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金融はネットで大きく影響を受ける領域です。金融機関出身で現在金融機関のWEBサイト構築・戦略立案を行っている著者が、いまさら人には聞けないネットと金融について解りやすく、勝手に解釈してゆきます。

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2009/10/02

かゆいところに手が届くネットと金融の知識 2009/10/02

No.211
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 2009年10月2日発行

 ユニクロの格安ジーンズが話題です。その影でひっそり、ジーンズの「BOBSON
」ブランドのボブソンが製造販売事業を手放すなんてニュースがありました。

 私世代では、よく買っていたジーンズでちょっと残念ですが、アメリカの子供
服ブランド「オシュコシュ ビゴッシュ」へ経営集中するようですね。

 衣料品の低価格スパイラルの中、ブランドを売りにしたビジネスは大変になっ
てきていますね。

 今回は、皆さんもご存知かと思いますが、三井住友BKの元行員の事件について
考えます。「定性面を軽んじてしまった審査のツケ」と言うテーマで考えてみま
す。

 今後もaster-netを宜しくお願い致します。

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<執筆者紹介>

執筆者 星 武志
略歴 元金融機関出身でバブル時には多くの不動産案件を手掛ける。
   その後、コンサルティング会社で経営戦略・財務戦略、マルチメディアの
   インターネット事業の立上げを行う。金融専門雑誌でネットバンキングや
   IT営業をテーマした連載を行っている。
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*ビジネスに役立つやさしい経済学            21/10/02<更新>
〇テーマ「 モラトリアム法案 」
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*月間誌「近代セールス2009.10.1号」に寄稿。
(1)特集「コストコントロールに関する課題解決型営業はこのように決める」
(2)連載「セールストークの説得力を磨く」 

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<本文>【 定性面を軽んじてしまった審査のツケ 】
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 三井住友BKがコシ・トラストと言う不動産会社にだまされ、元行員も逮捕と言
うニュースを覚えていらっしゃいますか?

 ちょっと前の記憶で申し訳ないのですが、確か150億円以上焦げ付きを出して
しまったと思います。

 この元行員は、不動産会社から過剰接待を受け、不正に関与したものとありま
す。でも、三井住友BKと言えば、メガバンクで一流BK。なぜ?と思いませんか?

 こうしたメガバンクの場合、現場に足を運んで会社をチェックしたり、事業
内容を見たり、時にはサンプル商品を預ったり、「本当に事業をしているの?」
と言う「会ってみた感じ、話からの感じ=定性面」をチェックしている比重が低
いのです。

 全くやっていないと言うことではないです。ただ、特にメガバンクに限らずで
すが、今の融資審査って決算Dataをコンピューターに入れれば、融資の可否を判
断してくれます。

 もちろん、大型PJや他のBKも絡むシンジュケートローンなど、何度もMtgを
重ね、現場を見て、商品を見てっとなるのですが、それほどでもない中小企業に
対してなどは、書類審査だけで書類が整っていて、決算がそこそこならば」と言
う感じになってしまいます。

 それは、効率性の重視からです。

 もちろん、実際に企業に出向いても「その時だけ机・イス・電話を用意」なん
てことも実際に著者経験(気になり後から尋ねると、ただの借り物でした)があり
ますが、要はそうした決算Data(定量分析)とともに、実際に行って話てと言う
定性分析の両面でないと、こうした銀行の内容を知っていて、騙そうとする人か
らは、カモにされてしまうと言うことですね。

 昔、住宅ローンでも書類偽造で被害総額は何百億円なんて事件もあったかと思
います。住宅ローンは、ある意味パッケージ化された商品で、「担保評価」「返
済源」と指定された要件だけですので、これも分かっている人からすると簡単だ
ったと言うことでしょう。

 定性面を軽んじてしまった審査のツケがきてしまった事件の象徴だっと思いま
す。今、私は銀行などで研修講師をさせて頂いていますが、私がさせて頂いてい
る銀行は、現場重視であり、基本に立ち返る意識の強い銀行員の皆さんが、熱心
に研修を聞いてくださっています。

 そうした差は、おのずと出てしまうのではないでしょうか?

 皆さんは、どう考えますか?ご意見をお待ちしております。

                    (次回2009年10月16日配信予定)
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