールアドレスは 夜想/パラボリカ・ビスで 責任をもって管理させていただきます。 ‡ 箱の中の空間は、痛々しくも美しく 感じられた。けれども見続けていると 苦しさを覚える、コルセットとは そんなものなのかな と思った。 (2007.5.18) ‡ ベージュと茶色を基調にした小さい部屋に かすれた筆跡や儚げに張られた糸が きらきらと輝いていました。 暗闇を照らし出している黄色い光は 自分の潔癖さや痛みを包み込んでくれるようで それでも寄ってこない不思議な映像が すこし怖くて、心地よかったです。 (2007.5.15) アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。 メルマガへの個別の投稿も、随時募集いたしております(下記参照)。 ◎展覧会詳細はこちらから http://www.yaso-peyotl.com/archives/2007/05/post_327.html (この展覧会は終了いたしました) ※eventページでは 新しい企画のお知らせだけでなく、 終了したイベントのコメントやアーカイヴも掲載していく予定です。 トークショーやライブの記録も続々準備していますので、どうぞお楽しみに★★ ■イベントスタッフ募集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ パラボリカ・ビスでは、 今回の写真展をお手伝いいただけるボランティアスタッフを募集しています。 フライヤー撒きから展示・受付のアシストなど、出来る範囲で大丈夫です。 パラボリカ・ビスでは、今後も様々な展示を行っていきます。今回に限らず、随時 展覧会とカフェ・ショップの制作・運営ボランティアさんを募集しています。 展覧会に向けてのチラシ撒き、会場設営、会期中のガレリア・ショップ運営など ものづくりを内側から体験してみませんか? アート好きの方はもちろん、アートサポートに興味がある方、 積極的にご参加いただける方を随時募集しております。 ご興味をもたれた方は、 夜想&パラボリカ・ビスHP http://www.yaso-peyotl.com のお問合せフォームよりメールいただくか、 ステュディオ・パラボリカまでメール info@2minus.com をお送りください。 お待ちしております。 ■メイルマガジンへの投稿募集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「フラッシュメモリー」では、読者・観客の方々からの投稿を募集しています。 小社の新旧の書籍そして夜想主催のイベントへの、ご意見ご感想をお寄せください。 字数は300字程度を目安といたしますが、増減は問題ございません。 宛先は sachi@ka6.koalanet.ne.jp まで、件名を「メイルマガジン投稿」とし、 ご氏名、年齢、電話番号、住所、メールアドレスを明記の上ご応募お願いいたします。 (もちろんご希望の際は匿名での掲載も可能です) ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ このメールマガジンは2003年ペヨトル工房の「解散通信」を引き継いで「フラッシュ・メモリー」となり、 中断していたメルマガを新規に配信しているものです。また、小社のウェブサイトからペヨトル工房、 ステュディオ・パラボリカの商品をお買い上げいただいた方も自動的に登録を させていただいております。今後も何卒ご支援を宜しくお願い申しあげます。 ◎「解散通信」のバックナンバーはこちらから http://www.tctv.ne.jp/sparabo/edt_mv.html ◎「夜想日記」のバックナンバーはこちらから http://www.2minus.com/edt_av.html ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 発行 株式会社 ペヨトル工房 http://www.tctv.ne.jp/sparabo/peyotl.html ◎ペヨトル工房「解散」通信のバックナンバー ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000046406/


