「人生の一日」〜日々の哲学エッセイ〜 RSSを登録する

ふとした日常を哲学するエッセイ。自由や存在、幸福や死といったものをちょっとだけ考えるヒントにでもしてくれたら嬉しいです。詩や小説、映画案内なども掲載。

現在休刊中です    
解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2007/05/17

人生の一日・第340号

===========================================================

   人生の一日   〜なにげない日常を哲学するメールマガジン〜
                         第340号              
 ===========================================================

 こんにちは。松川亜人です。

 
 企業の景気が非常にいいのと対照的に、世間では暗いニュースが
駆けめぐっています。

 某公共放送などは、もすかすると報道規制でもかかっているのでは
なかろうかと思うくらいに、「暗い」ニュースを追求することを避けている
かのようです。
 もっとも、某民放のように誇張とやらせで不安を煽るような報道も
困りますけど。
    

==============================

 ●眠れぬ夜の哲学・『子捨て・親殺し』


 ここ数日、親子関係について考えさせられる驚愕的な事件が立て続け
に発生しました。
 
 「赤ちゃんポスト」に、どう考えてもその趣旨にそぐわない3歳児の幼児
の遺棄、しかも報道によれば、運用開始の3時間後の事だったということ
です。待ちかまえていたとしか思えないようなタイミングですが、この男児
は、ちゃんと質問に答えることができるくらいに成長しているそうで、もう
既に連れてきた父親の顔もしっかり覚えているのではないでしょうか。
 
 個人的には、この件は「事件」として扱うべきだと思います。親をちゃんと
特定して、その上で子どもの保護責任を果たせないような状況であるなら
ば、あらためてそれなりの施設への保護依頼をするべきでしょう。
 
 母親を殺害した少年、親殺しなどは、それこそ太古の昔から存在してい
た犯罪行為ですが、この少年の行為は、彼にとっては、どうやら「親殺し」
ではなかったようです。人を殺すのに一番殺しやすかった人間がたまたま
母親であった、という「だけ」のことだという供述が伝えられています。しか
し、それが本当であるとすると、なんとも暗い気持ちになります。せめて、
彼は無意識であっても「親殺し」をしたのだ、と思いたいものです。
 
 現代は「リスク」の時代だと思います。教育の現場でもそうなのですが、
一昔前は、どのような子どもが「危ない」のかはある程度予想がついて
いました。しかし現在は、あらゆる子ども達が不確定な「リスク」を負って
います。一例をあげれば、以前は「いじめっこ」と「いじめられっこ」がはっ
きりしていたのですが、現在はその関係は決して固定化されていません。
 
 問題は、「リスク」は「デインジャー」とは異なり、回避が非常に難しい事
です。
 私たちが抱える漠然とした社会的不安は、社会的に普遍化してしまった
様々な「リスク」を感じているのだと思います。

 


================================

 「人生の一日」第340号、いかがでしたでしょうか。

 今週末は友人の結婚式に出席する予定なのです。
 個人的にでも少しは明るい話題があればと思うのですが、なにせ僕自身には
全くそういった気配がありませんので、困ったものです。
 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■「人生の一日」第340号 2007/5/18

■投稿を募集しています。ご意見、ご感想、日頃の思いなどありましたら、
メールをお願いします。
 E-mail marhta@guitar.ocn.ne.jp

■このメールマガジンは、
   『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )発行部数273部
   『melma!』( http://www.melma.com/ )発行部数56部
   より発行しています。

■登録/解除、及びバックナンバー
    http://www.mag2.co.jp/m/0000041217.htm(まぐまぐ)
   http://www.melma.com/mag/33/m00016033/(melma!) 

 
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
===============================

現在休刊中です
解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る