酔茶伝
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本日主題:
★ー応憐屐歯印蒼苔とはー★
★ー応憐屐歯印蒼苔とはー★
★ー応憐屐歯印蒼苔とはー★
龍仙宝馬 執筆
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宋詩鑑賞:
題目: 遊園不値 宋 葉 紹翁
宋詩:
応憐屐歯印蒼苔
小扣柴扉久不開
春色満園関不住
一枝紅杏出牆来
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単語:
◆不値ーーーーーーーーー>友人を訪問したのに逢わなかったことを指す。
◆屐歯ーーーーーーーーー>下駄の底には歯形の歯を作ってあった。滑りを防ぐために
◆蒼苔ーーーーーーーーー>芝の苔
◆小扣ーーーーーーーーー>軽くで戸を叩く。
◆出牆ーーーーーーーーー>垣を乗り越えるのことを指す。
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和訳:
ある花園の主を訪問する時に主が留守でしたので、
わしは、園の外でずっと立っていた。佇む時間が長すぎたために
下駄の歯は園の玄関の外での蒼苔に足痕の痕跡さえ作ってしまったのだ
これほど綺麗な蒼苔の芝に足跡を作ったことになんとなく惜しい気持ちがした。
わしは、軽く園の玄関のドアを叩いて見たが、長い時間が過ぎても、誰も
返事がしてくれなかった。やむをえず、園の外から園内を覗いたが
園内の中を何も見えなかった。それにしても、さぞ、春季節の気配がもはや
すでに花園の中に充満しているのであった筈なのであった。
なにしろ、一本の綺麗な紅杏の枝がすでに園の垣の外までに
生え伸びて来たのだ
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龍仙宝馬の短評:
本詩は、宋の時代の詩人だった葉紹翁(生年不詳、約西暦1224年の時代の人)が
作った詩であった。彼は、宋の永嘉学派の名人葉適の教え子であった。七言絶句の詩が
上手でした。主な詩の作品は、田園風景を描写したものだったのだ。
本詩は葉氏が田園風景を描く代表作であった。特に第3句〜第4句の詩句は、
後世に残された名詩句であった。この詩の第1句には、まず、花園の外での青い苔について
言及した。これは、この花園について、玄関の外には青い苔がさえ生えていたことを触れ、
いわゆるこの花園には、訪客の少なさを仄めかしたに違いないのだ。
第2句には、軽くドアを叩いたが、長い時間がたっても、誰も返事がしてくれなかった
というのは、この花園の寂しさを目立たせた対比の効果があった。しかし、これほど
静寂していた花園には、なぜか、一本の紅杏の枝が園の垣の外までに生え伸びて
きたこと、これは、訪問客であった葉氏にとって、どれほどの嬉しいさを齎したのか
というと、彼はこの紅杏の枝の姿を見て、思い出したのは、さぞ、花園には、もはや
春季節の気配が充満していたことに違いないと楽しく推測したのだ。
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題目: 夜書所見 宋 葉 紹翁
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宋詩鑑賞:
題目: 夜書所見 宋 葉 紹翁
宋詩:
蕭蕭梧葉送寒声
江上秋風動客情
知有児童挑促織
夜深籬落一灯明
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単語:
◆夜書ーーーーーーー>夜に見たこと及び感じたことを書く。
◆蕭蕭ーーーーーーー>蕭蕭というのは擬声語です。風は樹の木の枝を吹く時に
出た音の例え。
◆梧葉ーーーーーーー>梧桐樹の葉
◆寒声ーーーーーーー>寒さの信息を伝える声。籬籬
◆挑促織ーーーーーー>挑というのは、遊び、弄びのことを指す。
促織は、蟋蟀のことを指す。
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和訳:
秋の風は、梧桐樹の葉を吹き動かしたので、枝の葉は、しゅうしゅうと
いう音がして、秋の寒さを知らせるような信息が人々に襲ってきたことを気がした。
河の上に秋の風も吹き始まったので、旅をしている船客にとって、
帰郷したくなるの思いをさせられたのではないかと思った。
夜はすでに深いところまでに来ていたが、どこかで、子供達が蟋蟀を
弄んでいることがあり、彼らの手に取っていた提灯の明かりは、まがき垣のまわり
ところを照らしたのだ。
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龍仙宝馬の短評:
これは、大自然の中での一景色を眺めてからの感覚を汲んでから
作った葉氏の詩であった。彼は、秋の夜に見えたことを描いて、旅人の帰郷の
思いを詠えていた。第1句〜第2句には、まず、秋の風のことを書いて、大自然の
季節の移り変わりを浮き彫りにしてから、気温の低下に旅人の気持ちをどれほどの
影響を及ぼしたのかに触れた。それなのに旅の憂いも知らず子供達が、天真爛漫の
気持ちで蟋蟀を弄びに耽っていた。これを知っているこの詩の作者であった葉氏は
当然、その深い夜には、また起きていたに違いないのだ。これこそ、この詩の作者は
秋の夜に不眠のままに帰郷の思いに悩まされていたことを浮き彫りされたことに
なったのだ。この詩の深い味はまさにここにあったのだ。
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◆台湾観光!中国絵画鑑賞の楽しみ◆ 龍仙宝馬 執筆
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第2話:宋代 郭煕の山荘高逸図
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> ◆山荘高逸図◆ 郭煕 宋代
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>
> 本作品は、郭煕の代表的な作品で、作品の作画は、”山水の構図”
>
> に従い、中央に郭煕が創作した山水画法の乱雲皺で主峰を描き、その周囲には、滝と
> 渓流、遠方には寺廟の楼閣を描いている。また作品には、家の中で談笑する人、
> 驢馬に乗って道を急ぐ人と供の下僕、漁をする漁民などの点景画も配されている。
>
> 本作品の季節は、蟹爪描を用いて樹木を描いていることから、季節は冬である。
> 本作品は、幻想的な深山幽谷の情景を見事に描いているが画面から不自然さを
> 感じる。つまり本作品を構成しているいくつの点景画(塔、滝、東屋)は、
> 意図的に書き加えられたもので、指でそれらの点景画を隠して見れば、不自然さは
> ない。本作品は、装飾性の強い作品である。
>
>
> 作者紹介:
>
> 郭煕は(1023〜1085)、北宋時代後期の郭煕は、神宗皇帝(徽宗皇帝の
> 父帝)より翰林院侍詔(官職)を拝命して画院に奉職した宮廷画人である。郭煕は、
> 翰林院では山水画を総括する首席であった。
>
>
> 専門用語紹介:
>
>
> 乱雲皺:(らんうんしゅん)
>
> 山石画法の一つである乱雲皺は、山石の輪郭を色濃く描き、中心をぼかした
> 描写が空に舞い上がる雲に似ていることから、乱雲皺、または雲頭皺とも呼ばれている。
>
> 蟹爪皺:(かいそうびょう)
>
> 蟹爪皺は樹木の代表的な描き方の一つで、冬の寒風に痛めつけられた木木を荒々しく
> 描いたものである。蟹爪皺の呼称は、その外観が蟹の爪に似ていることから名づけられた。
>
>
>
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> ◆中国歴代の名画とは◆
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>
> まず、中国絵画発展の推移と各時代の絵の特色について、紹介していきましょう。
> 中国絵画と文字の根源は誠に深遠であり、また象形文字の始まりは、絵画と分別の
> できないほど密切なものがある。中国の絵がいつから始まったかについては、色々
> 説があり、仮に新石器時代の陶器にみられる紋様を絵と解するならば、中国の絵は
> すでに五千年余りの歴史を有すると言える。
> 中国の絵画は、人物、山水、花鳥及び竹石の四大系統にわけることができる。
> その発展経過を見ると、一番最初に現れたのが人物絵で唐代以前の絵画は人物画を
> 中心としていた。次いで山水画が現れ、そのあと花鳥画が登場し、最後に竹石画が
> 現れたのである。
> 彩陶の上にみられる図案には、人物、鳥、魚などがあり、われわれは、これらの
> 図案を、中国の原始的な絵であると認めざるを得ないが、これらのの図案は、器物
> の装飾を目的とするものであって、後世でいう絵画とは目的が違うことをも指摘
> しなければならないと思う。
>
> 中国歴代の名画といえば、数え切れない数はあるが、その中でいくつ有名な
> 絵画をここに紹介して置きましょう。
>
> あ、東晋時代(A.D317〜501)
> 顧諧之(こかいし)氏が描いた「洛神図」
>
> 同氏の描いた「洛神図」は、台湾の故宮博物院が収蔵している「名画集珍」
> という画冊のうちの一頁にあり、絹張りで出来ている。「洛神」とは、洛水
> (中国陜西省にある川の名です)の女神のことで、伝説によれば、三国時代、
> 曹丕の弟、曹植が甄氏の娘に片思いを寄せていたが、やがてその娘は自分の兄嫁
> となり、皇后となった後に死んだ。曹植はいつまっでもこの美しい兄嫁皇后の
> ことが忘れなかった。ある日、洛水を通過した時、おぼろげながら、この美しい
> 皇后を見たような気がして、霊感が湧き、「洛神賦」という詩をつくった。
> 顧諧之(こかいし)の「洛神図」がこういういきさつがあって、描いたもので
> 、この絵では、洛神が現れたとき、六頭の竜が車をかつぎ、鯨やめくじらが
> 車の軸を成している場面を表している。
>
> い.唐代の絵画
> 韓幹氏が描いた「牧馬図」
>
> 韓幹は幼い時、家が貧しく酒屋の小僧をしていた時に、王維の家に酒代を取りに
> 行き、王維が留守だったので、戯れに地面に人馬を描いていたのを、たまたま帰宅した
> 王維が見て大いに賞賛し、絵画を学ぶよう励ました。
> 台湾の故宮博物院にある「牧馬図」は、絹張りの軸で、淡い色彩を帯びたもの
> である。宋の徽宗皇帝の題字で「韓幹真跡。丁亥御筆」及び御璽があるほか、数多く
> の認め印がある。絵の中に白と黒の馬を各一頭が描いてあり、胡人が白馬にまたがり、
> 馬の輪郭は細かく、馬の性格を雄雄しく温順に、そして馬上の人は、元気はつらつ
> とした所を遺憾なく表現している。
>
> う.五代の絵画(A.D907〜959)
> 徐煕 氏が描いた「玉堂富貴図」
>
> 徐煕は岸辺に咲く野花や、竹石、水鳥、あるいは、池に泳ぐ魚など、多くは
> 野生的な動植物をモチーフとして描いた。すわなち、黄筌一派の花鳥画が色彩を重んじ、
> 非常に華麗な絵を描いたのに対し、徐煕は淡い墨絵で富や栄華を超越した清純な画法を
> 尊んだわけである。
> 台湾の故宮博物院にある「玉堂富貴図」は絹張りの軸で、彼の代表的な遺作である。
> 画面いっぱいに牡丹、玉蘭(はくもくれん)、海棠(ばら科の落葉灌木)及びつつじを
> 描き、最後に岩石と野禽を一匹描いている。このような画面いっぱい、隙間を残さない
> 画法は、明らかに仏教芸術の影響を受けたもので、当時「舗殿法」(装堂花)と呼ばれた
> 画法であとあろうと思われる。徐煕と黄筌は、一人は南唐におり、もう一人は、後蜀に
> いたが、同時代に生きる花鳥画の祖として、後世に残した影響は頗る大きいと言えよう。
如何でしょうか、台湾の故宮博物館にある中国伝統の名画の数々について、
また、次号に続いて紹介しましょう、ぜひ、お楽しみにしてください。
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