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2008/07/01

「クラシック炉辺夜話」・ハレルヤ・コーラスと起立

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  クラシック炉辺夜話         2008/07/01(毎月1・15日発行)   
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 ハレルヤ・コーラスと起立

 ヘンデルの話題をもう一つ。誰でも知っているだろう、「♪ハ〜レ、ル、ヤ
!、ハ〜レ、ル、ヤ!」のオラトリオ「メサイア(救世主)」である。古今の
オラトリオの中でもっとも親しまれている名曲。オラトリオとは、宗教的な題
材によった大規模かつ叙事詩的性格を持つ音楽で、独唱、合唱、オーケストラ
によって曲が進行する。しかし、オペラのように舞台装置や演技はない。ヘン
デルの「メサイア」は、バッハの「マタイ受難曲」とともに、キリストの生涯
を扱った最も有名かつ優れた音楽ということのようである。

 ところで、メサイア演奏中、ハレルヤ・コーラスを歌う時、全聴衆がすっと
立ち上がる、はじめての人、事情を知らない者は往々驚かされる。これは歌詞
に対し敬意を払うためであるとある人はいい、ある人はこれは今から220年
も以前に、この曲に非常に感銘を受けたので、聴衆が思わず知らず立ち上がっ
て、自分の歓喜を表現した習慣が今に伝わっているのだなどと、以前はいろい
ろ言われたようである。

 有名な「ハレルヤ・コーラス」の部分は、全体三部構成の第二部の終わりに
登場する。ロンドンでの初演時に、感激した(感極まったと言った方がいいか)
臨席の国王ジョージ2世が、席に座っていられなくて立ち上がったことから、
聴衆もそれにならい、以後全員、この曲のこの部分が来ると起立する習慣が生
まれたというのがことの起こりだといのである。このエピソード、本などでも
良く紹介されているので、このことは今ではすっかり浸透しているらしい。こ
れが「スタンディング・オペーション」の起源だとある本には記述してあった。
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